ワールドカップ5日目~アジアの魂~ | もう一つのAnother Story~みやうち official blog~

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社会人1年目、みやうちのブログです。ネタはミスチル、グランパス、ドラゴンズ、映画、書籍など趣味がもろに出ております…

はろー。

<前日のレビュー>

・グループE オランダVSデンマーク(2-0 OWG カイト)

率直な感想としては、両チームとも強いです。

でも、あのオウンゴールがなかったらどうなっていただろうかとも思います。デンマークは完全にプラン通り、中盤をコンパクトにして、攻めさせておいて奪う、そこからジオの裏を徹底的に突く。そこからクロス。

いつもウイングを務めるベントナーが昨日は1トップだったのは、確実にその狙いがあるからだと思います。まぁ彼は怪我明けで観るからにコンディションは最悪でしたけどね。

デンマークの出来が素晴らしいなぁという印象もあれど、オランダもしたたかというか、ああいう戦い方もできるっていうことですね。強いですし、うまいです。

ちなみにオランダの選手交代は全て俺は当ててます笑 最後はカイトをCFにしてエリアとアフェライと3人でプレッシャーかけ続けるっていう。最後のカイトの点は、90分頑張り続けたご褒美だと思います。

オランダの4-2-3-1はサイドバックがガンガン上がってサイドハーフと数的優位作らないと機能しないのですが、そのサイドバックのスペースを埋めたり、トップ下のスナイデルのスペースを埋めるのに2ボラは務めないといけなくなりますので、

かーなーりスタミナ的にしんどいんです。だからいつもデ・ヨングかファン・ボメルのどちらかは途中でデ・ゼーウに替わるんですよ。なぜならどっちも若くないので笑

あと忘れてはならないのが、デンマークは2番のユベントスのポウルセンがスナイデルにつきっきりで、彼に89分仕事をさせなかったこと。オランダはサイドから単調な攻めに終始していました。

でも最後の点はスナイデルのスルーパスからです。彼の意地、背中を向けててもこんくらいのパスは出せるんだぜっていう世界へのメッセージだと思いました。

デンマークは本当にオウンゴールが痛かった。


・グループE 日本VSカメルーン(1-0 本田)
みんなで騒いでいたし、放心状態だったので正直あんまり覚えていません笑 今再放送をスカパーで改めて観てます。

昨日のプレビューで、前半0-0で折り返したら希望はあると書きましたが、誰が前半リードで折り返すと予想したでしょうか!笑 アス・エコトの裏を徹底的について、右から徹底的に攻める。徹底できたことが大きかった。

わかっていても、それでも突けるんです。なかなか自分たちの守り方や上がりたい気持ちってのは修正できないものです。


とにかく、とにかく嬉しかったです。下手でもいいし、攻められてもいい。選手たちがファイティングスピリットをガンガン見せてくれたことが本当に嬉しかったです。それだけで十分です。これが代表だって、久しぶりにあるべき代表の姿をみることができたと思います。

4バックは本当に良い距離感で安定してた。3ハーフとサイドハーフ2人は昨日の隠れたMOM。特に遠藤は完全復活の感がある。7番の背中が頼もしかった。長谷部と阿部もハードワークしながらも、常に冷静だった。

そして、俺たちの宝、名古屋から巣立った男が決めました。大きくなったなぁ…俺が高校の時はパスしかしない男だったのに、まさか代表で1トップを務めるなんてあの頃は思ってもなかったよ笑


年を取るにつれて涙もろくなってしまって、君が代で泣きそうになり、本田のゴールで泣きそうになり、長谷部が中澤にキャプテンマークを渡している時泣きそうになり…

選手たちは今日から切り替えてオランダ戦に向かってほしいと思います。ここからが本当の勝負です。あの2チームは、本当に強いです。

俺はもう少し余韻に浸らせてほしいと思います… あぁ感動した。


・グループF イタリアVSパラグアイ(1-1 デ・ロッシ アルカラス)
セットプレー1点ずつで両者痛み分けのゲームでした。

日本の後半の戦いぶりを目の当たりにしたあとにこのゲームを観ると、やっぱりレベルの違いを感じてしまうのは否めないですね。

緊張感のある、お互いポジティブトランザクションが速くて組織的で、観ていて大変勉強になるゲームでした。

イタリアの注目選手モントリーボは、攻守にわたり一番ハードワークしていた。ピルロの穴を埋めるどころかそれを超えるかのような仕事をしていました。ファンタジスタタイプだけど、守備をする、走ることもいとわないいい選手です。

パラグアイは本当にしたたかですね。100点満点の初戦だったのではないでしょうか。


<本日のレビュー>
対戦カード(シミュレーション結果)

・グループF ニュージーランドVSスロバキア(0-2 セスタク ハムシク)
隠れた注目国、スロバキアの初陣です。

プレースタイルは他の東欧諸国とはちょっと違って、プレッシングサッカーで高い位置で奪って手数をかけずにゴールまで向かうという切り替えの速さを特徴とするチームで、

アンカーを一人置いて、前の5人でハイプレスをかけるというスタイルなのですが、それが途切れた時にしっかりリトリートしてスペースを埋められるかが課題とされています。

注目選手は、ベタですがハムシク。22歳ながらキャプテンを務める、ナポリ所属の司令塔です。CBのシュクルテルもリバプールに所属する、空中戦に非常に強いプレーヤーです。

スロバキアとしては、ニュージーランドから3ポイントは必須のタスクです。

ニュージーランドの今大会の目標は、「勝ち点を取る」ことらしいです。

一番勝ち点が取れる可能性のある相手はスロバキアだと思います。チャンスです笑

ここはアマチュア集団で、ほぼ全員が他に仕事をしています。体育の先生や、インストラクターや、建築士や、運転手や…

夢の舞台で、悔いの無いようおもいっきり楽しんでほしいです。

・グループG コートジボワールVSポルトガル(0-1 シモン・サブロサ)

一般的に死のグループと言われています。

実力的にはポルトガルが一枚上手だと思いますが、決して決して油断のならない相手です。

日本戦でもわかったと思いますが、コートジボワールは誰が出てもそれなりの身体能力を持っていて、試合が終盤になればなるほど威力を発揮します。

エリクソンが監督に就任してから、秩序の無かった守備も、最低限の約束事を守らせることで非常に組織的になり、ブロックにあまり隙はありません。ロナウド一人で攻められるような相手ではありませんし、おそらく彼のサイドはエブーエがいるでしょうから、世界屈指のマッチアップが観られるはず。

ポルトガルはデコを中心に、センターの3人が近い距離感でパス交換をしながら相手を引き付け、空いたサイドのスペースを、強力なウインガーに使わせる。サイドバックも含めて、グループで崩していくことが大事でしょう。

右サイドバックはボジングワが間に合えば非常に嬉しいのですが…
コートジボワールは、ドログバは間に合うのかな?


・グループG ブラジルVS北朝鮮(1-0 ジュリオ・バチスタ)

さて、カナリア軍団の船出です。いつものことながら、優勝候補筆頭です。

ドゥンガが作り上げたセレソンは、もうコンフェデでも観ているし、あの時とスタメンはおそらく一人も変わらないので、まぁ大体どんなゲームをするかは想像しやすいのではないでしょうか。

ボールキープも出来るし、リアクションサッカーもできる、勝つための最短ルートを見極める力に11人が長けていて、

どんな相手にでも対応できるチーム、それに加えて一人一人の技術がすこぶる高い。

そりゃ強いはずだ。カカが復調してたらなかなか勝てない。

問題を上げるとすれば、もしルイス・ファビアーノが何かのアクシデントで下がらざるを得なくなった時、ジェコやニウマールにその穴を埋められるかな?とは思います。

北朝鮮は、テセとヨンハッしか知りません笑

このJリーグ2人組に期待するのみです。同じアジア勢として、世界を驚かせましょうや。


今日も世界のフットボールを楽しみましょう。