思考と判断の根底を探して(3)基盤 | ひだまり 日常生活

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混乱から逃れてきたその民族は
いくつかの国にまたがって暮らしている。
それを把握するには想像力が必要だった。

ある日、私は政治難民と認定された方を
お祝いする食事会に招待された。

国に帰ると政治犯とみなされ、
死刑になる可能性が証明されたという。

私は素直に祝福できず、心中複雑だった。

政治にうとい私でも体制が覆れば罪ではなくなり、
帰国できることくらい理解できる。

ただ、それがいつになるか分からない。

その日が生きているうちに来るかどうかも。







混乱の渦中にある他国と比べると日本は安定しているように見える。しかし、その船には食料が少なく燃料も乏しい。しかも、その舵を「将来の展望や計画性を欠いた国民」が握って右往左往している、といえなくもない。それなのに私は安定した船に乗っている気分でいる。根拠のない安定を基盤にして生活を描く呑気な無意識と、現実に翻弄される意識との大きな隔たりが葛藤のひとつのようだ。

確かに、この不安定な船が自分の人生の基盤とは受け入れ難い。隔たりを失くす為にも何故世界が今に至ったのか知ろうと思う。歴史の必然では片付けられない何かを、無意識が納得するまで。