2


          光あふれる、冬
          ほんとうに
          だいすきな

          大切な人が
          こころに灯る、冬


ほんとうは、風はとても冷たいのに

一年のうちで、心はいちばんあたたかになる12月。

考えるのは、いつもそばにいる大切な人たちのこと。


大好きな人と、過ごす時間。

大切な人への、プレゼント。

その人の笑顔を浮かべながら、いろんなことを考える。


クリスマスは、一年に一度

ほんとうに大切な人を、自分の心にたしかめる季節。

大切な人が心に灯る、しあわせな季節。


illustration :    久松 ひろこ


★今回は、久しぶりに、私の大好きなイラストレーター

  久松ひろこさんの作品をお借りしての五行歌です。

  画像をクリックすると、イラストが大きくなります。

  どうぞ、光あふれる一枚をお楽しみください。

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*12/13~12/25 Art Houseにて、久松さんの作品展

「twinkle*twinkle*night-キラキラ輝く夜の作品展-」が
開催されます。お近くの方は、ぜひお越し下さいませ。

Art House 詳細は→ http://www.art-house.info

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6


          この花びらは          

          なみだ色

          うつくしく

          泣ける人に

          なろう と思う


よろこびや哀しみは、ときどき涙に変わるけれど。

まっすぐな感情は心のままで、

だから、涙の色はうつくしいのだと思う。


けれど、怒りの感情は涙にしないほうがいい。

そこに、うつくしさは見つからないから。


大切なのは、

怒りのひとつ前にある、自分の心を見つめること。


愛しているから、裏切られるとくやしい。

大切に思うのに、気持ちが伝わらなくて淋しい。
怒りの前にあるのは、いつだって、

大事な人を、大切ものを、まっすぐに思う気持ち。


そんな感情を、先にもってきて、

そうして流した涙は、心をきれいにしてくれるから。

涙のあとの心の色は、きっと違うものになる。


Photo:   Naomi Okunaka


mirai


           未来という          

           ひびきの

           かろやかさで

           明日の

           わたしを思う


「未来」という言葉には、人をおおらかな気持ちにさせる、

不思議なひびきがあります。


たとえば、「将来」という言葉をつかうと、

将来のためにやるべきことや、できていないことばかりが

気になってしまうけれど。


「未来」という言葉にすれば、

「こうなったらいいな」という、願いや希望として考えるぶん、

心が重くならなくて、いい感じで肩のチカラが抜けます。


言葉ひとつの違いだけど、言葉ひとつで、心の在り方は、

ずいぶんと違ったものになるから不思議です。


だから、ずっと先じゃなくても、

1年後だって、1ヵ月後だって、1週間後だって、

明日からさきは、いつだって、私たちにとっての「未来」。

そんなふうに、考えたいもの。


なんといっても、未来は希望をもって信じるものだから。


Photo:   Naomi Okunaka

parapara


         立ちすくんで          
         しまったら

         ぱらぱら と
         絡まった心を
         ほどいてゆく


「もう、これ以上どうしていいかわからない」と思うとき。
それはたぶん、いくつもの問題が複雑に絡まっているとき。


そんなときは、絡まってしまった心をぱらぱらと、ほどいて
それぞれを別のものとして考えてみる。
そうすると、ひとつひとつの答えや方向が見えてくるから。


「どうにもならない状況」をひとつのものとして捉えると、
立ちすくんでしまうけれど……。


丁寧にほどいてゆけば、全体ではなく「部分」がみえる。

そうすると、抱えているそれぞれは、いたってシンプルで、
自分のチカラで乗りこえてゆけることがよくわかる。


解決しようと思わずに、解く(ほどく)のだと思えば……、
頑張りすぎなくていい、焦らなくても大丈夫、
ゆっくりゆっくりでいいって、そんな心持ちになれる。


Photo:   Naomi Okunaka


hana


          同じものを

          みていても

          みていなくても

          心がとなりに

          あれば、大丈夫


友だち、恋人、夫婦、親子。
いつも一緒にいるからって、
いつも同じものを見ているとは限らない。


ならんで、同じものを見ていたり……。
ならんで、別々のものを見ていたり……。
だけど、それでいいんだと思う。


たとえ別々の方向を向いていても
心がちゃんと並んでいれば、だいじょうぶ。


となりにいれば、
その人が困っているとき、助けてあげられる。
となりにいれば、
わたしが淋しいとき、やさしくしてもらえる。


Photo:   Naomi Okunaka