この日は仰向けになった自分の身体に垂直に載った相手の手を、腕を使わず身体で払いのける練習から、距離があるところから相手が近づき伸ばしてきた手をホールド(掴む)することなく相手のをストレッチするようにするワークを行った。身体の各パーツごとを理解し一部分を崩して倒す練習。

 

その後、座位から胸を動かし相手の支えをなくすワーク。その後立って片手を相手の手首、片手を後頭部で潜らせてテイクダウンする方法。

 

その後はそれをいろいろなバリエーションで学ぶというものだった。

ヴラディミアが二点を伸ばすテイクダウンの方法を簡潔に説明し、それをデモンストレーションで見せてくれた。

 

ヴラディミアがその後、コンセプトは今言った通りだから、自分も見せることができるけど、人によっては自分とはもっと違った方法でできるからそれを自分で見つけるように言った。自分で自分の方法を見つけて、クリエイティブであれと。

 

いろいろなバリエーションを自分で試すことで、インストラクターの真似ではなく独自のものができるということだった。

 

この試してみるという感覚がとても重要で、100%で相手を倒すという意識でやってしまってはクリエイティブさがなくなる。

そうなるとスピードや緊迫感が上がったときには当然動きにクリエイティブさはなくなる。

 

クリエイティブさを探るアプローチはヴラッドがデモをしているときでも同じように見え、100%でないように見える状態だからこそヴラディミアのクリエイティブで自然な動きが出てくるのだと感じた。