このことばで 自分の心が
どれほど硬直しているのかを自覚した
けれども
これからいかようにも自分が変わる可能性を
自分も他者も変わりうるのだから
今 受け入れることが出来なくても
後に 受け入れうる寛容さを
今 愚かであっても 失敗しても
一歩 踏み込むこと
これらを このことばが気づかせてくれた
すべてのもののうちでもっとも可塑性に富むのは人間の精神
※p221『連続性の哲学』より
さて、自然法則が進化の結果であるとすると、この進化そのものもまた何らかの法則に従っているはずである。しかしこの法則はそれ自身進化し、発展するものでなければならない。法則は、絶対に不在なところで自己を創出するものではないであろうが、自己を強化するものではあるだろう。したがって、われわれが過去へと遡るなら、その作用はいかなる規定力をもった所与の法則よりも弱いものであったことを見出すであろうし、無限の過去の極限においては、まったく姿を消すであろう。それゆえ、問題はこうした自己強化の傾向を示す法則や傾向の種類を特定することである。それは明らかに事物を一般化する傾向--あるいはそれ自身が一般化する傾向--を具えている。しかし、いかなる普遍的な根本的傾向も、自然のうちのどこかに姿を現すはずである。われわれはそれをどこに見つけることができるのだろうか。重力のような現象にかんしては、その進化がほどんど最終的な限界に達しており、不規則性を示すものはほとんど何も見出されない以上、そこに一般化する傾向を見つけるのは望み薄である。むしろこの傾向は、可塑性と進化とが今なお働いている自然の分野に探し求めなければならない。すべてのもののうちでもっとも可塑性に富むのは人間の精神であり、その後に来るのは有機体の世界、原型質の世界である。そしてまさしく一般化する傾向は、人間精神の大原則であり、観念連合の法則、習慣獲得の法則となって現れている。また、すべての活発な原型質のうちに習慣を獲得する法則が見られる。したがってわたしはこれらの考察から、宇宙の諸法則は、一切のものが一般化と習慣獲得へと向かう、普遍的な傾向性のもとで形成されてきた、という仮説に導かれたのである。
引用 p.220~p.221 傍線:引用者