【第3章】
〜初めての展示場接客〜世の中変や奴ばかりなのか、それとも私が変なのか〜
お盆休みに初めて展示場当番に入り、慣れる為にも接客をやってみろと言われた。
街中や幹線道路沿いにある、ハウスメーカーが集まっている住宅見学が出来る展示場である🏠
分からない質問があれば
「申し訳ございませんが私ではまだ分からないので、直ぐに上長を付けれきます」と言われた。
緊張もしていたが、ワクワクもしていた。
さぁ初めてのお客さんとの対面だ、頑張るぞぉーー。
ピンポーン
私:「いらっしゃいませ」
客:「中みていい❓」
私:「勿論です、スリッパをお履き下さい。」
リビングまで誘導
私:「本日はご来店有難うございます、最初に分かる範囲で良いのでアンケートにご協力下さい」
客:「アンケートはいいです、書きたくないです」
→まぁこの対応は多くの方にされます。
私:「承知しました、それでは展示場内をご案内しますね」
全く私の話しを聞いていない客
客:「わしには彼女が10人もいるんや、羨ましいだろ」
私:「そーなんですね、羨ましいです、凄くもてるんですね」
客:「そーやろ羨ましいやろ、フィリピンの彼女、スナックのママ、ベトナムの彼女、ラウンジの子、20代から60代まで色々な女がいるんや」
私:「そーなんですね、で本日はどうして展示場に来られたのですか❓」
客:「わしは1人しかおられへんやろ、身体がもたへんねやわ笑、」
私:「そーなんですね」
客:「プレゼントもよーさんあげなあかんし」
私:「お金持ちなんですね、どんなお仕事されてるんですか❓」
客:「此間なんかその日に3人から会いたいって言われて困ったもんやで」
私:「モテモテですね、何処ら辺にお住まないなんですか❓」
客:「取り敢えずもうええ、一回建物を早く見せろ」
コイツは客なのか❓失礼ながら明らか汚い身なりで歯がなくビニール袋を持ってやってきた。
でも初めてお客様。
世の中こんなものなのか頑張るしかない。
私:「大変失礼しました、ではご案内させて頂きます」
客:「何か飲み物とかないか❓喉が渇いてるんや」
私:「あ、分かりまして少々お待ち下さい。」
お茶を差し出す🍵
客が立ち上がり一階を見て回りだしたので、先輩の話していた事を見様見慣れで話してみた。
私:「ここのLDKは約25帖もありますが柱は一切無しでも問題ない構造になってます」
客:「、、、、、。」
私:「この窓はペアガラスになっており建物内の熱を逃がさない優れ物で、気密性も高く、尚且つ遮音性にも長けてます。」
客:「、、、、。」
客:「で、何貰えるん❓」
私:「ん、ん❓」
客:「いや、建物見たし何かくれるやろ、粗品的な」
私:「そう言った物はないです」
客:「何でや❗️、見てんから何か貰えるやろ、その辺歩いてる人貰っとったぞ」
私:「恐らく他メーカーさんかと」
そして客は怒鳴りつけてきた
客:「わしは客やで、将来どの女と家を建てようかと検討しとるんや❗️」
これでも、お客様なのか❓将来の客❓
本間か❓
こんなもんなのか❓
客:「2階も見るわ」
私はふと思い出し、2階では先輩が重要客を案内しており、このままコイツを2階に上げる事は得策ではないと判断し、
私:「2階は休みです。」
と、訳分からん事を言って断った。
客:「ならしゃーないな」
何故か納得してくれた。
客:「取り敢えず将来どの女と家建てるか分からんけどまた来るわ」
私:「そーですか。有難う御座いました」
これが私の初めてお客様だった。
果たして【お客様】なのか❓
過酷なデビュー戦だった。
【次回 格オタとの営業周り👩💼】