元グリーンベレーのタイラー滞在最終日夜のクラスでは、私はタイラーとペアを組んでトレーニングしていて、ヴラディミアが「特殊部隊の経験をYoshi(私)に伝えたらいい」と言った。

タイラーは「自分は誰にも話さないようにしていたけど、、、」と返答。シェアしたほうがいいとヴラディミア。


でも言葉じゃなくて感覚を伝えるんだとヴラディミアはいい、タイラーと私がどうやってと聞くとやり方を見せてくれました。

 

それは、タイラーと私が対面で向き合いタイラーは片手の手のひらを私の肩に置く、そしてヴラディミアがタイラーの背中をストライク。

「タイラーの感じた痛み(感覚)を手のひらを通して感じるんだ」


手のひらから私には確かに、タイラーの痛みの感覚を感じました。ヴラディミアはそのままこういうことだといいその場を去っていきました。

 

その日の夜のクラスが終わったあと、

前週の洗礼式に参加していたヴァシリエフ夫妻、タイラー、私、トロント在住のインストラクターの5人で本部のオフィスにて新たなゴッドファミリーとなったタイラーのプチウェルカムパーティのようなものを行った。

 

乾杯した後、ヴラディミアは、タイラーを見て今の状態はクリーンで、なかなかクリーンな人を見つけるのは難しいと言った。(注:正教会では洗礼によって原罪やそれまでの罪すべてが潔められる) 更に洗礼は受ける人だけでなく、その場にいる者みんなにも影響を与えると続けた。


そして、私とタイラーに前にそれぞれショットグラスを置いて、オフィスにある様々なスピリッツ類(アルバータ州のウイスキーから始まり、テキーラ、ウォッカまでいろいろ)取り出した。私達は1ショットずつ乾杯して飲み干した後、ヴラディミアが注ぐものを順番に飲んでいった。

 

ヴラディミアが、これもスピリット(精神)だと。それ以上詳しくは説明されなかったがその場にいたみんなは場の雰囲気で納得したと思う。ビールのあとのリッカーなのに二日酔いもなかった。

 

今回はスピリットを学ばせてもらっているんだと感じた。