子供の頃、テレビの特撮番組を見ていました。

 

 「ウルトラQ」とか、「ウルトラセブン」とかですが……大人になってからも、時々、観ています。

 

 有名な「ウルトラマン」に関しては、ほとんど観ません。

 

 観る番組は、上のふたつと、あとはせいぜい「怪奇大作戦」くらいのものです。

 

 なぜ、今でも時々、観ているのか……と申しますと、面白さより、当時の風景や小道具類が、懐かしいからです。

 

 絵を描く関係から、デザインの参考に、それらのテレビ番組の中に出て来る物を観ているのです。

 

 自動車のデザインも、今の物とは、かなり雰囲気が違っています。

 

 ウルトラセブンに出て来るコンピュータなんかは……大きなテープが動いていて、チカチカする電光掲示板のような物に、ランダムに光りが点滅しています。

 

 あの点滅する機械……当時の人々は、誰が見ても、未来的な人工頭脳の表現です。

 

 あの頃は、人工知能てはなくって……人工頭脳なんですよね。

 

 鉄腕アトムなんかほ、人工頭脳に、百万馬力……馬力は馬の力で、何頭分と言う意味ですが……そのような言葉で表現されていました。

 

 アトムの都市デザインは、今とは違い過ぎて、参考にしませんが……さすがに実写の風景は、目を見張るものがあります。

 

 宇宙の他の星から生還した後、休暇でゲタ履いて、歩いていたりするのです。

 

 ロケットに乗る人が、ゲタなんか、履くかなぁ?

 

 ふと、画面を観ながら、笑ってしまいます。

 

 以前は、大きなブラウン管の、ガラスの表面に映った……少し歪んだ映像を、ありがたく観ておりました。

 

 いつの間にか、薄いハイビジョンの液晶ディスプレイで、何の不思議も感じずに、同じ番組を観ています。

 

 実は、昔観ていた映像は、今でも、時々修正されていて、完全に同じ物ではないそうです。

 

 これは、昔、ウルトラマンの光学合成をしていた、中野さんから、直接、聞いたお話でした。

 

 なお、このブログは「播磨陰陽師の独り言」の第93話を再編集したものです。