仕事を続けられないのでは、という不安。

 

店長業務に無理が出てきた。

店舗の責任者という立場で、

広い視野で仕事をすることができない。

常に発作の不安に苛まれていて落ち着かないからだ。

 

本来、私は考えるという作業が得意だった。

アイデアを捻出する仕事が好きだった。

しかし今の私は仕事を抱えてしまうと、

ストレスからか、

突然襲い来るめまい、胸の痛み、

腹痛に頻繁に悩まされるようになっていた。

その度に仕事が滞ってしまう。

このままではクオリティの高い店舗運営はできない。

会社にもスタッフにも迷惑がかかる。

質の高い仕事ができない社員は、

会社には不要な社員だと私は思っていた。

そう思って仕事をしてきた。

 

葛藤した。

 

パニック障害を抱えた私は、

会社にとって、

店長としてプラスな人間なのか。

人によっては真面目すぎるのでは、

と言われるかもしれない。

でもそれが私の性分であって、

自分をごまかしながら仕事を続けるというのはできなかった。

 

不本意ながら決心した。

店長職を辞することを会社に相談しよう。

不安はあった。

パニック障害なので、店長職を続けられませんと言うことに。

パニック障害という病気を理解してもらえず、

業務を続けられないなら、

会社を辞めてもらうことになりますと言われるのではないかと思った。

解雇されるかもしれないと思った。

仕事が無くなるかもしれない。

家族はどうする。

不安が溢れた。

でも妻は多くを言わずに、なんとかなるよと笑ってくれた。

 

→次回に続く…

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