ブラームスって、なんか難しくないですか?
ブラームスもロマン派だけれども、何かが違う。数年前に本番でop.118を弾いた時も感じたが、何か弾きにくい。その理由を考えてみた。
①ブラームスは他に比べてフレーズが長い。ピアノは打鍵楽器のため、点と点を繋ぐスラーは難しいので、フレーズが長いとスラーを続けるのが少々しんどい?
②そもそも、長いフレーズを歌うのが難しいので、弾くのが難しい(心で歌いながら弾くため)
③やっぱり音色。ブラームスっぽい音色を出すこと
今回特に感じたのは③のブラームスっぽい音色!どうしてもブラームスの音が出せないなーと思いググッてみたら、ブラームスがピアノを弾いている有名な絵からヒントを得ると良い、ということを言っている人がいた!これが案外目から鱗。
そして、私なりに出した結論。↓
決して力まないこと。
指も少し寝かせ気味にし、離鍵を遅く。
腕の重みだけで弾くイメージ。
手首の動きも腕の動きも少なく。
上下の動きではなく横の動き。
心は常にリラックス。
息を吐くことを意識。
さらに左手バス声部がしっかり聴こえるように音量や響きを多めに。
これでだいぶブラームスの音に近づいた!
つい気持ちが入って力んだ瞬間にもうブラームスの音ではなくなってしまうので、ここが課題。
リラックスした状態でいかに気持ちを込めた音を出すか。箇所にも寄るが、フレーズの中の頂点のところだけ指を立てると音が立つので、それが今のところ解決策。
あとはやはり腕の重みをより乗せる。
指でしっかり鍵盤をつかむ。
今回はヴァイオリンソナタ2番に取り組んだが、Adur。
ピアノ独奏曲のop.118-2もAdur。
有名なワルツ15番もAdur。
この3曲に共通する雰囲気はtenerezza。甘く、優しく、どこか切なさもある。胸キュン系。w
以上、Twitterで反響があったブラームスの弾き方について、まとめてみました!