赤矢地黄(アカヤジオウ)はゴマノハグサ科ジオウ属の多年草である。
原産地は中国や朝鮮半島である。
日本では奈良県で薬用に栽培されている。
草丈は15~30センチくらいである。
地下茎は太くて赤褐色をしており、横に這う。
葉は長い楕円形で、根際から生える。
葉の表面には縮緬状の皺があり、全草に毛が密生している。
開花時期は4~6月である。
茎先に淡い紅紫色の花を数個つける。
花冠は鐘状で、先が浅く5つに裂ける。
生薬の地黄(じおう)には増血効果があり、古くから輸入されてきた。
写真は5月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Rehmannia glutinosa var. purpurea
★花の奥紅紫に染め上げて
赤矢地黄はいたいけに咲き
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