サプリメントでデトックス(排毒)「ナイアシンフラッシュ」? | 働くママ(SOHO編)

サプリメントでデトックス(排毒)「ナイアシンフラッシュ」?

先日の勉強会で無料体験したデトックスサプリは、
ナイアシンの多量摂取による「ホットフラッシュ」でした。
「ナイアシンフラッシュ」や「ヒスタミン紅潮」とも呼ばれるらしく、
服用後、数人が上半身の肌の紅潮や、
手にかゆみなどを生じさせ、2時間後には収まりました。


▼「ナイアシンって、何?」という方へ。
ナイアシンは、ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で、
ビタミンB3 ともいう。
水溶性、糖質・脂質・タンパク質の代謝に不可欠。
循環系、消化系、神経系の働きを促進するなどの働きがある。
欠乏すると皮膚炎、口内炎、神経炎や下痢などの症状を生じる。
エネルギー代謝中の酸化還元酵素の補酵素として重要。

ナイアシン - Wikipedia より


ナイアシンのなかでも、
ニコチン酸が「ホットフラッシュ」を生じさせます。
その「ホットフラッシュ」の仕組みを知りたいと思いました。
何も知らなければ、
「毒素が出ているから、紅潮するのかな。。」と思いがちでしょ?
私は、その反応で本当に毒が排出される理屈や
実証データを探しています。
それは、、あるのかな?



ナイアシンは、ヒスタミンを体内のその貯蔵細胞から放出させ、それが血液にどさっと入るが、その半減期は90分である。ナイアシン紅潮は、実はヒスタミン紅潮である。プロスタグランジンもある役割をはたす。毎日摂るナイアシンは、体内のヒスタミンを次第に低下させていき、貯蔵所には紅潮を起こすほどはなくなってしまう。ヒスタミンは、アレルギー反応の間は放出され、毒性反応を起こす可能性があるので、ナイアシンを用いることは、これらのアレルギー反応の強度を低下させることになる。
急増する環境病その7~ナイアシン効果を文献から引用 : *ナオルヨBlog*環境の21世紀を実現するために今できること~ より

ヒスタミンは動物の組織内に広く存在する化学物質。普通は不活性状態にあるが,けがや薬により活性型となり,血管拡張を起こし(発赤),不随意筋を収縮する。またかゆみや痛みの原因となるともいわれる。過剰に活性化されるとアレルギー症状の原因となる。
ヒスタミン とは - コトバンク より


ナイアシン自体、欠乏気味の方には良い効果をもたらすようです。
けれども、デトックス(排毒)という別の目的で、
「ホットフラッシュ」を引き起こすナイアシン(ニコチン酸)を
海外から購入される方が結構多いみたいですね。
美容や体質改善、統合失調症や化学物質過敏症の方など。


日本の規定量は、成人男性:17mg/日、成人女性:13mg/日。
けれども、「ホットフラッシュ」は100mgぐらいの服用で起こります。
海外では、500mmg粒が販売されているみたいね。
つまり、日本の規定量を大きく超えて服用します。


この過剰摂取状態を
継続することには問題がありそう。

ただ、腎臓や肝臓に負担をかけるものだそうですから、
関連サプリを常用する方はいないはず。
でも、調べてみると、やっぱり体調を崩した方がいるようです。
サプリは薬事法上の制限が少ないようで、
そのリスクよりも、効能を強調されがち。
今回、「ナイアシン」を調べる過程でよくよく感じたことです。
ナイアシンアミドで肝機能障害になりました。なぜですか - Yahoo!知恵袋



大量投与による消化器系(消化不良、ひどい下痢、便秘)や肝臓に障害(肝機能低下、劇症肝炎)を与えた例が報告されているようです。
慢性摂取によるデータではないとあるので、
一時的な摂取にもリスクがあるということか。。
ナイアシンアミド 摂取量について。 - Yahoo!知恵袋




「ナイアシンフラッシュ」によって
体質改善される方のほうが多いのかもしれませんから、
ここまでにしておきますね。
興味はあるのです。
ただし、肝心の「効果」に関する情報が少ないのが問題です。


最後に注意事項だけ。

注意1:ビタミンB3(ナイアシン)摂取を
 避けなければならない条件(服用禁止)
*高血圧のため薬剤投与を受けている人は、
 血圧の急激な低下をまねくかもしれない。
*活動性潰瘍疾患の人は、ナイアシンの酸による
 体調悪化があるかもしれない。
*痛風の人は、尿酸値を高めるため、発作を起こすかも知れない。
*糖尿病の人は、血糖値を高めるので、
 インスリンを増す必要があるかもしれない。
*活動性肝臓疾患の人は、服用を避けたい。

急増する環境病その10~ビタミン・ミネラル欠乏と環境病 : *ナオルヨBlog*環境の21世紀を実現するために今できること~ より


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ところで、ニコチン酸、及びニコチン酸アミドなどのナイアシンは、
ハムやソーセージなどの食肉の発色助剤として使用される食品添加物。
ニコチン酸に関しては、
1982年に食肉や魚介類への使用が禁止されています。
これは「ナイアシンフラッシュ」を引き起こした人が
続出したことが原因のようです。
現在、その現象自体は問題がないとされているようですね。
危険な外食 | 現代禁書目録


けれども、何かを食した際の予期せぬ症状としては、
かなり、恐ろしい。。。
私も、最初のデトックスサプリを服用した際、
「やばい! じんましんが出たか!」と大変焦りましたっけ。。
過去に何度か、頭皮から顔にじんましんを出し、
でこぼこで輪郭が変形するほどの変身をした経験があります。
1週間ぐらい消えないので、とてもやっかい。。
だから、今でもレスタミンを持ち歩いて気配を感じたらすぐ服用~



ところで、デトックス(排毒)。
その毒素が排泄される出口は、ど~こだ?
これ、次の記事に書きますね。