今日は大変腹が立ったり、イライラさせられた日であった。
まず朝、昨日終わらなかった私とSのセッション。私のセッションは大して問題なかったのだがSのセッションで案の定、Sが出した指示を参加者が理解できず、わからせるのにSは相当の時間をかけなければならなかった。これはオフィスで準備の話し合いをした時点で私が彼に指摘していたのだ。参加者のレベルを考えるとこれは無理だと言ったのにSは大丈夫だと私の忠告に耳を貸さず、強行に自分がこのセッションを担当するから責任を持つ!と豪語したのであった。
私はそれみろ!と内心言わずにいられなかったがそれより一刻も早く参加者にSの言いたいことをなんとか理解してもらわない事には前へ進めないのだった。私は思わず助け舟を出したのだがそれはプライドの高いSにかえって嫌がられたかもしれない。でもそうした事で参加者がなんとか意味を理解し、次のグループワークを無事行なうことが出来たのだが。
まる一日分の遅れを出したまま、今日のセッションは終わり、昨日と同様にRKが泊まっている部屋で今日の反省と、明日の準備をすることになった。ところが反省の途中で突然Sが、自分のバイクを買うので今日これから中古のバイク屋へ行くと言い出したのだ。それだけならまだ良かったのだが、私がもっと腹が立ったのは、RBがそのショールームはどこにあるのか?と聞いたのでSがそれじゃあこれから一緒に行こう、とRBを誘ったことだ。
なんでもRBはバイクを売りたいらしかった。彼のバイクは買ってから3ヶ月ほどしかたっていないのだが何が気に入らないのかそれともそれほどお金に困っているのか不明であったがとにかくそうしたいらしい。
それで2人はそそくさと出て行ってしまった。RBの方は今日はこのホテルに泊まるのでバイク屋へ行ってしばらくして戻って来るのだったがその頃は私はもう家に帰ってしまっているだろう。当然反省会は私が帰った後、彼らがやるとは思えないし。
その後、RKとHIVのB君と3人でカウンセリングのセッションのロールプレイのスクリプトを作ったのだが、3人の意見が合わなくてなかなか決まらない。RKは最初B君の提案を支持し、私の提案を却下していたのだが途中、
B君の携帯に電話がかかって来た折に私はなんとかRKを説得するのに成功し、戻ってきたB君にRKも自分の意見に賛成した事を告げた。B君はこの時は早く帰りたいのか、もうどうでもいいという感じでそうしよう、と言ったのだがこういう場合、後になってネパール人は又別のことを言い出す場合が多いので明日になっていやだと言うかもしれないと思い、明日又めんどうな事になるな、という感じであった。
全く今日は、反省会もほとんどできずじまい、明日のセッションの準備もちゃんと話し合えず、私としては不満で一杯なのであったが、他のスタッフが協力的でない態度を取った以上、これ以上私一人でどうする事も出来ないのであった。こういう時に私は自分自身の日本人らしい真面目さを実感するのである。もちろんそれはまわりのネパール人の仕事に対するいい加減さと比較してなのだが。
夫が迎えに来た時、ホテルの前で待っていたのだがその時ちょうどSとRBもバイク屋から戻って来た。
Sは私には一瞥もくれずホテルの中に入って行ったのだったがRBはバイクを降りると離れた所から私がCF達に夫を紹介しているのをじっと見ていた。でもこっちへ来ようとはせず、やがてホテルの中へ入っていった。