いわきプリンスホテル -20ページ目

いわプリの現在(いま)

今こうして事務所内でふと思うこと。

それは今いる従業員たちは3月11日の大震災でいろいろな苦労をしてきた仲間なんだなと。

断水で水汲みに行ったり食料も手に入らなかったりコンビニやスーパーもやってなく廃墟の街と化した街並みを目の当たりにしたり……。

みんな状況は違えど様々な苦労をして今もなお ここいわき市で生活をしている仲間たちです。
これからも復興の道のりを一緒に歩んで行く仲間たち。私は言葉には出しませんが1人1人に敬意を評してやみません。

お客様、業者の皆様、スタッフたち…みんな立場は違えど一生懸命復興して行こう、前向きに頑張ろうとしていることには変わりありません。

今の自分には何ができるだろうか、何をしなければならないのか。悪戦苦闘の日々はまだまだ続きますが、ここいわきプリンスホテル内では日々お客様やスタッフとのドラマが生み出され思い出も残されていってます。

明日が来ることを信じて今後もスタッフみんなと復興の道のりを歩ませていただきたい。

暁色に色づいた目の前の夜明けの空を眺めながら自然界から見たら私の願いなど、とてもちっぽけなものですがそう願わざるにはいれなかった今でした…。

会長(祖父)の七周忌。

6月11日は祖父の七周忌でした。ですが私は参加することが出来ませんでした。

祖父のお通夜も告別式も仕事を休まず合間をぬって参加するという状態だったので今回も仕事を優先しました。

生前の会長との約束を打ち明けます。

会長(祖父)は僕の名前も忘れた頃でも会社のことはずっと頭にあり気にしていました。毎日会社のことを心配していました。亡くなる間際まで仕事のことを気にしてました。まだ意識があって自宅で僕が肩もみをしていた時に…僕『じぃちゃん、俺が会社守るから心配しなくていいからね』……祖父『ありがとうね、ありがとうね……』
自分に背中を向けてしばらく泣き続けながら祖父はずっとそう言い続けていました。今だにその時のことを思い出すと目頭がアツくなります。。。

亡くなってからもう七周忌…。自分は家族をつくることをあきらめてでも、結果的に自分の大切なもの大切な人をあきらめ会社の為に全てを捧げてきました。

なぜこんな馬鹿なことができるのか?

それは…このホテルが好きだから。ここにはたくさんの人との思い出とたくさんのお客様の思いが詰まっているからです。この夢の箱は絶対にこれからも残していかなきゃいけない。震災後の今も命がけでついてきてくれる従業員がいる。自分のことを本気でしかってくれる、心配してくれる仲間がいる。小さな幸せかもしれませんが自分にとってはかけがえのない幸せです。


もう七周忌・・・・・・・・・亡き会長が喜んでくれたあの後ろ姿は今だに鮮明に脳裏に焼き付いています。


これからも社長の器の大きさを社長のお側で感じながら成長していけたらと思います。



いわきの海でも撮影!映画『星守る犬』本日公開!

去年の夏の撮影は総支配人の私もエキストラで出演させていただきました!映画『星守る犬』が公開です!!津波が来る前の綺麗ないわきの海がこの映画には残っています。。。撮影時の思い出も私の胸に残っています。 趣味のサーフィンも今では全くできる見込みも無く。。。それでもいつか必ず豊間や薄磯の街並みも復興できて放射能の心配なく波乗りできる日が来ると信じてます。

その為にも今はとにかく頑張ります。この身がある限り、できる限りのことをさせていただきます!

皆様あっての私であることを日々感謝しこれからも前向きにやっていきますのでよろしくお願いします!!