
(何の実でしょうか?)
次の日は外で作業をしようと思っていたのですが、怖かったので日帰り温泉へ行きました。温泉に入っては休憩して読書、ぼーっとしては温泉、気分転換が出来たのは熊のおかげと言ってよいものかどうか・・・
読んでいた本は、ある方から「装丁から直感で選べ」と助言をいただいて選んだものです。
『人間・この劇的なるもの』

(何のデザインでしょうか?)
実は一度読んだのですが、書いていることが把握出来なかったので今回は再読になります。これは、せめてこの本に出てくるシェイクスピアの戯曲、四大悲劇を知らないと理解が難しいと思います。『ハムレット』『オセロー』『マクベス』『リア王』を経て、改めて『人間・この劇的なるもの』を読むと「時間」というものを明確に意識して感じるようになりました。
今・現在が進行していることを実感するのです。現在進行という意味で小説より戯曲のほうが、時間的に人生を写し出していることを観て、いかに過去が現在に関わっているか、いかに未来は未知で不確定であるかということが、自分の前に明らかになりました。また、それとは逆に今まで、いかに自分は未来はこうあるべき、こうなるだろうと思い込んでいて、果ては、こうなって欲しいという願望と融合し、未来や予定が思い通りにならなければ、少しのことでもストレスを感じるようになっていた、そこに気がつきました。
時々刻々と変化していく周囲の環境と自他、自分の意識・・・
何がどのように作用して未来が決まるか、知れたものではありません。熊の出没で結果的に気分転換したり、ひとつの助言で今・現在を実感出来るようになったり、未来はあらゆる可能性を孕んでいて、人間や人生はどう変わるかわからない、そのようなことを考えた一日でした。
7月26日追記:
ブロガーさんより、素晴らしい論考をコメント欄に書いていただきました。真摯な考察がなされていて、大変深い内容です。私が紹介したくても、うまく説明できなかった『人間・この劇的なるもの』についても、こちらをお読みいただければ、どのような内容の書物かお分かりいただけると思います。
是非お読みになってください。