黒い羊の夢 -18ページ目

黒い羊の夢

綺麗な嘘と、汚い嘘の境界線。迷子はずっと気付かない。

 




音楽デ耳塞ぎ
部屋を暗くして 視力劣化
僕は低レベル
もうすぐ地獄逝き

静寂が鼓膜を破るんだ
突き刺すんだ

誰も居ない部屋の片隅で
泣いているのは長方形
壊そうと思ったのに
恐くて何も出来ずに放置した
カーテンから月が見てる
僕を嘲笑うのですね



身を投げなさいと君の口が笑った
僕は嗤って君を優しく押してあげた

本当は違う事を口走っていた気がするけれど
僕の縄は揺るがない

触れる前に振れて雨が降った
わかっていたんだ
しっていたんだ
僕は後ろ手に鍵を掛けて
君を監禁していたんだってね

もがくのは自由さ
だけど拒絶は駄目だろう?
ママに教わらなかったのかな?パパは何も言わなかったのかなあ?
言うことを聞きなさい
嘔吐しなさい
それを舐めなさい

廃棄が沢山出ちゃったねと君はつぶやいた
僕は嗤って頭を鷲掴み

本当は違う事を口走っていた気がするけれど
僕の縄は揺るがない


僕のココロは逆さ吊り


触れる前に振れて雨が降った
わかっていたんだ
しっていたんだ
僕は後ろ手に鍵を掛けて
君を監禁していたんだってね

もがくのは自由さ
だけど拒絶は駄目だろう?
ママに教わらなかったのかな?パパは何も言わなかったのかなあ?
言うことを聞きなさい
嘔吐しなさい
それを舐めなさい

泣きなさい
非難しなさい
叩き割りなさい


何なら僕を×しちゃってもいいからね



 

裸足のまま 手を繋いで
流れる時を見ていた
寒いのも気にせず 見ていた

夜が眠り朝が目覚めるまで
君は私を見ているだろうか
朝が眠り夜が目覚めるまで
私は君の心にいたいと願う

裸足のまま 踏み締めて
去った時を悔やんでいた
涙に構わず ただ悔やんでいた


今 この温もりが
この心が消えてしまったら

不安に泣く私の心を抱いて
ただ優しく傍にいてくれた

何も言えず ただ泣く私を
叱る事もなく 受け止めてくれたのは君だけだった


夜が眠り朝が目覚めるまで
君は私を見ているだろうか
朝が眠り夜が目覚めるまで
私は君の心にいたいと願う

ずっと隣にいたいと願う
そんな 何でもない日


 
君は倒れた 緑の中
両腕広げ 願った

何を願ったのかい

風が君の香をほどくように
柔らかに流れていく
君を奪ったあの人を
怨む気にもなれなくて

君の優しい面影が 毎晩僕に逢いに来る
僕に逢いに来る

君を奪ったあの人を
怨む気にもなれなくて
それでも君が哀しそうに笑むものだから
僕はひたすら泣いたんだ

僕は倒れた 緑の海
ぼんやりして 祈った

何を祈った

幸せを妬む心が君を奪った
それは確かなのに
幸せを呪う火が君を奪った
それは確かなのに
あの人を怨む事ができなくて


さあ  、帰 て、 いで。


抜け殻とはこの事ですか
何も味がしません
抜け殻とはこの事ですか
荒んでいきます


一つ嘘をつきました
一つ嘘をつきました


目の前であの人が寝ている
赤い海
目の前であの人が寝ている
とても幸せそうだった


とても哀しそうに手を伸ばすから
僕は戻って
頭を抱えて海にまみれたんだ


いたくありません
いたくありません
あの人の呼吸が細い
いたくありません
いたくありません
あの人の身体が細い


君を奪ったあの人を
怨む気にもなれなくて
それでも君が哀しそうに笑むものだから
僕はひたすら泣いたんだ

君を奪った君を
怨む事なんて

僕を奪ってしまえば
こんなにも
たやすいことだった

泣いてさよならなんて
必死に手を握り
君を抱きしめると
腹部が熱くなる


君が力無く笑った
手には壊れた三日月
僕も力無く笑った
やっぱり一緒になれたね





 
 


彼には子供が居たそうだ
自我のある歳だそうだ
彼が旅立つ夜に彼女は言った
「ころしては、だめよパパ。」

彼には妻が居たそうだ
誰も見た者は居ないのだが
彼が旅立つ夜に彼女は現れた
とても正気とは思えなかった


燃やせ燃やせ
あの子のスカートが焦げる
燃やせ燃やせ
魂が腐っていく
彼は死すべきである
真っ赤な熱い海で彼は泣いた

燃やせ燃やせ
要らぬゴミは総て廃除せよ
燃やせ燃やせ
ヒトが腐っていく
彼は多くに手を掛けた
少女を裏切り呪いを受ける


「おねがい。です。パパに罰を与えてください。パパに罰を与えてください。パパに罰を与えてください。パパに罰を与えてください。」

彼女の瞳に紫の影が踊る