良い眠りの条件とは_(1069文字) | 快の健康日記

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「若々しさ」や「美しさ」、「健康」を維持していくための日々の行動や習慣を綴ったブログです。

こんにちは、快の院長戸田です。

 

こちら市川は曇り空、気温は相変わらず高めとなっております。

 

先週までの晴天続きから一転、今週は曇りや雨が続きそうです。

 

今日も午後からところどころで雨…外出の際は雨具があると安心ですね。

 

引き続き手洗いうがい、換気をお忘れなく!

 

では、よろしくお願いします。

 

 

 

日本人の睡眠時間は、世界的に見ても非常に少ないという調査結果が出ています。

 

睡眠負債という言葉がありますが、これは「意識しない程度に毎日僅かずつ積み重なる睡眠不足」のこと。

 

まさに “ 睡眠の借金 ” となるのです。

 

 


たとえば、1日30分ずつ寝不足が続いたとすると、始めのうちは借入額が少ないのでまだ気楽ですが、放っておくうちに返済できなくなり家計が破綻してしまいます。

 

うつ病や心疾患など重篤な症状が出てしまうこともあり、手遅れになってしまうことも…

 

このような症状が起こるのは、睡眠には日中のストレスを回復させる重要な働きがあるから。

 

 

 

人間が眠りに就くと脳は60分前後で完全に休息モードに入り、骨や筋肉、内臓の修復や成長、免疫システムの強化などの作業を開始します。

 

その後さらに1~2時間経過するとレム睡眠に切り替わり、大脳が活動し始める。

 

このとき、日中に起こったストレスや嫌な記憶が呼び起されて、すべての情報を処理していきます。

 

つまり、一晩寝ると前日の嫌なことが薄れているのは、睡眠が記憶を整理整頓してくれるからなのです。

 

 

ところが、睡眠負債が長期に渡ると、体や脳が受けたダメージを修復できなくなってしまう。

 

処理されなかった疲労やストレスが徐々に蓄積され、体をむしばんで最終的には回復不能な状態になってしまうというわけです。

 

そんな自覚の少ない睡眠負債ですが、改善のためには自身の睡眠の質を客観的に判断する必要がある。

 

 

 

そこで、参考になるのがアメリカのスタンフォード大学が数百の睡眠研究をまとめて導き出したいくつかの項目。

 

専門家の意見が一致した「良質な睡眠」とは…

 

・眠りに落ちるまでの時間が30分以内

・夜中に起きるのは1回まで

・夜中に目が覚めた場合20分以内に再び眠ることができる

・総睡眠時間の85%以上を寝床で過ごしている(昼寝や通勤時間内の居眠りなどの合計が15%を超えない)

 

この4項目をすべて満たすことが「良質な睡眠」の最低条件。

 

一つでも該当しない項目があれば、睡眠負債の可能性があるということです。

 

自分自身の睡眠を今一度確認し、当てはまるなら早急に対策を講じていきましょう。

 

 

今日も快の健康日記にお越しいただき、ありがとうございます。

 

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