最近、ときどき思い返すことがある。
「あの頃の私は、どれだけ無理をしていたんだろう」って。
適応障害だった時期、
仕事中に頭がずきずきしたり、
声が出にくくなったりしても、
「弱いだけだよね」
「いつものことだし」
そんなふうに、自分を責める方向にしか考えられなかった。
でも本当は、
あれは身体がそっと出してくれていたサインだったんだよね。
「もう少し休ませて」
「ちょっと苦しいよ」
真面目に頑張る人ほど、
こういうサインに気づきにくい。
周りに合わせようとしたり、
期待に応えようとしたりして、
自分の変化を“後回し”にしてしまう。
もれなく自分もそうだった。
そしてその癖はなかなか抜けないんだよね。
いま振り返ると、あの頭痛も、
声が出なかった日も、
弱さなんかじゃなくて、
身体が一生懸命守ろうとしてくれていた
証拠だったんだと思う。
だから最近は、
ほんの小さな変化でも拾うようにしている。
・呼吸が浅い気がする
・肩がいつもより重い
・言葉が出にくい
・なんとなく集中できない
・理由のない疲れがある
医学的な判断は専門家に任せる必要があるけれど、
こうした変化が続くときは、
「また弱ってる…」じゃなくて、
「あ、身体が教えてくれてるんだ」
と受け取るようにしている。
あの頃の私に声をかけられるなら、こう言いたい。
「あなたは弱かったんじゃなくて、
ただ、ずっと頑張りすぎていただけだよ。」
そして今の私にも、そっと伝えたい。
小さなサインに気づくことは、甘えじゃない。
自分を大切にするための、やさしい習慣。
今日の身体は、
どんな声を出しているだろう。
その声に、少しだけ耳を澄ませてあげられますように。


