以下はマスターのウェビナーで語られたことで、大阪の方が書かれたもののシェアです。
システマで何をトレーニングするのか、本来の目的の理解につながると思います。


今日のウェビナーのテーマは「戦略的加齢」
若さゆえの強さと未熟さから誤った心身の作り方をすることの問題を取りあげられた。

若いときほど良くも悪くも周囲の影響を受けやすく、
特に消費社会のように人間の欲やエゴ、自己愛など増長するような世の中では、それらに抗うのは容易な事ではない。
その結果、子供や未熟な若者が誤った価値観を持ち、心身に負担をかけて年を重ねたときに病気になるのだが、
やはり問題は人間のエゴやプライド、欲やネガティブな感情なのである。
そして私たちが闘うのは、自分の中のエゴやプライドなのだ。😊

特に今回、システマのワークをするうえで大切な事は、
「各々がワークの目的を知ることだ」という話をされた。
目的を知らずに、ただワークをするのは問題で、
分からない時はインストラクターに質問をして、
インストラクターはワークの目的をしっかりと説明しなければいけないということなのである。

ただ与えられたワークを何も分からずにしていると、目的がワークを上手くすることになってしまうからである。

上手くできたことで「出来た」という喜びが報酬となり、
(アルコールやドラッグのように)幸せホルモン?のようなものが一時的に出て、気持ちが良くなり繰り返すことになる。
結果として依存することになり、心身のバランスを壊すことになりかねないという事で、
たぶんシステマとして方向性を誤ることになるのだろう。

システマの練習をしていくうえで大切な事は、日々忍耐強く自分と向き合い、
自分で考えて模索と分析を続けて、
より正しく行動できるようになる事なのだと、あらためて感じた。

私の場合はシステマを始めてもう6年以上になるが、
システマをすればするほど余計なものが落とされて、
年々年を取っていくのに少しずつだが生まれたときの自分に近づいていくような感じがする。
自分がただ自分であることに幸せを感じられるというか・・・・(#^.^#)
若いときには想像できなかった自分が今いることに、ささやかな喜びを感じているのである。😊🙇