心が晴れる「はれ、ことば」-2


           もらった
           優しさを
           次 あの人へ
           世界が優しく
           なりますよう


優しくされると うれしい。
優しくできると もっとうれしい。

人は誰かを喜ばせること、誰かの役に立つことで
「心のしあわせ」を感じるものだから。


優しさを送りあって、贈りあって暮らせたら──。
世界はもっと優しく 穏やかになってゆくはず。


忘れないでいよう。
優しい世界の源は それぞれの心の中にあることを。

    


Photo:   Naomi Okunaka


心が晴れる「はれ、ことば」-2


          時間はいつも
          待っている
          やさしく
          しずかに
          心 動くまで


どんなに今が苦しくても、どんなに傷ついても
それでも今日 地球は回っていて
それでも今日 時間は流れている
時間はしずかに、心のかけらをひろっている

だから無理をしなくてもいい 焦らなくてもいい


時間はいつも 明日の時間を準備している
あなたの心が ふたたび動きはじめるとき
あたらしい まっさらな時間を差し出すために

──さあ、もういちど始めましょう、と

Photo:   Naomi Okunaka


心が晴れる「はれ、ことば」-sora


         雲をつかむような
         生きかたもいい
         ためらわず
         まっすぐ
         手をのばして



はるか遠くにあるものを、見つめること。

うんと背伸びして、ふれたいと願うこと。


憧れを現実に変えるために必要なのは
「想い」に、限界をつくらないこと。


とても叶わないと思えるような
「なにか」に向かっている人は、
現実につながる「なにか」を見つけるから。


大切なのは、その方向を向いていること。
そこへ、手をのばしてゆくこと。


心が晴れる「はれ、ことば」-4


          ささやかな
          しあわせが
          壊れないよう
          ささやかに
          守りたいもの



    ──それは小さな約束。


    嘘を重ねない、という約束。
    我慢し続けない、という約束。
    想う心を忘れない、という約束。

    未来をあきらめない、という約束。


    誰よりもわたし自身と かたく約束。


    

    Photo:   Naomi Okunaka

心が晴れる「はれ、ことば」-U1


      だから優しく咲きなさい

      と 空がいう

      さびしさを あいまいにして

      あの人も生きている


 

   さびしさに、心が揺れているときほど

   優しい人であることを選ぼう。

   優しさが、心に満ちてきたら

   さびしさは そーっと薄まってゆくから。


   さびしさが、さびしさを招くように

   優しさには、優しさが差し出される。



   Photo:   Naomi Okunaka