次女の里帰り中、毎日孫と楽しくオキシトシン溢れる暮らしをていたある日、1本の電話があった。
母の兄(私の伯父)が亡くなった後に、唯一の遺産相続人だったその息子(私のいとこ)が、相続放棄をして家裁に認められた為、母を含む兄弟達に相続権が発生したのだ。
負の財産は無いが、少ない通帳の残金と多すぎる田と山の一部、解体すると多額の費用がかかるコンクリート住宅がその財産のあらましだった。
母の兄弟達も迷うことなく相続放棄の手続きをした。
しかし特別養護老人ホームで暮らす母は、今年89歳を迎える。要介護5の認知症で判断能力がない。
相続問題を解決するには、成年後見人を付けなくてはいけなくなった。
私と弟と妹の3人が後見人を承認している旨の書類の提出が必要になり、それ以外にも母の医師による診断書(書いてもらうのに5.5万かかった)や母の財産の状況、戸籍謄本などの家庭裁判所への提出書類が多い。しかも、弟は中国で働いており年に2回しか帰国してこない。9月末の弟の帰国を待ってからの手続き開始だ。
まず、後見人の手続きを家裁に申請する。
家裁が判決で後見人を指定してきたら不服申し立ては出来ない。
弁護士の無料相談を受けたら、相続が絡む場合、弁護士や司法書士などの専門家が後見人に指定されることが多いらしい。
後見人には、母の通帳を預け金銭管理をしてもらい、毎月報酬として母の通帳から2〜3万(金額は家裁が決定する)の報酬を支払わなければいけない。
そして後見人が決まってから3ヶ月以内に相続放棄の手続きが出来るらしいのだが、弁護士曰く、後見人になった人が相続放棄の手続きをするとは限らないのだそうだ。
医師の診断書の有効期限が3ヶ月なので、10月末には後見人手続きを家裁に提出しないと無効になってしまう。
次女が8月いっぱいで自宅に戻りヤレヤレと安堵する間もなく、今度は司法書士の先生探しが始まった。
友人に泣きついて、知り合いの先生を紹介してもらうことになり、弟の帰国に合わせて今月末の相談日程を決めた。
これで何とかなるかなと思っていたら…
昨日母の施設から「お母さんに大きな変化はありませんが食事が摂れなくなってきましたので、来週の嘱託医師の来訪時にこの先のことを相談ください」
と電話が入った。
あぁ…
この先どうなるんだろうか…
想定外のことが続くが、どうしようもないことは開き直って進むしかないかな。