機材紹介【Avalon U5】 | 徒然草 RC2
2011年12月09日(金) 12時10分00秒

機材紹介【Avalon U5】

テーマ:エフェクタ紹介
やぁ、僕です(・∀・)ノ
新しいアイコンにはそろそろ慣れて頂けたでしょうか?
俺は未だに慣れませんwww\(^o^)/

ここんとこあんまし機材関係を書いてなかったのでぼちぼち書いて行こうかなーと。
ここには書いてないだけで、相変わらず機材は増えて続けているので/(^o^)\


と言う訳で、久々の機材紹介いきたいと思います(`・ω・´)
今回紹介するのはこいつ!!



Avalon U5


数多のベーシスト達を魅了し続けている超ど定番ですね。
有名なとこだとYMOの細野さんや東京事変の亀田さんとかも使用しています。



さて、こいつはDIと呼ばれるモノなんですが、そもそもDIって何ぞや?って人もいるでしょう。
そんな人の為に以前こんな記事を書いた俺ですσ(゚∀゚)
もしDIの働きについて余りご存知でない方や自信のない方はご一読頂ければ色々捗るんじゃないかと!


んでもってU5はただのDIじゃありません。
プリアンプでもあります。
そしてこのプリアンプこそがU5がU5たらしめていたりする訳です(ドーンッ


U5をざっと見た時に目をひく2つのノブ。

$徒然草 RC2

まず左側から。
このBoostノブで増幅量を決められます。
モーメンタリー式のノブで最大30dBもの利得を「歪みなく」得ることが!!
ちなみに目盛り1でも若干ブースト(+2dB)されるみたいです。

で、左下はハイカットスイッチ。
そのまんまですねwwww
まぁあんま使うこたないかなーって感じ。
ヒィンって言う高周波ノイズが気になる時はこいつをオンにすればおkです。

右下のSpeaker to Inputってのは、U5の裏側にはSpeaker Inputってのがあるんですが、このボタンを押すとそちらのインプットが有効になって、表側のHi-Zインプットがミュートされます。
なので、このボタンをミュートボタン代わりに使ってる人も多いみたいですねー。

続いて右側。

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U5には6つのプリセットEQが仕込んであります。
詳細は以下の通り。

$徒然草 RC2

普段使うのは3か4ですかねー。
ベースで2を選ぶとエラいドンシャリになってバッキバキな感じですwww
ちなみに前述の亀田さんや細野さんは4を使っていましたねー。
俺の目が間違ってなければ、ですがw

左下のActive to ThruスイッチはブースターとEQをThruアウトプット(前面右側のジャック)に適用するかどうかを選択出来るスイッチで、こいつをオンにするとその2つを通った信号がThruからも出ます。
ちなみに裏のXLRアウトからは常にこの2つを通った音が出ます。
こちらは選択不可、だけどU5を使うならこれらをスルーする事もまずないだろうって感じなので無問題w

で、右下のEQスイッチはそのまんまEQをオンにするかどうかってスイッチ。
こちらはお好みでって感じですねー。



やっと説明終わった\(^o^)/



はい、こっからインプレッションです。

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繋いで音を出した時に感じるのは圧倒的な音の存在感。
良いマイクを使った時に感じる、膜を1枚取り去った様な感じと言えば良いのか。
とにかく音が前に出て来て抜けがめっちゃ良くなったかな。


んでもって音太っ!Σ(゚Д゚;)


音太っ!!Σ(゚Д゚;)Σ(゚Д゚;)


大事な事なので2回言いました。
音が明らかに太くなります。
逆に言えば音質的には決してフラットな特性ではないです(EQをオフにしても)。
しかしながらその変化は、演奏者にとってはとても気持ちの良い方向であるし、エンジニアにとってはとても扱いやすい(フェーダーを上げなくてもちゃんと聴こえて来る)音ですね。
正確に言うと240Hz辺りが少し持ち上がっている様な感じかなー。
今度スペアナでちゃんと調べてみようと思いますw

で、個人的にはプリセットEQ、これがとても珠玉でした。
確かに一般的なプリアンプと違って自由度は低いんですけどね。
ただ必要にして充分なイコライジングというか、まぁこれならプリセット作っちゃうのも分かるよねーって言う感じの設定になっている為、恐らくはこれを使っていてなにか不満を持つ様な事はまずないんじゃないかと思います。
どうしても不満があればオフにすりゃ良いしねwww\(^o^)/


またこのDIはベースだけでなく、アコギに使ってもとっても良い感じでした!
なんというかとにかく生々しい。
今まで使っていたCountryman Type85と比較すると、Type85の場合どうしてもどこかエレキ臭い感じが残っていたんですけど、U5ではそのエレキ臭さがかなりなくなりましたねー。
これにはびっくりしたw
テンション上がり過ぎてしばらくセッティング放置して弾いてた位にはテンション上がりましたwww
ちなみにアコギ用とされていた5番は俺のギターにはあんましでしたwwwww/(^o^)\


はい、と言う訳で駆け足にですがU5の紹介でした。
はっきり言ってこいつはDIとしてはかなり高い部類に入ると思います。
が、メインとなる楽器(ベースなりアコギなり)が固まったら次に導入して良い機材だと思いますね。
高いと言っても5万弱なんで、新しい竿を買う事を考えたら大分安いですし。
純粋にDIが欲しいって人はCountryman Type10なんかはとてもお勧めですが、そこから更に1歩押し進めてより積極的な音作りをしていこうと考えている人にはこのU5は本当にお勧めです!

また宅録派の人達にも是非コレはお勧めしたい!!
宅録してる人って竿モノはラインで録ってたりする事が多いだろうけど、その場合のDIの重要性はこの記事で書いた通り。
そこでさらにU5を選択する事で、ライン録りの時に生じがちな音が細くなる等の問題が一発解決です。
もちろんマイク録りとはまた違った味にはなるものの「線が細くて使い物にならねぇ('A`)」なんて言う事態はかなり防ぐ事が出来るんじゃないかなーと思います。
実際試してみたけど、シュミレーターのノリもかなり良い感じでしたよー!!






…さてここまで褒めちぎってきた訳ですが、もちろんネガティブポイントもあります。

まず第一に言えるのは値段の高さでしょう。
一般的なDIが1~2万程度であるのに対して、こちらU5は5万前後です。

圧倒的な破壊力!!/(^o^)\(値段的な意味で)

もちろんそれだけの価値はあります。
それは俺が保証します。
が、おいそれと簡単に出せる金額ではないのは間違いないのでここはネガティブポイントと言えるでしょう。


次にでかさ&重さ。
前面はそんなに大きくない(ハーフラック&2U程度)なんだけど、奥行きが30cmを超えますwww
でかいwwwwww/(^o^)\
そして重さが6.8kg!
重いwwwwwww/(^o^)\
これは明らかにネガティブポイントですねー。
持ち運びも一工夫が必要になります。
ちなみにイケベさんから専用ケースが出てますが、



こいつの重量が4.1kgあるんですよね。
って事は足すと10kg越えますwww/(^o^)\
ただまぁショックマウントケース&専用ケース故の安心感は素晴らしいんですけどね。
ちなみに俺も今はコレに入れて持ち運んでます。


思い付くネガティブポイントはこれ位ですかねー。
見事に音以外のとこですねwww
逆に言えば、U5の出音とシンプルな操作感はそれだけ素晴らしいって事です。





と言う訳で今回はAvalon U5の紹介でした。
確かに決して安くない機材ですが、こいつは万人にお勧め出来る機材ですねー。
特にベーシストにその利用者が多いのも頷ける逸品だと思います。
皆さんも是非その音を体感してみて下さい!!


この記事が投稿される頃には世の中はラピュタ祭りですかねwww
ではまた(・∀・)ノシ