せっかくの土曜日なのに昨日と同じで気温が低く、太陽は全く顔を出さず、その上停電になってしまい、インターネットも出来ず、つまらない。
仕方がないので持ち帰りのオフィスの仕事を始めるも、娘が一緒に遊ぼうとそばへ寄って来るのでそれもままならない。
夫から電話があり、寒いので外出しないように、死ぬぞ!といわれる。オーバーだ、日本では零下2~3度くらいは冬では普通だったのでこれぐらいじゃ驚かないのだが。(ここではせいぜいプラスの4~5度まで)
トレーニング会場へ行けば暖房があるしお茶やビスケットを出してくれるのだがそこへ自転車で行くのが面倒。RBは多分行っているんだろう。
一日中部屋に居ると子供たちは退屈し、けんかを始める。6歳の娘は生意気盛り、ヒンディー映画ばかり見ているせいかこの頃びっくりするような発言がある。さっきも16歳の甥Nに友達の女の子から電話がかかってきたのだが、娘はここぞとばかりにはやし立て、ガールフレンドからでしょ?アイラブユーって言った?だって。甥はそそくさと自分の部屋へ引っ込んでしまった。
でもふと思う。さっきの少女は頻繁に電話をかけてくるし、多分Nに気があるのだろう。携帯電話の普及は、ここネパールにおいて少年少女の恋愛においても革命を起こした。かつてはシャイで知られた山岳地方の僻地の村においても(甥はそういう所の出身である)それは確実に変化が起こっており、ごく最近まで年頃の男女が一緒に歩いているだけで噂の対象になり、女性はふしだらな娘というレッテルを貼られ、縁談にも影響したというのだが、村にも携帯電話が普及してからは状況は劇的に変化したとみられる。
甥Nによるとその少女は田舎の中学の同級生で、今はカトマンズの高校に行っているらしい。甥が居ない時私が電話に出ると名を名乗らず、Nに電話をするように伝えてくれとだけ言って切った。
Nは女の子にもてるタイプかもしれない。華奢なのだが背は今年になって急に伸び、ちょっとジャニーズ系でキュートに見えるのである。この頃はいやに髪型やファッションを気にする。姉が居るせいか、女性と話すのを恥ずかしがらない。軟派なヤツ。女と付き合うのは一人前になってからにしてくれ、と思う。携帯にしょっちゅう電話がかかってきてその度にNは部屋へ閉じこもるし、娘の宿題を見てやって欲しいと頼んでも心ここにあらずという感じである。学費を私が払っているんだし、学生なんだからもっと勉強に身を入れるべきだ。
Nの姉はNより3歳年上なのだが、中学をもうすぐ卒業するという時、男と駆け落ち結婚してしまった。ナンパな血筋なのか。
明日からNは2週間田舎へ帰る。やれやれ。