1943年12月5日、野中少佐率いる752空の陸攻隊は果敢に敵艦を攻撃するが…の巻 | 第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

主に戦史について取り上げてますが戦史には諸説ありますので、明らかな誤記以外はご容赦を!!

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当面の間冒頭にこのお知らせを載せることにしました。

 

 

 

野中五郎少佐は、二・二六事件の首謀者の一人

 

野中四郎陸軍大尉の弟で、海軍に入隊。

 

開戦時は第1航空隊分隊長としてフィリピン空襲に参加。

 

野中少佐が所属する752空は、1943年初頭に

 

一式陸攻への機体換装を経て、以来ずっと陸攻と共に

 

戦場の空を駆け巡りました。

 

 

 

 

 

 

5月12日、敵がアッツ島に上陸したため、

 

752空は幌筵島に進出し連日爆撃を行います。

 

11月、 今度はギルバート諸島に大艦隊が現れ

 

タラワに空爆と艦砲の後上陸してきます。

 

 

 

 

 

 

守備隊は奮闘したが、圧倒的な兵力のもと

 

玉砕の道をたどりました。

 

 

ギルバート諸島を手中に収めた敵の次の目標は

 

マーシャル諸島です。

 

 

 

 

 

 

エンタープライズ、 エセックス、

 

ヨークタウン、レキシントン

 

軽空母カウペンス、ベロー・ウッドを要する

 

第50任務部隊が北から迫ります。

 

400機に近い攻撃隊を発進させ、

 

クェゼリン環礁の各島に向かわせました。

 

 

基地航空隊はルオット、ウォッジェ、マロエラップから

 

索敵機を発進させルオット北北東海上に機動部隊を発見。

 

 

 

 

 

 

12月5日、ルオット駐留の752空を率いる

 

野中少佐の陸攻9機が発進。

 

エニウェトクからも753空の陸攻8機が発進。

 

752空は機動部隊を発見し攻撃に移り、

 

2機損傷するも全機帰還。

 

空母と巡洋艦各1隻撃沈、空母1隻撃破を報告。

 

753空は空母1隻と巡洋艦2隻の撃沈を報告。 2機未帰還。

 

 

実際はレキシントンに魚雷1本を命中させ中破。

 

その他誤射により三艦が軽微な損傷のみです。

 

 

 

レキシントン

 

 

 

連合艦隊はこの戦果報告も真に受け、

 

先のギルバート諸島沖航空戦の誤報空母8隻撃沈

 

と合わせ、敵空母部隊は壊滅との判断をしてしまいます。

 

マーシャル方面の基地航空隊は甚大な被害を受けたにも

 

かかわらず、「敵航空戦力は低下」とした作戦計画を

 

立ててしまいます。

 

戦果誤認は今に始まった訳ではなく、

 

海軍の得意とするとこですね。

 

 

 

第50任務部隊は同海域を離れ、

 

帰路にナウルをも攻撃していきました。

 

 

 

 

 

 

この攻撃に参加したエセックス、ヨークタウン、

 

レキシントンは南太平洋海戦で

 

一時的に空母の稼働がゼロになった後に

 

就役したエセックス級の新鋭空母たちです。

 

 

 

エセックス

 

ヨークタウン

 

 

 

彼らはソロモン方面での戦いで多くを学び、

 

この頃には迎撃システムを完成しつつあります。

 

 

 

ヨークタウンの各種レーダー

 

 

 

これからこのエセックス姉妹に

 

散々苦しめられることになりますよ。

 

 

 

野中少佐は1944年10月、721空飛行長に着任し

 

やがて桜花を抱いて陸攻18機で九州沖航空戦に参加。

 

全機撃墜され、壮烈な戦死をされています。

 

彼のような有能な人材をこのような使い方で

 

失うなんて、海軍もついにヤキが回ったんでしょうね。

 

 

 

 
 

 

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