直属の上司に相談してから数日後、
本社から人事部長、社労士の先生が私の店舗にみえられた。
会議室で面談をした。
いま私が発作に怯えながら業務に当たっている現状、
パニック障害を発症した一因ともいえるクレーマーのことを切実に話した。
話しているうちに、
何とも自分が情けなく、
弱い人間に思えてきて涙が止まらなくなった。
言葉が詰まる。
自分が不甲斐ない人間に思えて悔しかった。
本社の方々は、うんうんと静かに聞いてくれた。
後日、辞令が下りた。
店長職を解いて、売り場担当に任命す、と伝えられた。
解雇も仕方がないと考えていた私にとって、
会社には感謝しかなかった。
店長職にかかっていたストレスからは解放され安堵した。
仕事は今の自分にできることを精一杯しよう。
後は治療に専念しなければ。
会社はもちろん、
家族のためにも。一日も早く。
いま通院している病院では改善する気配がない。
別の病院を受診してみよう。
今度は多少、家から遠くてもいい。
自分の症状に向きあってくれる病院を見つけよう。
先生との相性は大事だ。
話を聞いてくれる先生がいい。
ネットの病院レビューは参考程度にとどめよう。
あまりあてにならないことは分かっている。
ホームページがある病院は、先生のあいさつなどをじっくり読んで、
考え方や患者さんとの向き合い方を知る。
こうして病院めぐりが始まった
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