【同日に初七日法要】かけたることなき望月 | 50代主婦いよいよ実家じまいがやってきた

50代主婦いよいよ実家じまいがやってきた

明治の初めから4代続いた実家が、いよいよ幕を閉じようとしています。決して円満とは言えない家族でした。でも今はただ、寂しいばかりです。

こんにちは。ちょびにっこりです。

 

5月初旬

認知症の母が亡くなりました。

 

認知症の診断が下ってから

約6年でした。

 😢


この記事の続きです。


お通夜~告別式~火葬・収骨

と葬儀を終え

 

初七日法要

その日のうちに執り行いました。

 

初七日法要の手配までが

小さなお葬式の家族葬プラン
入っていました。


 

後半は閲覧注意⚠️です!



法要中の不謹慎極まりない

ちょびの脳内でございます。

 (^◇^;)💦



 

 

初七日法要の流れ

 

初七日法要は14時から約1時間。

 

お寺さんは

火葬場から車で20分程度の場所にあります。


参列者は

兄、私、娘の3人でした。

 


こちらのお寺さんは浄土真宗

実家のある町内で最も古いお寺。

 

このお寺さんには、

母のお通夜と葬儀でも

お経をあげていただきました。

 

 

実家は長年 

この寺の門徒となっており

 

また、

私たち兄妹は

お寺の経営する幼稚園に通っていました。

 

小坊主の修行らしきものを取り入れて

念仏を唱えたり、

説法を正座で聞いたり

ちっとも楽しくない幼稚園でした。

爆笑

 

ご住職は園長を兼任されています。



そう言うわけで

昔馴染みのお寺さんです。

 


 

本家の従姉妹とのお別れ

 

13時半頃 

私たちは兄の車で

火葬場からお寺さんへと移動しました。。

 

ここで本家の従姉妹さんは退席です。

 

ニコニコまた会いましょうね。

 

約束のないご挨拶を

お互いに笑顔で交わしました。

 

同県住まいの兄と従姉妹さんは

ひょっとしたら

交流が再開するかもしれません。

 

ですが、私にとっては

最後のご挨拶のような気がしました。

 

 

 


煩悩だらけのワタシの脳内

 ⚠️ここから不謹慎全開となります🙇



我が家は、

このお寺の敬虔な門徒で

常に

こちらで法要を行っています。


祖母が亡くなった後も・・


父が亡くなった後も・・


父の3回忌法要

     7回忌法要も・・

 

 


お寺さんに足を運ぶ度に


ノスタルジックな気持ちに

浸るつもりなんですけれど


それがなかなか至難の業でして・・😅

 

 


なぜなら

 


お寺の本堂や付属の幼稚園が

私たちが訪れる度に

 


ゴージャスに

グレードアップ✨


しているんですよ、これがまた。驚き


 

今回の初七日法要の時も

本堂を、またまた

改修工事の途中でした。

 



真顔ワタシ)

いやぁ・・わかるわぁ。


 

実家は繁栄を極めた曾祖父の頃から

山盛りの門徒料を納めておりまして

 

代替わりした祖母も母親も、

 

👩👵

門徒料を安くしたら縁起が悪くなる。

それに

なんと言っても体裁が悪い!

 

などと言って


借金してでも

同額を納め続けておりました。


あの様子だと

うち以外にもそんなお宅、ありますな。

 



凝視ワタシ)

ねえねえ…


実家存続のために

せっせとお寺さんに貢いできたのに

結局、実家なくなるよ?

 

御利益ないよ?

 

詐欺だったよ?

 



いやいやいやいや

ダメダメ!


初七日法要に集中!集中!

 


昇天

お母ちゃんが無事に三途の川に

たどり着けますように・・・


南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。

 


 

邪念を必死に振りほどいても


念仏を聞いていたらまた・・

 


真顔

はぁ~。

 

お通夜から、この初七日まで

6回に分けて計15万のお布施

(+交通費9000円。)

 

お経を

2日間でトータル

3時間唱えて15万円


時給5万円ですぞ!!

それも提示されたうちの一番お安い価格で。

 

~~~~っ!!

 

やりますなぁ。お坊様方!

凝視

 



高齢化が進んで

毎日のように葬儀や法要のある

この昔ながらの田舎町

 

大判小判がざっくざく。

 💴💴💴🤩💴💴💴


そりゃぁもう

この歌を詠むしかないでしょう。

 

この世をば 

わが世とぞおもふ

望月の 

かけたることも 

なしとおもへば

 


    

ご参考までに

<浄土真宗本願寺派における宗法>


・門徒は、

宗門及び本山並びに所属する寺院の

護持発展に努めなければならない

[宗法第27条第2項]


・門徒は、

宗派の経費(賦課金)を負担する義務を負う。

[宗規第55条]


・門徒は、責任役員の決定に従い、

所属寺院の護持発展に必要な経費を負担するものとする。



 

ウチ、思う壺。

昇天

 

 


 


けれども老いは平等に・・

 

こちらのお寺のお坊様ですが、

現在お三方いらっしゃいます。

 

園長住職(90歳)

息子副住職(60歳くらい)

お雇い副住職(40代前半くらい)

 

お通夜と葬儀では

お若いお二人がお経を唱えて下さいました。

 

園長住職はもう御年90歳ですから

ここ数年

表には出てこられていませんし

 

初七日は

きっと息子住職さんだろう・・

 

と思いきや、

 

なんとなんと園長住職が

 


真顔

はぁ~い はい はいっ♪

お寂しございまぁすねっ♪

 

と、

以前と全く変わらない

不謹慎キャラでご登場。

 

 

お若い頃は

お坊さんなのに髪の毛ふさふさで

お葬式なのにやけにウキウキしていて

説法も・・・・ゴニョゴニョ・・

 

とにかく

だいぶん苦手な人でした。

 


 ニコニコワタシ)

園長先生、お変わりなく何よりです。

 

社交辞令120%でご挨拶しました。

 

 

けれども

 

やはり90歳、


御仏の使いといえども

寄る年波には勝てません。

 


恰幅良くどっしりしていた園長先生。

 

今は腰が曲がって体も細くなって

足取りも歩幅狭くヨチヨチヨチ・・と


時速10センチくらい?



 

法衣の襟元はだらんとしていて

生成りの爺シャツがのぞいています。

 



そして何より

あのテノール歌手のような

伸びやかに響くお声が


か細くかすれて

2オクターブくらい高くなっている。

 驚き

 

でも、

 

中身は相変わらずのウキウキっぷりです。

 



 真顔

はぁ~い はい はいっ♪

お寂しございまぁすねっ♪

 

 

このセリフを

見た目 神妙な面持ちで

 

でも

どこか喜びをこらえきれないような声色で

 

何度も何度も

合間合間に入れ込んで来られるものですから

 

 

私の脳内は

  




 

この画像で埋め尽くされてしまい

 

涙が完全に乾いてしまったばかりか

 

母の道中の無事を

祈るどころではなくなってしまいました。

 

因みに、

兄と娘は途中から居眠り💤

してました😪




 

世の中の

心正しいご住職の皆さま


そして

神さま仏さま、親鸞様、


どうか どうか


不謹慎な私をお許し下さい。



南無阿弥陀仏。

南無阿弥陀仏。



お母ちゃん、道中無事だろうか…😅