血糖値スパイクを予防しよう_(1181文字) | 快の健康日記

快の健康日記

「若々しさ」や「美しさ」、「健康」を維持していくための日々の行動や習慣を綴ったブログです。

こんにちは、快の院長戸田です。

 

こちら市川はおおむね曇り空ですが、わずかに青空が見えて陽射しが届いております。

 

湿度が高く非常に蒸し暑くなっていますので、水分補給をこまめにおこないましょう。

 

7月に入りいよいよ本格的に暑くなってきますので、熱中症に要警戒を。

 

引き続き手洗いうがい、換気をお忘れなく!

 

では、よろしくお願いします。

 

 

 

食事で多くの糖質を摂取したことにより、食後の短時間だけ急激に血糖値が上がってしまう状態があります。

 

あたかも尖った釘のように血糖値が上がってしまうことから、「血糖値スパイク」と呼ばれています。

 

 

血糖値スパイクは食後数時間経過すると正常値に戻ってしまうため、通常の健康診断では発見が難しい。

 

自覚症状もないため、そのまま放置されてしまうことが多いのです。

 

しかし、この血糖値スパイクを繰り返してしまうと血管にダメージが及びやすく、動脈硬化や血管の詰まりなどを引き起こす可能性があります。

 

そんな血糖値スパイクにならないためには、食後血糖値を急激に上げない食べ方が重要になってくる。

 

 

 

その対策の一つとして、「セカンドミール効果」を利用するという方法があります。

 

セカンドミール効果とは、最初に摂る食事(ファーストミール)が、次の食事(セカンドミール)の血糖値を調節する作用のこと。

 

つまり、朝食で食べたものが昼食時の血糖値の上昇に影響を与えたり、昼食やおやつに食べたものが夕食の血糖値の上昇に影響を与えるわけです。

 

ファーストミールの食事内容によって血糖値の急上昇を起こさなければ、セカンドミール後の血糖値が安定するので、その都度の食事内容を意識することが大切となります。

 

 

 

そのためには、毎回の食事で「食物繊維」を意識的に摂ること。

 

食事で摂った食物繊維の影響がある程度の時間持続するため、次の食事の血糖値上昇を緩やかにしてくれます。

 

そして、早食いやよく噛まない食べ方は血糖値を無駄に上げてしまうことになるので、この点にも注意が必要。

 

さらに食べる順番も大事…野菜やキノコ、海藻類などから先に食べ、最後にご飯やパンなどの炭水化物を食べるようにしましょう。

 

 

 

糖質の中でも砂糖やブドウ糖のような単糖類は、消化吸収が早く血糖値を上げやすい。

 

これに対し、米や餅などの複合糖質は比較的ゆっくり消化され、腹持ちもよく穏やかに血糖値が上がっていくのが特徴。

 

また、蕎麦やパスタは糖質以外にたんぱく質も適度に含むため、食後血糖値上昇に時間差が出て良い効果を発揮します。

 

 

 

ということで、特に内臓機能が落ちてくる中年以降は玄米や雑穀米、全粒粉パンなど、ビタミンやミネラル、食物繊維の豊富な主食を摂るのが理想的。

 

食事面でいろいろと工夫をして、検査数値に表れにくい血糖値スパイクを予防していきましょう。

 

 

今日も快の健康日記にお越しいただき、ありがとうございます。

 

明日の天気:/   32°/24°   20%