Hardnutのブログ -11ページ目

到着したナイロビは、ひと雨降ったあとのしっとりといい感じ









井上ひさしが残した言葉

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、、、」と云う名言を残して2010年に亡くなった故・井上ひさしさんは、政治についても深い言葉をのこしておりますが、特に、民主主義や立憲主義について明快な説明をしておりました。そして、憲法に関しては、第9条だけでなく、下記の第99条も折々に語っておりました。


99条 【 憲法尊重擁護の義務 】


天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。



日本国憲法は、最後に補足4条がありますが、本文の最後の条文が上記の第99条です。何が書いてあるかは明確ですが、何が書いてないかを考えると立憲主義とはなにか、そして憲法とは何かがわかります。何が書いてないか? それは「国民」です。


それは、国民が、上記の人たちに対して「この憲法が日本国の最高法規であるのだから(98)、尊重し擁護しなさい! 」と規定しているのが99条なのです。つまり、この条文に書いてないのか「国民」で、それが主権在民の考え方です。

日本国憲法は、主権を有する国民が、立法・行政・司法の権力の座にある者と天皇に対して国民が国家の理念とするものを規定したものを守るよう命令したもので、その三本柱は、主権在民、基本的人権の尊重と、平和主義です。


この主権在民に基づき、国民が憲法をもって権力を制限するのが立憲主義であり、「選挙で多数を得たことで国民の信任を得たからゴリ押し解釈改憲ができる」というのは憲法の概念とは別次元の間違った考えである。

いま国会で行われていることは、国民から主権を取り上げ、自分が正しいと思うものだけしか見ない、暴挙でクーデターそのものです。


自分が理解できる範囲内でしか正否・善悪の判断ができず、自分は絶対に正しく、自分と違った意見は認めようとしないのは、 『バカの壁』そのものです。

統一通貨 ユーロの話

以前同じことを書いたような気もするが、また思うところがありユーロの話をアップしてみる。

2001年の8月からドイツ・ブレーメンに在住し、2002年の正月、通貨ユーロの流通が始まるときには実際にドイツにいたのでスムーズな移行に立会い感激し、そして、欧州域内を移動するたびにそれぞれの国の通貨を入れた財布を持ち運び、その地その地で換金するわずらしさもなくなったこと、歴史的瞬間に立ち会えたとを素直に喜んだ。

ただ、浅学菲才ゆえ、通貨統合は通貨統合でユーロと言う統一通貨が流通するものと思っていたら、それからしばらく経ってから、各国財務省がEC中央銀行の同意のものに各国がめいめいのユーロを印刷して鋳造して発行していることを知り、それは通貨統合ではないだろうと思っていた。
それが、いまになって決定的な制度設計のミスであったことが露呈して、富の偏在を許し、価値の違う統一貨幣が流通することとなった。

添付写真は、1ユーロ硬貨で、表は統一のデザインでも、裏面は、左からスペイン、フランス、ドイツ、イタリアとなる。