背中の私・・・。2
幽体離脱を遊びにしてしまった
若かった私は、
その行為が
命とりになることとは知らず
何も知らず
ただ・・・・
ただ夢中になっていました・・・・・。
その夜も
ふわりとする感覚を楽しむと
静かに
静かに
天井を見つめ
しだいに眠りにつくのでした。
幾分たったでしょう・・・・・。
真夜中でしたが
うすらぼんやり
天井が見えます。
その途端
体が固まって動きません。
金縛り!
そう思った瞬間!
背中と首の間くらいを
ぽーーーーーーん!!!!
と誰かに押されたのです。
仰向けで寝ていた私は、
上半身だけを起こした格好になっていました。
私は・・・・・・・
私を背中から押した相手を見てはいけなかった・・・・・・。
上半身だけ起こしていたはずの
私が
そこに
いたのですから・・・・。
そう。
私は
誰かの手によって
上半身だけが
元の私から抜け出してしまったのです。
寝ている私の顔は今でも忘れません。
でも、途端
急に不安と恐ろしさにかられるのです。
なぜなら
外は暗闇に包まれているのに
なぜか天井が白やんできたのです。
私は漠然とした恐怖にかられ、
必死で元の私に戻ろうと
上に引っ張られる感覚に抵抗し
仰向けとなりました。
心の中で
戻りたい
戻りたい
そう
何度も何度も念じました。
私は
神も仏も信じてはいませんでしたが
その時だけは
すがる気持ちで
必死に
念じました。
目の前が
ぱあああっと
全体白くなると
私は私に戻っていました。
冬だというのに汗だくになっていました。
私は、
朝方にもかかわらず
母をたたきおこし
ことの始終を伝えました。
母は静かに聞いてくれました。
母が言うには
人の体に乗り移ろうとするとき
首と背中の間から幽体は入りこんでくるそうです。
私の体は
入りこみやすい体質を作っていたので
その人は
それを狙っていたんじゃないかと・・・・・・。
もうそれから
二度と・・・・
そう二度と・・・・
その遊びはしなくなりました・・・・・。
皆さんも
遊び半分では幽体離脱はしないほうがいいでしょう・・・・・。
幽体離脱したことある人は
