ニコルス基地を飛び立った特攻機は、空母を発見できず駆逐艦に突っ込んでしもた!!の巻 | 第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

主に戦史について取り上げてますが戦史には諸説ありますので、明らかな誤記以外はご容赦を!!

1944年10月21日から始まった特攻作戦は、

 

比島全域に広まっていきました。

 


11月1日、マニラ郊外の第一ニコルス基地を

 

第二神風特攻天兵隊・ 至誠隊・神兵隊の

 

九九艦爆6、直掩零戦8が飛び立ちました。

 
 
 

 
 
 

この各隊は豊橋海軍航空隊を母体に、

 

701空として再編された部隊から

 

選抜された特別攻撃隊です。

 

 

701空は陸攻要員の練成部隊で、

 

これまで各作戦に参加せず

 

ひたすら技術向上を目指してきた精鋭部隊です。

 

 

 

 

 

 

 

一方直掩を担当したのは221空で、

 

1944年初頭、 鹿児島県鹿屋市

 

笠之原飛行場で開隊。

 

開隊前から採用されて間もない

 

零戦52型配備が決定され、

 

あ号作戦(※)に参加させずに

 

錬成に励ますほどの熱の入れよう。

 

 

※マリアナ方面に襲来する敵機動部隊

 

撃滅作戦。実際には失敗に終わる

 

 

 

 

 

 

8月、新竹・台南基地に進出。

 

10月15日の台湾沖航空戦に参加後、

 

 

 

 

 

 

ルソン島アンヘレス飛行場に進出。

 

11月1日、第一ニコルス基地を

 

第二神風特攻天兵隊・ 至誠隊・神兵隊の

 

九九艦爆6、直掩零戦8が出撃します。


 

 

 

 

 

レイテ湾には輸送船・護衛艦艇が密集してたようです。

 

 

レイテ湾で哨戒と陸上部隊の支援をしてた

 

駆逐艦クラクストンは、最初の攻撃を受けます。

 

対空砲で特攻機を撃墜しますが

 

至近爆発で舷側に破孔が生じ犠牲者も出ましたが、

 

懸命な応急措置により沈没は免れました。

 

 

 

 

 

 

アムメンは特攻機が突入しましたが、角度が浅かったので

 

激突のショックで海中にバウンドしていきました。

 

 

 

 

 

 

キレンは7機が突入してきたとあります。

 

内4機を撃墜したそうですが、

 

そうとなると出撃機数と数が合いませんねぇ。

 

内1機が突入したのですが、

 

搭載された爆弾は海中に落ちたので、

 

思うほどの被害は受けていません。

 

 

 

 

 

 

アブナー・リードは近くにいた

 

クラクストンの救出に向かいますが

 

2機の九九艦爆が突入してきました。

 

うち1機は被弾しながら突入態勢に入り

 

最初に25番を投下し煙突後方付近に激突。

 

爆弾はボイラー室で爆発し大火災を生じさせ、

 

消火の見込みも立たず約10分後に沈没しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

敵機動部隊に向かわずレイテ湾に方向を変えたのは、

 

敵の所在地を偵察機が捉えきれなかったこと、

 

出撃前に目標は「タクロバン付近の艦船」

 

との指令が出てた模様。

 

 

 

 

 

 

先日葉桜隊が攻撃した第38.4任務群は

 

兵力が半減したとはいえ

 

未だ同海域に留まっていたため、

 

これを攻撃すれば壊滅的

 

被害を与えれたかもしれません。

 

そうなると、他の任務群の担当エリアが拡大し、

 

第38.3任務群などは担当海域より

 

さらに南下せざるを得なくなってくるので、

 

レイテ島北の哨戒が手薄になる可能性があります。

 

そうすればオルモック湾への輸送作戦なども

 

成功率が上がったかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

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