1945年3月20日、菊水彗星隊・銀河隊の戦果駆逐艦1中破を直掩は空母1撃沈・3撃破と報告!の巻 | 第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

主に戦史について取り上げてますが戦史には諸説ありますので、明らかな誤記以外はご容赦を!!

敵は沖縄戦の前哨戦として、 日本本土の陸海軍の飛行場

 

その他を攻撃すべく、高知沖にまで進出し艦載機による

 

空襲を行いました。

 

 

 

 

 

 

これに対し五航艦が反撃を開始し、

 

18日にはイントレピッド、ヨークタウン、

 

エンタープライズの3空母が小破のみ。

 

 

 

イントレピッド

 

 

 

19日、呉・神戸等が空襲を受け、敵空母が攻撃隊を

 

発進させたのち菊水彗星隊・菊水銀河隊が突入し

 

フランクリンとワスプが大破。

 
 

 

 

 

 

20日、第一・第二国分基地から菊水彗星隊18機、

 

鹿屋から菊水銀河隊2機が再び出撃。

 

敵機動部隊を襲います。

 

 

 

 

 

 

エンタープライズを狙った彗星2機が至近、

 

1機が対空砲火直撃により空中分解。

 

エンタープライズ直援艦の駆逐艦ハルゼー・ポーウェルに

 

特攻機の発動機その他が激突し、火災が発生。

 

 

 

 

 

 

激突の衝撃でエンタープライズを誤射してしまいます。

 

甲板に整列していた艦載機が爆発しだし

 

機銃弾の誘爆が起こり大火災が発生。

 

 

 

 

 

 

しかしダメージコントロールを確立してる

 

エンタープライズでは、1時間後に火災は鎮火。

 

 

 

 

 

 

今回の攻撃には直掩零戦が20機同行しています。

 

未帰還機が2機出ていますが、

 

帰投した搭乗員からは空母1撃沈・3撃破との

 

報告を受けています。

 

 

敵機動部隊の被害はエンタープライズ小破、

 

ハルゼー・ポーウェル中破だけやのに

 

どっから上記の戦果が出てきたんでしょう?

 

 

開戦当初からこのような憶測での報告を

 

うのみにし続けた上層部が、この報告をもとに

 

作戦計画を立てた結果が、失敗続きやったことを

 

少しは疑問に思わんかったのが信じられん。

 

 

特にエンタープライズなんかは9度も撃沈発表されてますよ。

 

 

エンタープライズはヨークタウン級の2番艦ですが、

 

3隻建造された中で1番艦のヨークタウン、

 

3番艦のホーネットはすでに沈めてるので、

 

何度も同じ型の空母が現れること自体

 

おかしいと思わんかったんやろか???

 

 

開戦以来この時点まで、報告では敵空母20隻以上

 

撃沈したことになっています。

 

敵の工業力はハンパやのぉて、この数字以上の空母が

 

(軽空母・護衛空母を含む)建造されてますが、沈めても

 

沈めてもいつも沸いて出てくるのはおかしいと感じた

 

軍幹部はおらんかったんやろか?

 

 

 

※海軍航空隊では、搭乗員に対し不定期的ですが

 

敵艦のシルエットにて艦名把握の研修が行われていました。

 

しかし戦争後半になると、それも省略されたのでしょうか。

 

 

 

当時の米海軍のシルエットイラストを

見つけられなかったので、あくまで参考画像デス

 

 

 

◎ヨークタウン型三隻

 

 

ミッドウェー海戦で沈んだヨークタウン

 

南太平洋海戦で沈んだホーネット

 

ホンマ憎ったらしいエンタープライズ

 

 

 

 

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