カラスですら、食べる物に苦労しなくなると、遊びを考え出します。
ましてや、人間も言わずもがな……教養が高まり、文化を生み出すのです。
前回、
「大阪だけが、昆布の味を見つけ出し、それによって江戸煩いに、かからなかった」との旨を書きました。
何も昆布でけが、ビタミンB1を含んだ食品ではありません。
魯山人は、
「洋食が流行する前の京・大阪の子供に『どんなご馳走が好きか』と尋ねると『鯛とハモ』と必ず答えたものだ」と書いています。
ハモのお茶漬けは、とても美味しいですが……残念なことに、最近まで、関西でしか食べることが出来ないかったそうです。
それは、東京には、良いハモがないからだそうです。
この「鯛」にも、ビタミンB1が含まれていて、DHAまで含まれています。
また、ハモには、DHAが多く含まれています。
鯛とハモを、ご馳走とし、昆布を食べる関西では、生物としての人間の、知能が高くなります。
DHAは記憶力を高め、また、昆布の中に含まれるアルギン酸は、頭の回転を良くします。
これはつまり、関西で暮らしているだけで、頭の回転が良くなり、記憶力も高まることを意味しています。
この食生活が、かなり昔から関西に根付いていた為、関西から、多くの文化が生まれた原因となったのでは……と、推測しています。
関西から西日本では、今でも同じような食生活が続いています。
しかし、残念なことに、食生活の多くは、西洋文化に押されて、洋食や、ジャンクフードに代わりました。
それでも、お祭りなどのとき、食べる料理などで、細々と伝えられ、残されているのです。
もし、イギリスのように……伝統的なお祭りを、資本主義の為に辞めてしまったとしたら……やはり、イギリスのように、美味しい料理かなくなってしまいます。
そうならないことを願い、今こそ、大阪の食と文化を、再評価したいものです。
なお、このブログは「播磨陰陽師の独り言」の第44話を再編集したものです。
