黒い羊の夢

黒い羊の夢

綺麗な嘘と、汚い嘘の境界線。迷子はずっと気付かない。

11.01.08 更新.


ご無沙汰しています。

降りてきたままに、言葉を紡いで生きます。


此処は趣味の領域。様々な言葉とその世界が散りばめられています。

感覚で読んで下さい。



『誰かが見ていなくても、みていても、変わらず、表現していきたい。』



此処に、『世界』と『存在』の証明を。
“頭の中に広がる『世界』 それを表現してこそ、私が確立される。”

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双眸の先に 見えない君がいる
綴じて また 嘘をうたう
らら...

明日はこない 細い身体はもうないの
真っ白になれ 嘘をうたう
らら らら ららら...

ひとつふたつ弾けて空の彼方
ゆらゆら立ち尽くす僕
伸びる影は何色
この世界は何色ですか
ひとつふたつ投げて闇の彼方
ゆらゆら霞んでいく僕

ほら ねえ ばいばい。


 
歌なんか知らない
僕はそれを持たない

歌なんか知らない
苦しいだけだ

歌なんか知らない
羨ましくもない

歌なんか知らない
あの子はもう還らない
横を通り過ぎた女の子が空気を切って
顔をしかめた僕を嘲笑うように風が吹き付けて
ああいっそ飛ばされよう
力を抜くのに イチミリも浮きやしないなんて

かっこいいシャウトに聞き惚れていたら躓いた
瞬間に雑踏に襲われて悪寒
ああいっそ殺されよう
目を閉じたのに 息を殺せず 誰にも気付かれないままで

涙を舐めようとしても
出ないものなんか知らないよ

食塩でも舐めようか
麻痺して悶えるくらいに

夕焼けに溶けたいよ
ひとつにはなれないじゃないか

焼却炉を見詰めよう
ああそれじゃあ 女の子に蹴飛ばされてしまうよ

立ち止まって空を仰ぐ
落ちてきそう なんて言葉が聞こえた気がして

両手広げたら 笑い声

あの子が待っていた



黒に溶けて見えなかった光が 優しく輝きだして
私に微笑むから 戸惑い 気持ち隠すように 視線そらした

きっと これはたぶん あたたかい心
見失ってた 大切な心
こんな私でも 小さな幸せを 願ってもいいの?

空っぽだった胸の奥に明かりが灯る
逃げてばかりいた だからこそ今度は 大切にしたいのに
素直になれず 首を振って ごまかそうとした卑怯な私を
君は笑って 抱きしめてくれますか
赦してくれますか

差し延べられたその手を 掴みたい
それなのに まだ 勇気が出ない
余計な考えが邪魔をして

頼りきるのではなく 支え合う関係でいたい
答えはすぐ其処にあるのに 届くのに
こわくて 立ち止まる

空っぽだった胸の奥に明かりが灯る
逃げてばかりいた だからこそ今度は 大切にしたいのに
誰かに決めてもらう心なら 棄ててしまえ
臆病なまま背を向けて壊してしまうより
前を向いて さあ…


壁を造り 閉じ篭り 隅にうずくまって
泥のような心で 誰かを 見下してきた
裏切りを糧に 誰かを憎んで 自分を追い詰めたけれど
壊しきれなかった 完全に嫌いにはなれなかったんだ



空っぽだった胸の奥に明かりが灯る
逃げてばかりいた だからこそ今度は 大切にしたいのに
素直になれず 首を振って ごまかそうとした卑怯な私を
君は笑って 抱きしめてくれますか
赦してくれますか

今 歩きだそう
傷みを抱きながら 醜くても このまま

いつか 笑えるように
いつか 愛せるように



 
横目で見た 君の横顔
天使になればいいのに 呟けば
視界から消えた 華奢な体
遠くで か細い声

美しい鎮魂歌が流れて
流石に横目で見れなかった

君はその脚で宙を蹴り 永遠の天使になった
罵声が突き刺さる瞬間も 美しい君を眺めながら笑った

「ほら、君は自由だよ」

悲しみと喜びが混ざる
ヒトゴロシと誰かが叫ぶ

美しい君よ
女神のような笑顔で 優しく首を絞めて
美しい指で 僕を堕として