黒い羊の夢 -7ページ目

黒い羊の夢

綺麗な嘘と、汚い嘘の境界線。迷子はずっと気付かない。

気まぐれで雨宿りをする君に 振り回されてばかり
寂しいと呟く 視線の先を いつも探ってる

どんなに呼び掛けても どんなに近くに居ようとも
君が求めるものは僕じゃなく 形のない温もりだけ

人形では物足りなさ過ぎる だから僕を選んだのかな
教えてよ
あの頃のように 傷付け合っては無邪気に笑っていたあの頃のように
深く深く突き立ててくれたら…どんなに楽だろう

こんな感情に悩まされるなんて予想外過ぎる
ずるいよ
終止符をおくれよ

そう 深く深く…
傷痕を遺して…


崩れたんだねその中で
そう雨に濡れるように溶けるように
何も手に入れられないまま抜けた床を下降する
そう加速してるみたい全部が逃げていくみたい

下降 下降 下降 過去
下降 下降 下降 囲う
下降 下降 下降 加工
下降 下降 下降 下降、落下。

だらけだらけて脳が溶けた
動きが鈍い思考もとろい
君も横目に笑ったな

殻の破り方がわからない
頑丈にし過ぎ

殻の破り方がわからない
周りが鬼みたい

何もしたくないんです
白目ばかり見てきた
何もしたくないんです
黒目なんて数人くらいだろ
光に熔けて消えてしまえたら楽なのに…なんて甘い 甘い

崩れたんだよあの日
そう無力を散々なまでに知らされて
何も手に入れられないまま抜けた床を下降する
そう僕が全部からひたすら逃げているんだ

皆くるな白目で見るな
だから殻が破れない

下降…


目覚めた時には世界が壊れた後だったらいいな
なんてくだらない妄想を嘔吐しながら
虫の息 虫の息

 

君には関係ないでしょう
君の事ではないから
それでも君が
大切に想ってくれるなら
それでいいよ

君には関係ないでしょう
君はずっと遠いから
それでも君が
たくさん愛してくれるなら
それでいいよ

ねえ いいよ

たくさん流してよ
たくさん頂戴
君は綺麗

泣いた分だけ幸せになって
叫んだ分だけ強くなって

君の色を見せて
これからもずっとさ
それぞれに咲かせる色
たくさんの君を見せて


欲張り過ぎたんだきっと
でも
後悔はないよ

幸せに決まりはない
だからかな
とても幸せだったよ


君には関係ないでしょう
君の事ではないから
それでも君が
大切に想ってくれるなら
それでいいよ

君には関係ないでしょう
君はずっと遠いから
それでも君が
たくさん愛してくれるなら
それでいいよ

ねえ いいよ


月が走ってる
私を乗せたこの電車から見える景色は
光の群れが綺麗

こんな夜に
ふたりきり
みんな居なくなった
だからふたりきり

月が熔けてる
私を乗せたコンクリートが鼓動を刻む
夜と朝が交わるこの瞬間

電車は止めた
ふたりきり
みんなぐっすりお休みよ
邪魔者はいない

凶器は狂気
愛は哀よ
心の翼は世界に拡がり
みんなぐっすりお休みよ


月が赤い
暗い部屋に微かな光
我に返ると心臓がいたい
私の心は真っ赤
ずっとずっと真っ赤に垂れてとめどなく溢れていく
ああ 止まらない
夜な夜なあなたが飲みに来ても変わらない


こんな夜に
ふたりきり
みんな居なくなった
だからふたりきり
この部屋はあまりにも暗い
窓から覗く月が眩しい
見ないで
窓から覗く月が眩しい
見ないで
窓から覗く月が眩しい
見ないで…



 

青白い光が天井を淡く染める
ああ晴れか
心地いい静寂を無視して好きな音楽を聴く
ああ雨か

手を伸ばして揺らして
手を伸ばして揺らして
手を倒して叩き付けて
鋭いものはありませんか
大切なものも纏めて見ないようにして眠れる訳ないだろう
ないだろう
無いんだよ