スピリチュアルライフ ー 原水音のマザーアースカフェ -5ページ目

スピリチュアルライフ ー 原水音のマザーアースカフェ

アメリカ、屋久島を経て、熊野の自然のなかで暮らしています。四人の子どもを自宅出産、自然育児で。スピリチュアルでエコな体験をおしゃべりしちゃいます。







自然は、愛と調和のみ











宇宙とつながるセックスをしよう!



宇宙感覚のセックスは、肉体のオルガスムスにこだわっていたのが


バカバカしくなってくる、最高にきもちいい悟りの世界。


セックスしたい、つながりたい、一つになりたいと願うエネルギーは、


肉体という器から流れ出る、生命エネルギー。



だから、エロっぽいひと、すけべなひとは生命力が高い。



セックスは解放。



野生の翼を、ことごとく失ってしまった、わたしたち人間にとっても、


交尾は、野生の血がたぎる瞬間。









その時、わたしは名前を失い、


太古のむかしの


裸の女になる。


そして、あなたの顔は闇夜にとけて、


目の前には見たことのない、



男という生き物がいる。






カリフォルニアの山奥、標高千メートルの森のなか、


白い布ばりのまあるいヤートの真ん中で、あなたと抱きあう。



その夜は、隣の家で赤ちゃんがうまれた、聖なる夜だった。



山のビッグママ、アンと村長役のセイカに二人目の子どもが生まれた。


ラブピースの愛和ちゃんが生まれ出てくるのを、これから出産を迎えるだろうわ


たしたち夫婦にも見ておいてほしい、と出産の立ち合い をさせてもらった夜だっ


た。


感動に、こらえきれず、わたしたちは抱き合った。


そして、元気が宿った。聖なる夜に。








長野県ほどの広さの国有林のなかに仲間たちが買った土地は、山の尾根沿い



に走る赤土のダートロード。土の道でも、一応、車が走る山道から、脇にそれて



私道を進む。樫の木の林をぬけてもう少し車で下ると、


深い森にいだかれた、なだらかなメドウ、草原が見えてくる。





そこが、わたしたちの小さなムラ、鹿の谷。


日本鹿より、もっと大きな鹿が群れをなして棲む野生の土地だ。


フクロウが日暮れに鳴いた。



庭先の、樫の木のウロで鳴くフクローの声は甘くて、


なんだか夜をさそう音色だった。



虹色に暮れなずむカリフォルニアの夕空を眺める。


庭先に据えた、ドラム缶風呂のなかで。






夕暮れは見逃してはいけない、天を感じさせてくれる


貴重なひとときだから。












部屋の灯りは、オイルランプだけ。





丸い家の周りは、ぐるりと深い森、樹齢数百年の巨樹たちが、





家の向かいに棲んでいる。


山々のつらなりの先には、マウントシャスタ、聖なる山も近かった。



ランプの明かりの先には、鹿たちが草をはみ、どこかでコヨーテが吠える。


フクローは子猫をかぎ爪でさらい




森では熊たちが交尾する、今夜は満月、フルムーン。




東京に住んでいるときも、満月の夜はじっとしていられなかった。



満月と重なって生理がやってくることもあった。



母親になって、よくわかった。


子宮は、海なんだ。



おなかに赤ちゃんがいると、羊水の海ができる。


子宮は、赤ちゃんが育つ海。その海は宇宙とつながっている。


宇宙のひな型。小さな宇宙そのもの。


そこで生命が育つ。




精子と卵子が受精する瞬間、


それは、宇宙から星が降るように


見えない世界から、この肉の身の世界へ


赤ちゃんのたましいが降りてくるとき。





赤ちゃんのたましいは、親を選んで生まれてくる。


輪廻転生をくりかえす赤ちゃんのたましいと、ご縁が深い男と女が選ばれる。


赤ちゃんの守護霊さま (守護霊さんは、ご先祖様のなかで悟った方)、


守護神さま(人間の波動を超えてエンジェルや龍神のように神格化された方)が


見守るなかで、赤ちゃんのたましいは見つける。


今生の自分がいちばん、たましいを成長させることができる親を。


数組の候補にあがった男女のなかから、親子になる決めては、最終的にはセッ


クスの波動。


赤ちゃんの波動にあう波動のセックス。



その波に乗って、赤ちゃんは降りてくる。


フルムーンパーティの最中に、


子宮のなかに、


精子と卵子の結合、受精の瞬間、いのちが宿る。




自然、宇宙を感じられるセックスをしよう。


それは、自我のはじらいや、肉体の快楽のみに走り、相手への愛を忘れるプ


レーとしてのセックスではなく、



愛情という名の執着に縛られた感情的なセックスでもない



頭の後ろから、太いコードが立ち上がって、


それがめくるめく空のかなた,星々が笑い、まんまるに満ちた月の強烈な力に


吸いよせられていくいのちのコード。



わたしは今、銀河に浮かんでいる。





地球を救うためには、



高次元波動を持つたましいを地球におろすことが大切だ。



そのためにも、たとえば海,森、川、ひとのいない場所でセックスをしてみるのも


自然のエネルギーを感じながら、


波の音は地球のリズムをシンクロしてる


川の水音、せせらぎは、まるで観音経の響きによう



こころがふわりと軽くなり、


身も心も解放されて自然に身をまかせるように、さらけださす。



自分の細胞が自然の音色と共鳴しあってる。シンクロしている。


それを感じる、セックスは我ではなくて無。


色即是空


空だから高次元の響きの高いたましいが降りてきやすいのだろう。


































見えないへその緒




赤ちゃんが生まれた


最初は肉の芽がすこしづつ塊になっていくような


そんなイメージしか持てなかった



胎動を感じて


おなかのいるのが生きてうごめく、命なのだと知る



三日がかりのお産だった


やっと生まれた長男は小さくてやせていたけど


生命力が高かった


苦しい環境を乗り越えて


無事に生まれでてくれた・


名前は、元気。


おなかにいるとき、その名前が降ってきたんだ。


だから、おなかに向かって、ムラのみんなも


げんきちゃん、げんき、


って呼びかけていた。




おなじ布団に眠るよろこび。


赤ちゃんが尿意を感じると、


わたしも目が覚める。


だから、おしめを開けた瞬間に赤ちゃんがおしっこした。



赤ちゃんのおなかがすく頃


わたしのおっぱいが痛いくらいに張る


おっぱいが張って目が覚めると


赤ちゃんも泣きはじめるから


すぐにおっぱいを口にふくまさせる



へその緒が切られて


ひとかたまりだったわたしたちが


ひとりとひとりに分かれてても


見えないへその緒でわたしたちは結ばれている



エネルギーコード


たましいの絆


それはずっと


赤ちゃんが大人になっても切れることはない



けれど、この肉の身が分かれたときから



どんどん距離ができてしまう


だから感覚をみがいて


直観にしたがって



いのちと向き合っていくんだ





















カリフォルニアの山奥で、日本の母から送られてきた布おしめを干す。まだ見ぬ赤ちゃんのために




突然の破水からはじまった初産は、三日がかりの大難産だった



語学留学のつもりが、標高1000メートルの山で、電気もガスも水道もない布ばりのまあるい家で、


わたしは長男をみごもり、産んだ。


三日がかりの大難産だった。


突然の破水からはじまった初産は、微弱な陣痛と産道がなかなか開かないという


二つの大きな障害にはばまれて、病院なら陣痛促進剤か帝王切開。



自然出産なんて、無理だったかもしれない。



一度も産婦人科にかからず臨んだ出産だった。


アメリカに学生ビザで入ったわたしは、バカ高い医療費をはらってアメリカの産婦人科にかかること


なんて、はなから考えられなかった。


この山の仲間たちも、高齢出産で二人目を産んだアンも、


町を離れて、わざわざこの山に赤ちゃんを産みにきたヒメも、


森なかでの女の子を産んだアザも、


みんな安産だった。


わたしだって、いける。


それが大きな誤算だった。


お産はひとりひとりちがう。


一回、いっかい異なる。同じお産はない。




アメリカのヒッピーコミューンで助産師をしているアメリカ人女性が書いた自宅出産のガイドブック


と、野口整体の師が書いたお産の本。それだけが、わたしの教科書だ。



へその緒の切り方と、「お産は急いではいけない、ゆったりと待つお産を」


の言葉を頼りに、三日三晩、横になって休むこともできず、


でも、不思議と不安はなかった。



きっと神さまは悪いようにはしない



絶対、だいじょうぶ



わたしの胸には、理由のない確信があった


長く暗いトンネルの先に,必ず出口がある


トンネルを超えたら、めくるめく光がそこにある








はじまった瞬間から、日常をかけ離れた異次元へと突入する。



お産は、おしるしという少量の出血がみられてから後、陣痛で始まる場合が多いのだが、わたしの


ように前期破水、早期破水で始まる場合もあるのだ。



はじまった瞬間から、脳がぱあーんとシャンペンを開けたように意識がぶっ飛んだ。


ものすごく興奮しているのに、めちゃくちゃ覚めている。



ふだん、無意識のうちに閉じられていた感覚や脳の活性化が起こるのだ。



強い泡盛かテキーラをぐいぐい飲んで、ふいにパアンと視界が明るく光にかがやいて見える瞬間


に似ているかもしれない。


視界が明るく、いつもより光を感じやすい


気が合わない人がそばにいるだけで、陣痛が弱くなる


とにかく、すべてをかなぐり捨てて、野生のわたしが、



むきだしのいのちそのままのわたしが、


むきだしのいのちを産む。


だから、わたしは四つんばいになって産んだ。


横になって仙骨や背骨をベッドにおしつける姿勢は、管理する側のお医者さんにはいいかもしれな


いが、産む女にとっては拷問ではないだろうか。



陣痛を駆け上がってくる背骨と産道を押し広げるために変形していく骨盤を支える仙骨は


いわば陣痛の巣。


痛む仙骨を無言で、何時間もさすってくれた、わたしのミッドワイフ、助産師、グエン。


同じ山に住む仲間のグエンは、以前、町で医療を要する新生児の看護婦をしていた。長引くわたし



のお産を心配して、手伝いをかってでてくれたのだった。



お産突入から三日目の日暮れ前、ふらりと入ってきたグエンは、わたしの様子を確認すると、



そっと体にふれ、仙骨のあたりで手をとめると、優しく愛撫するようにマッサージを続けてくれた。


夫は二日二晩に耐えかねて、壁にもたれたまま寝ていた



産道がかたくてなかなか開かない


赤ちゃんを押し出す助っ人が、羊水をたたえた羊膜のバッグ。



陣痛がくるたびに、たっぷりと羊水をたたえた羊膜が産道を押し広げてくれるはずが、




赤ちゃんは自力でゆっくり、じわじわ産道を進むしかない。



もしも、わたしが不安にかられて、むりにいきんでいたら、


いきむ、そのたびに赤ちゃんは酸欠になって、弱ってしまったかもしれない。


わたしは待った


産道がひらくまで


夫が指を入れて、ときどき、産道の広がりぐあいを調べた


少しづつだが、確実に開いてきていた



虹のように美しいカリフォルニアの夕暮れが山々に沈み、


部屋にはランプが灯された。三日目の夜、今夜が正念場になることはわかっていた。



その時がきた。


わたしは、ついにいきむ時を得て、ゆっくり深い呼吸で赤ん坊を押し出そうともがいた。





そして、ついに、ふいに、頭が抜けると、ぬるりと肩がすべり落ちて、全身があらわれた。


自然出産で、会陰をカットしていないから、赤ちゃんには血がついていない。


羊水にしめった大きな頭、おぎゃあと泣かず、仙人みたいにブツブツ言っている。



すかさずグエンが、赤ん坊の口を吸った。


口のなかに含んでいた羊水を吸い取ったのだ。


赤ちゃんが無事に呼吸していることを確かめてから、


お産から、ひと呼吸おいて、フルマラソンを走り終わったくらい疲労しているわたしの呼吸が整って


から、ゆっくりへその緒に夫が鋏を入れた。


日本庭園を造る庭師の仕事をしていた彼が仕事で使うサツキ鋏。このときに備えてしっかり研いで


あった。

























夫婦ふたりの自宅出産は、聖なるお産だった。




男の子を三人、そしてひとりの女の子を産んだ。


産んで育てた。


子どもらの巣立ちがあり、彼らが自立して生きている。


ほとんど医者にもかからず、健康な体に恵まれて


反抗期さえなかった、純粋な美しい四人のたましいたちよ。


わたしは、あなたたちを天からお預かりしていた入れものに過ぎない存在


けれど、わたしの肉体のいちばん深い場所から


あなたたちは生まれてきた


わたしのたましいと


あなたのたましいは一つに繋がっていた


今は、ただ感謝しかない


うまれてくれて、ありがとう


わたしの守護天使


わたしの観音様


いつも見守っていたのは、わたし


いつも、守ってくれたのは、あなた


子どもたちがわたしを育ててくれた


そして、自然が導いいてくれた、いのちの道













ドキュメンタリー映画「かみさまとのやくそく」には、胎内記憶をもつこどもたちの証言がたくさん登場


します。


横浜市で産科院を営んでいる池川明さんは、1999年にクリニックのスタッフから、「自分の孫には胎


内にいたときの記憶がある」という話を聞いたそうです。


そのお子さんは、「ぼくがおかあさんのおなかにいるときに、ほうちょうがささってきて、しろいふくをき


ためがねのひとにあしをつかまれて、おしりをたたかれました」という作文を書いていますが、実際、


の子は、帝王切開で産まれていました。


それまでの医学の常識では、新生児はまだ視覚・聴覚の発達は不十分で、胎内や誕生時の記憶は


ないと信じられていました。驚いた池川さんは胎内記憶の事例を集め始めたのです。



 池川さんが、2003年に長野県諏訪市と塩尻市で、3601組の親子に誕生前記憶についてアンケート


した結果、33%が胎内記憶がある、21%に誕生時記憶がある、という結果でした。



未来の親友を、おなかの赤ちゃんは知っていた!



長男は、アメリカはカリフォルニアの山奥で生まれました。長男がまだおなかの中にいたとき、


ふだんはおとなしい長男が急に激しく動く瞬間がありました。



標高1000メートルの山奥、長野県ほどの広さの国有林のなかに仲間たちが共同で購入した土地が


ひろがっていて、そこには白い布でできたまあるい家がぽつんぽつんと建っていました。



電気もガスも水道もなく、木と布でできたモンゴルのゲルにそっくりな,シンプルこの上ない家に住ん


でいたのですが、お隣に住む幼い男の子がやってくると、



まだ玄関のドアが開く前に、庭先の落ち葉を踏む小さな足音が聞こえただけで、



おなかの赤ちゃんは、突然、小さなあんよをバタバタさせておなかを蹴ったり、


なんだか興奮して、うれしそうに動くんです。


そんなことは、他にはありませんでした。ほかの誰が訪ねてきても、ぴくりとも動きません。


友人たちが優しくおなかに向かって話しかけても、しいんと静かにしています。



はじめは、偶然かと思いましたが、何度も同じことが起こるので気がついたのです。



医者も助産師もいないこの山の布張りの家で、三日がかりの大難産の末、無事に生まれてきてくれ



た息子は、生後半年で日本へ渡り、その後、3歳になって山に戻ってきました。


英語もしゃべれない息子を、日本人の父とアメリカ人の母をもつ,その子はいつも面倒みてくれました。


森の倒木を大きなロケットにみたてて遊んだり、野原にこどもだけの基地を作ったり、英語を教えてく


れたのも、その子でした。



お隣の男の子は、いわば息子の人生さいしょの親友であり、先生でもあったのですが、わたしには、


そんな未来はまったく見えていませんでした。赤ちゃんが生まれたら、すぐに日本へ帰ることに



なっていたからです。





この体験から、わたしはおなかの赤ちゃんにも、はっきりした感情がある。五感があるのだということ


を意識しました。


 


胎内記憶を持つ子供たちに聞いてみると、ほとんどの子供たちは、


「天から下界を見て両親を選んで生まれてきた」


「母親や他の人の役に立ちたくて生まれてきた」と答えるといいます。



中にはまれに、前の人生(過去生)のことを記憶している子供もいるそうです。


胎内記憶は、人間は単なる肉体ではなく、霊的な存在であることを示唆していると思います。












2月28日 神戸 サラ・シャンティにて、トークショーをいたします。


アメリカ、屋久島、熊野の山奥で、医療を介さない自宅出産で生まれた四人の


こどもたち。


大自然のなかで生まれ育った子どもたちは、とにかくすごい!


塾にも通わず、寿司職人をしながら、アメリカの有名大学を卒業した長男。


独学でマジックを学び、世界大会で優勝した三男。


大人になっても虫歯ゼロの健康な身体と、自分の力で人生を切り開いていく、


「生きる力」を身につけるために必要なことはなにか!


コンビニまで車で1時間もかかる山奥で、湧き水を飲み、畑の野菜を食べる生


活のなかで、自然に教えられた学びを、美しい映像と自作の歌もまじえながら、


「マザーアースからの伝言」としておはなししたいと思っています。


ぜひ、遊びにいらしてくださいね。




















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今、大阪で話題のお店が並ぶ中崎町で明日イベントをいたします!

「巨石交流会のページ」
http://kyoseki.net/10event/140615/index.html

アメリカ、屋久島、熊野での自然生活体験や、熊野の巨石パワーについて、自然との交流についてなど、歌とお話でお伝えしたいと思っています。おもしろい人たちが集まる楽しいイベントです。ぜひおこしください。

巨石信仰の聖地 熊野  主催 六甲・巨石交流会
6月15日 (日)15時から17時
サロン・ド・アマント地下鉄谷町線「中崎町」4番出口右へ徒歩1分
参加費 2000円プラス1ドリンク (当日2500円)
連絡先 六甲・巨石交流会 電話・ファックス0788547177
「サロン・ド・アマント天人」の地図
http://amanto.jp/japanese/access/



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自然を大切にしなければいけないと、本当に思います。巨石はその象徴と思えるものです。巨木でも良いのですが、その時の違いは比べるに値しません。自然の中にこそ、学びがあると感じています。子供を生み、育て暮らす。都会では生活の中にあることで、自然は関係無いように思われるかも知れませんが、本来は逆です。自然の中にこそ学びがあり、未来があるのです。そんな話がしたいですね。

原 水音さんのプロフィール
平成元年の春、家族とともにカルフォルニアの山奥から奥熊野の山に囲まれた集落に移り住みます。熊野での暮らしは、「秘境暮らし」という言葉がぴったりで、わき水を飲み、薪で湧かした風呂に入り、猿や鹿や猪と闘いながら棚田で家族一年分のお米を作り、出産は夫婦二人だけ自宅出産で三男と長女を授かりました。熊野の自然に強く心に魅かれ「神々のおわします地」を感じ、素晴らしさをより多くの方に知って欲しいと願うようになりました。
熊野は太古の昔から大自然の聖地と崇められてきた山々、神が降臨するとされる巨岩は今も強いエネルギーを放ち、地球の鼓動を感じることができるでしょう。心地よく暖かい聖なるエネルギーを感じる場もあれば、暗く重たい霊的なエネルギーを感じる場もあり、スピリチュアルな場とは、諸刃の剣のようなものです。自然や神に対する畏敬の念を持って、訪れてこそ聖地・熊野の真の魅力の一端を伝えできれば幸いです。

市街地の北側真近にある六甲山系。多くの人たちに親しまれ、愛されています。一見、観光化した都市型自然に見えていますが、巨石を始め植物など六甲山系独自の自然も、多く残されています。大事に次代へ繋げて行きたい自然です。本来の自然の魅力を一緒に見つけて、多くの人たちに伝えてみませんか?

●参加申込:参加イベントをお選びの上、お申し込みください。
写真: 今、大阪で話題のお店が並ぶ中崎町でのイベントのお知らせです!
会場が変更になりましたのでお知らせします。以前の会場のすぐ近くです!
修正しました「巨石交流会のページ」
http://kyoseki.net/10event/140615/index.html
アメリカ、屋久島、熊野での自然生活体験や、熊野の巨石パワーについて、自然との交流についてなど、歌とお話でお伝えしたいと思っています。おもしろい人たちが集まる楽しいイベントです。ぜひおこしください。

巨石信仰の聖地 熊野  主催 六甲・巨石交流会
6月15日 (日)15時から17時
サロン・ド・アマント地下鉄谷町線「中崎町」4番出口右へ徒歩1分
参加費 2000円プラス1ドリンク (当日2500円)
連絡先 六甲・巨石交流会 電話・ファックス0788547177
「サロン・ド・アマント天人」の地図
http://amanto.jp/japanese/access/

自然を大切にしなければいけないと、本当に思います。巨石はその象徴と思えるものです。巨木でも良いのですが、その時の違いは比べるに値しません。自然の中にこそ、学びがあると感じています。子供を生み、育て暮らす。都会では生活の中にあることで、自然は関係無いように思われるかも知れませんが、本来は逆です。自然の中にこそ学びがあり、未来があるのです。そんな話がしたいですね。

原 水音さんのプロフィール
平成元年の春、家族とともにカルフォルニアの山奥から奥熊野の山に囲まれた集落に移り住みます。熊野での暮らしは、「秘境暮らし」という言葉がぴったりで、わき水を飲み、薪で湧かした風呂に入り、猿や鹿や猪と闘いながら棚田で家族一年分のお米を作り、出産は夫婦二人だけ自宅出産で三男と長女を授かりました。熊野の自然に強く心に魅かれ「神々のおわします地」を感じ、素晴らしさをより多くの方に知って欲しいと願うようになりました。
熊野は太古の昔から大自然の聖地と崇められてきた山々、神が降臨するとされる巨岩は今も強いエネルギーを放ち、地球の鼓動を感じることができるでしょう。心地よく暖かい聖なるエネルギーを感じる場もあれば、暗く重たい霊的なエネルギーを感じる場もあり、スピリチュアルな場とは、諸刃の剣のようなものです。自然や神に対する畏敬の念を持って、訪れてこそ聖地・熊野の真の魅力の一端を伝えできれば幸いです。

市街地の北側真近にある六甲山系。多くの人たちに親しまれ、愛されています。一見、観光化した都市型自然に見えていますが、巨石を始め植物など六甲山系独自の自然も、多く残されています。大事に次代へ繋げて行きたい自然です。本来の自然の魅力を一緒に見つけて、多くの人たちに伝えてみませんか?

●参加申込:参加イベントをお選びの上、お申し込みください。
$原 水音のマザーアースカフェ

『聖地をたどる旅、熊野』 原 水音著 アールズ出版より好評発売中!
http://www.honzuki.jp/sp/2012/kumano/




温泉瞑想  日常のストレスから開放され無になるひととき


温泉のお湯にひたりながら、ゆったりと身もこころもほどけていく。わたしが提案する温泉瞑想は、ただ温泉に入るだけでなく、自然の気配やエネルギーを心身にとりいれて、じっくり時間をかけて無になるひとときを味わうことです。
昔から温泉は万病に効くといわれてきましたが、現代人のほぼだれもが抱えているストレスやストレスがこうじて起こるうつ病の方にも、温泉瞑想は効果があります。


自然に癒される熊野の温泉

熊野には勝浦温泉のように、海の近くに湧く那智勝浦温泉もあれば、湯の峰温泉、川湯温泉、わたらせ温泉をふくむ本宮温泉郷のような山里の温泉、そして秘境、奈良県十津川村には、十津川温泉、湯泉地温泉のような山奥の温泉があり、上湯温泉のような秘湯もあります。
他にも和歌山県北山村のおくとろ温泉には、特産の香りの高いじゃばら風呂と、北山渓谷の自然を満喫できる露天風呂があり、三重県熊野市紀和町の湯の口温泉は、山里のひなびた湯治場の和み感が味わえます。

今回は、そのなかでも全村をあげて、源泉かけ流し、消毒剤なし、加温なしの極上の温泉につかり、山深い自然の息吹を感じられる、十津川温泉(奈良県吉野郡十津川村)の魅力をお伝えしましょう。


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湯泉地温泉 公衆浴場 滝の湯


十津川温泉郷 ( 奈良県十津川村 )

アクセス JR新宮駅からレンタカー、または本宮大社経由でバスを乗り継いで十津川温泉へ。大阪方面からは近鉄大和八木駅から長距離バスで十津川温泉へ。東京から飛行機で南紀白浜へ飛び、エクスプレスバスで本宮へ、そこからバスを乗り換えて十津川温泉まで来ることができます。白浜からレンタカーを利用すれば行きたい場所に気軽に立ち寄れて便利です。

紅葉愛でる山奥の秘湯

山奥の秘湯を味わいたいなら、奈良県十津川村へ。湯泉地(とうせんじ)温泉、十津川温泉、上湯温泉と三ヶ所の温泉卿があり、全村上げて源泉かけ流しを行っているため、村のどの温泉宿に泊まっても殺菌も加温もしていない、良質の温泉に入れます。交通が不便なので車で行くことをおすすめしますが、バスで行くこともできます。

日帰り入浴ができる温泉スポット

十津川温泉  公衆浴場 庵(いおり)の湯 (奈良県十津川村平谷)

二津野ダムの湖畔が見渡せる湯のほかに、のんびり浸かれる足湯や、飲泉場、ベンチを配した休憩コーナーなどが設けられていて、バスセンターのすぐ横なのでアクセスも最高です。
ここには露天風呂はありませんが、川に面した立地で、静かな時間を楽しめます。足湯につかりながら、春には桜、秋には紅葉をあじわい、水面にうつろう日の光や水鳥をながめ、ゆったりくつろぐのもいいでしょう。

営業時間 午前10時~午後9時 *料金 大人400円 小人200円
定休日 火曜日 電話 0746-64-1100

湯泉地温泉 公衆浴場 滝の湯(奈良県十津川村小原)

国道168号線、十津川村役場から橋を越えてすぐの場所に、元、温泉旅館だった建物を村が買い上げて温泉施設に改造した滝の湯があります。
名前の通り、露天風呂からは滝が流れて、春にはウグイスが、秋には山の紅葉がすぐ間近に感じられる温泉です。


営業時間:午前10時~午後9時  *料金は大人600円 小人300円

電話 0746-62-0400



十津川温泉ホテル昴 星の湯

ホテル内にある広い温泉施設は、日帰り入浴が可能。ここは、なんといっても広い露天風呂が魅力です。ここも源泉かけながしで、昼は山をながめながら明るい空のした、露天風呂が楽しめ、夜は星空を見上げながらお湯につかることができます。
ホテルには温水プールの施設もあります。

http://www.hotel-subaru.jp/spa/



上湯温泉   神湯荘源泉露天風呂 (奈良県十津川村出谷)
 

国道168号線で七色ダムを超えて橋を渡り、出谷集落をめざして山あいの道を走ると、秘境の湯の名にふさわしく、十津川の山と川の聖なるエネルギーを堪能できる温泉宿、神湯荘に着きます。水の神(男性温泉露天風呂)・美肌の湯(貸切温泉泉露天風呂)・いやしの湯(貸切温泉露天風呂)など10種類の風呂があります。
料金 大人500円 小人 300円  電話 0746-64-0256

*十津川温泉卿めぐりにお得な「三湯めぐりストラップ」(1000円)は、各温泉施設で購入できます。源泉かけ流しが自慢の十津川温泉郷の3つの温泉、湯泉地温泉、十津川温泉、上湯温泉に入るには安くて便利。


心も体も癒される温泉の入り方 

湯船に入る前に、かるく体を洗いましょう。下半身は石鹸をつけて必ず清潔にしてからお湯に入るのが公衆浴場におけるマナーです。

お湯で体をじっくり温めたら、シャワーで手足の先に水をかけます。冷水が苦手な人、または冬場にはシャワーで温度を調節しながら、ぬるめの湯から少しずつ温度を下げてぬるめの水にして、手足から頭、腰、背中、最後に胸にかけていきます。


再び、お湯に入って体を温めます。お湯から出たら水をかぶるか、水風呂がある温泉施設なら、足から少しずつ体を沈めて水に浸かります。ただし、心臓の弱い方、血圧の高い方、体調のすぐれない方はやめてください。

冷温浴のもたらす効果

お湯と水を交互にかぶることで、毛細血管がひらき、お湯だけに浸かるよりも全身の血行が促進されて疲れがとれます。
また、のぼせを防いで長い時間、温泉を楽しむことができます。

水風呂は入るのに勇気がいりますが、入ってしまえば、かえってお湯よりも気持ちがいいものです。水のなかに身を沈めると、お湯では得られない深い安らぎと静けさを感じることができます。それは、お母さんの子宮にいたときの安らぎに似た感覚。体験できる方にはぜひ、この感覚を味わっていただきたいものです。


長時間、温泉に入るときは必ず水を飲みましょう。熊野の温泉では、水道水も美味しい水ですから安心して飲んでください。

疲れたら横になって休む

横になれるスペースがあれば、タオルを体にかけて、思いきって寝転んでみてください。
温泉に入ると体から疲労物質が出てだるくなることがあります。そんなときは迷わず横になりましょう。ただし、他の人の迷惑にならない場所をみつけてください。裸で横たわると体の芯からリラックスします。
体が冷えないように気をつけて、冷えたらまたお湯にゆっくり浸かります。
 温泉は疲れもとれますが、かなり体力も消耗します。自分の体調や体力と相談しながらリラックスした癒しの時間を味わってください。

$原 水音のマザーアースカフェ
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熊野の湯が、甦りの湯といわれる理由



熊野にはかつて巨大な火山があり、1400万年前に噴火して日本最大規模のカルデラが形成されました。かつての大火山の影響で、熊野には多くの温泉が湧いているのです。現在の熊野の地表部分は、火山が噴火した頃の地下2000~3000mの部分が地表に現れたもので、那智の滝の岩盤や神倉山の巨岩、ゴトビキ岩もその時生じたものです。

和歌山県田辺市本宮町の山あいにある湯の峰温泉は、日本最古の温泉です。

江戸時代、庶民のあいだで熊野詣が盛んに行われるようになると、この温泉で旅の疲れを癒し、湯垢離してから本宮へ参るようになりました。

湯の峰温泉のつぼ湯は、毒をもられ皮膚がただれた瀕死の小栗判官を照手姫が荷車に乗せて熊野まで運び、蘇生させた湯として有名です。この物語は歌舞伎などでもよく知られていますが、小栗判官は実在の人物で、この伝説から熊野詣のありがたさとともに、熊野の湯が蘇りの湯として人々に広く知られるようになりました。小栗判官の蘇り伝説を頼りに、江戸時代以降も、皮膚病やライ病など完治の難しい病に冒された人々が、こぞって治癒の望みをかけて湯の峰温泉を訪れたのです。



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自然のエネルギーと温泉に癒される、温泉瞑想



快適な温泉施設は今や、都市にいても十分楽しめますが、
熊野の温泉の魅力は、なんといっても温泉プラス自然の気配をこころとからだに充電できること。
鳥の声を聴き、水音に時のたつのを忘れ、ほてった体に山風を受けて
のんびりくつろぐ。自然の気をいっぱい浴びて、感じて、充電することで細胞もひらいていきます。

水は人の想念エネルギーを清めるのに効果があります。
だから昔から水ごりや滝修行が行われてきたのです。

温泉にゆったり入り、のぼせないためには、水を体に浴びることです。

冷たい水と温かい湯を交互に浴びると、毛細血管がひらきやすくなり、全身が温まります。
水を飲むこともたいせつです。
熊野の温泉の水はそのまま飲むことのできるきれいなお水です。

胸から上を出して湯船につかる半身浴もおすすめです。

体が疲れすぎていると長くお湯に入ることができません。
排毒作用で苦しくなってしまうからです。

そのようなときは、むりせず、水を飲んでから露天風呂の床板に寝ころがってしまいます。

湯船につかりすぎないこと。
水を飲むこと。
水を手足にかけて温度調整をすること。
極度の空腹、満腹をさけて入浴すること。

これらをまもれば、一時間くらいは温泉でゆったり過ごすことができるでしょう。

水風呂があったら、体を温めてから入れる方はぜひ入ってみてください。
実は水の中のほうが、お湯よりももっと体がリラックスするのです。
そう、水はお母さんの子宮のなかを思い出すような、ふわりとした宇宙感覚に導いてくれます。
ただし、自分の体とくれぐれも相談してむりはしないでくださいね。






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本宮温泉郷(和歌山県田辺市本宮町)

川沿いに広がる日本最古の名湯


本宮大社前からバスで10分ほど山あいに入ると、湯の峰温泉郷に着きます。ここは1800年前に発見された日本最古の温泉、つぼ湯が有名で、温泉として世界遺産にも指定されています。硫黄の匂いがたちこめ、湯気を立てて流れる川沿いに歴史の古い宿が建ち並ぶ、静かな山里の温泉郷です。
地元の人々が山菜などをゆでるために使っている湯筒が共同浴場近くの川岸にあります。源泉の温度が92度と高いため、この湯でゆでた卵やさつまいもはしっとりと甘く絶品。卵や野菜は近所の店で買えます。
湯の峰温泉公衆浴場は、くすり湯と一般湯の二種類の風呂があり、くすり湯は水を加えずに高温の源泉を適温に冷ましてあるために、つぼ湯とおなじ、白濁した湯に白い湯の花がたくさん浮かんでいます。
一日に何度も色を変えるつぼ湯は、自然の岩を板で小屋がけした小さな温泉。30分の交代制で入ることができます。

川湯温泉郷は、熊野川の支流、大塔川に沿って広がっています。川底から湧き出す70度以上の源泉と川の水が混じり、ちょうど良い温度の温泉になるため、夏は川で遊んだあとに、自分で掘った温泉に入って体を温めることができ、川の水量が減る冬(11月1日から2月まで)は、千人もの人が入れるほどの広い川原の露天風呂「仙人風呂」に無料で利用できます。
川岸にはオートキャンプ場「木霊の里」があり、静かな山里で川遊びと温泉を楽しむ観光客に人気です。
川湯温泉公衆浴場は、地元の方がよく利用する温泉。窓からは川の流れと山が見えて、昭和を感じさせるレトロな温泉です。

渡瀬温泉は、本宮町から田辺市方向へ向かう途中、四村川の川岸にあります。日帰り入浴ができる、わたらせ温泉の他に三軒のホテルと町営の保養温泉センターがありますが、川湯や湯の峰のような温泉街ではありません。わたらせ温泉は、西日本一大きな源泉かけながしの露天風呂を持つ大型の入浴施設です。人家が近くにないので夜は、美しい星空を眺めながら露天風呂を楽しめます。





●湯の峰温泉公衆浴場
住所/和歌山県田辺市本宮町湯峯110
電話番号/0735-42-0074
泉質/重曹硫化水素泉
立ち寄り湯料金/大人250円(くすり湯は380円)
公衆浴場+つぼ湯は大人750円 (つぼ湯は混浴露天風呂で30分交代制)
営業/6時~22時(つぼ湯は21時30分)

●川湯温泉公衆浴場
住所/和歌山県田辺市本宮町皆瀬川1423
電話番号/0735-42-1633
泉質/ナトリウム炭酸水素塩泉・塩化物泉
営業/8時~21時
立ち寄り湯料金/大人250円

●渡瀬温泉 心の宿 わたらせ温泉  
住所/和歌山県田辺市本宮町渡瀬45-1
電話番号/0735-42-1185
泉質/炭酸水素塩泉
立ち寄り湯料金/大人700円
宿泊客には新宮駅、白浜駅から、無料送迎バスが出る。(前日までに要予約)   
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   古代から続く祈りの道、熊野古道



熊野古道とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三山を結ぶ参詣道のことです。


伊勢から熊野速玉大社がある新宮までをむすぶ伊勢路(伊勢神宮―熊野新宮、160km)

大阪と田辺をむすぶ紀伊路(渡辺津―田辺)、田辺から山中の道を通って熊野三山へと至る中辺路(田辺―熊野三山)

吉野と熊野をつなぐ山岳修験の道である大峯奥駈道(吉野―熊野本宮、約140km)


高野山と熊野本宮をつなぎ、果無街道とも呼ばれた急峻な山道の小辺路(高野山―熊野本宮、約70km)


田辺から串本をまわって紀伊半島南端部を海岸線沿いに那智へと至る風光明媚な大辺路(田辺―串本―那智の浜、120km)の六つのルートで結ばれています。






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中辺路を歩いて人々が目指した熊野本宮大社。古代から明治時代までは川の中州にあった。この大鳥居がたつ場所が本宮大社があった旧社地である。




熊野古道の代表的な道、中辺路は上皇たちの熊野参詣道だった



 大阪淀川河口の渡辺津から田辺までの紀伊路は、平安時代に上皇たちが訪れた道。上皇たちは京都から舟で淀川を下り、淀川の河口から熊野を目指して歩いたのです。

古くは、大阪から熊野本宮までの道を紀伊路と呼んでいたのですが、近世以降、田辺から本宮までを中辺路として区分するようになりました。

紀伊路を通って、熊野の玄関口、口熊野と呼ばれる和歌山県田辺市に着きます。

そこから山中に分け入って熊野三山へ向かう道が中辺路です。三山のうちで最初にたどり着くのが熊野本宮大社です。

熊野本宮をお参りしたあと、熊野川を舟で下って熊野川河口に建つ熊野速玉大社をお参りし、新宮からは海岸線沿いに那智まで歩いてから、那智川に沿って那智山を登り、熊野那智大社へ。



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 帰路は那智から新宮へもどって熊野川を舟で本宮へ向かうか、那智大社から背後の妙法山に登り、熊野川町小口までの大雲取越の道を行き、小口からは本宮を目指して小雲取越の道をたどり、本宮から再び、中辺路を歩いて都へ帰ったのです。

大雲取越の道わきに立つ歌碑には、雨の降るなかを熊野詣でに向かう貴族は大変だが、もっと大変なのは貴族たちを乗せた輿をかつぐ人々だ、という意味の歌があります。


そうか、上皇はじめ貴族たちは自分の足で歩いたわけではないんだな。しかし、こんな山道を輿をかついで進んだなんて、ホンマ、大変すぎるなあ。と思いました。



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身分の高い方々の熊野参拝を支える地元民たちも負担が大きかったようです。古い書付を読むと、参拝の通り道にあたる村々の名家は宿として自宅を開放して貴族をもてなし、、総勢数十名にもおよぶお供の者たちの食事をまかなうために、村中から食材を集めさせ、あまりの負担に悲鳴をあげるほどだったとか。



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      熊野九十九王子


大阪から和歌山までの紀伊路は、平安時代に上皇たちが訪れた道。そこから中辺路にかけて「熊野九十九王子」と呼ばれる小さな社跡が残っています。

王子とは、熊野権現(熊野の神様)の子神を祀る社跡で、古代から人々が信仰の対象としてきた聖なる場を、12世紀から13世紀にかけて熊野修験が参詣者の守護を祈願し、組織した神社群のことです。

明治の神仏分離令によってほとんどの王子が破壊されてしまいましたが、わずかに残された王子跡や石仏などが歴史を感じさせてくれます。


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ハイキング感覚で気軽に歩ける熊野古道



私の著書、「聖地をたどる旅 熊野」では、大雲取越以外はすべて数ある古道のコースの中でも、特に初めて古道を歩かれる方、山歩きの経験のない方がスニーカーで気楽に歩けるコースを選んでみました。

熊野古道を歩く、というと、山歩きの装備をしないといけないと思っている方が意外に多いのですが、熊野を訪れたついでに、気軽に熊野古道を歩いてほしいと願い、半日ほどで歩けるコースをご紹介しています。

短い距離でも、古道のなかに身をひたして汗をかき、草木の香りをかぎながら古道を歩くのはとても気持ちがいいものです。

人気のない山道を歩いていると現実から放たれて、異なる時空間にいるような気がしてきます。ですから、神社の前まで車で乗りつけたのとはまったくちがう、清々しい気持ちで神様の前に立つことができます。

自然に抱かれ、心身を浄化するよみがえりの道


 熊野古道の真の魅力は、山歩きでも歴史散策でもありません。この道は古代から多くの人々が歩いた祈りの道です

仏教や神道という固有の宗教への信仰心がない方であっても、「森羅万象に神宿る」という感覚は、日本人なら誰もが意識の奥深いところで感じられるものだと思います。



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古道をとりまく木々や、川の水音、野鳥のさえずりや山風に慈愛のような優しさ、いのちの光を感じられることでしょう。人間の匂いのしない山道は、ゴールを目指して先を急ぐのではなく、ゆったりした足取りで自然とふれあいながら歩いてほしいと思います。


そして、古道に残された石仏や王子跡などでは、立ち止まって静かに呼吸を整えてから、自分なりのやり方で祈りを捧げてみてください。



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願いごとをすることが、祈りではありません


今、この道を歩いていることへの感謝、生きて生かされていることへの感謝、自然への感謝の思いを祈りというかたちにして山の中で放つのです。


祈りながら古道を歩き終えると、知らないうちに心の重荷が軽くなっているのを実感するでしょう。


体力を使い汗をかいて体の細胞が活性化することと、立ち止まって静かに祈るという行為が相乗効果を生み、歩いただけで心身が癒され、新鮮な気持ちになれます。これこそが、祈りの道、熊野古道の真髄だと思うのです。





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小辺路のある奈良県十津川村にはカモシカが棲んでいて、昼でもひょっこり山道で遭遇することもある。鹿やうさぎ、猿にもよく出会う。



楽しく安全に熊野古道を歩くための装備・注意点



 ひと口に熊野古道といっても、場所やコースによってかなり特色がありますが、3時間以内で歩けるようなコースは、山登りというよりハイキング、山道散策の感覚で気軽に歩けます。



熊野古道は、石畳と土や石のまじった山道ですが、整備されているので台風や大雨の後でない限り、落石や倒木の心配はほとんどありません。



気軽に歩ける熊野古道ですが、道をそれて山中に迷いこんだり、崖から足を滑らせて怪我をしてもすぐに助けを求められるような場所ではないので、くれぐれも責任をもって行動して下さい。



熊野古道は周囲の自然もふくめ、そのすべてが世界遺産です。ゴミは必ず持ち帰ること、山野草を採集したり、石仏を動かしたりすることのないようマナーを守って楽しんでほしいと思います。





* 歩きやすくて滑りにくい靴を



短いコースなら本格的な登山靴を用意する必要はありませんが、歩きやすく滑りにくい靴を選んでください。



山道はアップダウンがあり、石畳は自然石を組み合わせて作られていますから、足首をひねったり、つま先を傷めないような靴を履くことが大事です。足首まで保護されているトレッキングシューズが最適ですが、靴底の溝が深くて滑りにくいものであれば、スニーカーでも十分です。





* 体温調節できる服装で、雨具を携帯する



長袖、長ズボン、帽子が基本です。夏ならTシャツ一枚でもいいですが、薄い長袖シャツをはおると虫よけになります。



熊野は標高の高い山でない限り冬でも積雪はほとんどなく、それほど寒くはありませんが、注意すべきは雨です。梅雨時や秋には雨が多いので必ず雨具を持参しましょう。雨具は防寒にも役立ちます。





*飲み水と食料、地図を持参しましょう



中辺路(滝本から本宮)コースは500mおきに道標がありますが、簡単な地図やガイドブックを携行していれば、いざという時に安心です。



熊野古道地図は観光案内所などで手に入れることができます。飲み水は必ず持参し、食べ物も少し持っていかれることをお勧めします。



特に夏場は、短いコースでも汗びっしょりになりますから、最低、500ml入りペットボトル1本は持参してください。大雲取越のような長いコースは500mlを2本持参したほうが安心かと思います。

旅館の朝食に梅干が出たら、ほぐしてペットボトルの水に入れておくと、塩分も摂取できて良いと思います。見晴らしの良いポイントで食べるお弁当は最高です。










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