こんにちは!
梅雨前線の襲来にそなえて引きこもりたいすばるです。
今回は思い出話の続き、競技に目を向け始めてから今に至るまでのお話です。もう少しだけお付き合いくださいませ。
◆メタデッキとの出会い◆
『タルキール覇王譚』が発売されてからしばらく経った頃、ある衝動が湧いてきます。
「もっと勝ちたい…。」
当時はアブザン全盛期。アグロ、ミッドレンジ、コントロール、あらゆる型のアブザンが、《包囲サイ/Siege Rhino》で盤面を蹂躙していた時代です。
4マナ4/5、強い。トランプル、強い。ドレイン、強い。
「安定して勝てるデッキを組んでみたい。」
そんな衝動に駆られた私は、一気にパーツを買い集め、アブザンアグロを組み上げました。
その結果、
繰り返される惨敗。
デッキの力だけでは決して勝てないと教えてくれた出来事でした…。
プレイの基礎がまったくできていないと痛感。
かかった金額に涙を流しつつ、ひとつに凝り固まらず様々なデッキにチャレンジ、練習量も増やしていきます。
『タルキール龍紀伝』が発売されてからは青黒ドラゴンコントロールを。『マジックオリジン』が出てからは白緑エンチャントレスを。
そして、『戦乱のゼンディカー』が発売され、再びアブザンに舞い戻ったのでした。
当時の使用デッキ
プロツアー『タルキール龍紀伝』の八十岡翔太選手は本当に格好良かったですね。
後に派生形のエスパードラゴンも現れましたが、環境終了まで青黒を使い続けました。このデッキを使っていた時の勝率は高めだったのでアブザンでの惨敗で傷ついた心が癒されました。使いやすいデッキだったのでとても好き。
気持ちよさトップクラス。
『マジック・オリジン』から『戦乱のゼンディカー』までの短い夢。
《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》から舞い上がる天使たちは圧巻。
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》が使われている環境では辛い時も多かったですが、使っていて楽しいデッキでした。
◆増えた勝利、ひとつ上の舞台◆
『戦乱のゼンディカー』からは圧倒的な多色環境に。フェッチランドとバトルランドにより、安定した色供給がされるようになったのです。ダークジェスカイ、マルドゥグリーン、アブザンブルー、4Cラリー、実に色鮮やかです。
そんな中、私は純正3色のアブザンアグロをプレイしていました。
この辺りから、ひとつのデッキに集中して練習することがまた増えましたね。
周りの人に話を聞いたり、たくさん大会に出たりして練習を続けた結果、なんと、『The Last Sun 2015』の権利を獲得しました!
『The Last Sun 2015』の戦績は
総合8-6(スタンダード5-2、レガシー3-4)
で、43位でした。
レガシーはちょうどドレッジパーツを集めていて、《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》以外があったので、なかちかさん(中島 主税さん。今は大阪店の店長です)からそれだけ借りて参加。その節はお世話になりました。
予選を抜けた人や実績がある人だけが参加できる大会で、スタンダードの勝ち越しができた、というのは大きな自信に繋がりました。
この時の喜びは今でもマジックをプレイするモチベーションのひとつになっています。
当時の使用デッキ
アナフェンザ→ギデオン→ロックは実質コンボ。
序盤~中盤の安定感とパワーの高さが圧倒的なデッキ。
最初フロンティアをプレイした時、真っ先にアブザンアグロを選択したくらいには思い入れのあるデッキ。
戦闘の仕方はこのデッキで学びました。
当時のデッキリストも残っていますね。