冬季野外活動★スキー | YUKAのおもちゃ箱

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ダウン症があるために筋力が弱い子供の運動機能の発達を促す遊具、
知育に役立つ手作りおもちゃ、言葉や数を理解するためのオリジナル教材の作り方、成長記録などをご紹介しています。

≪6年生・2月16日≫
2月17日~19日まで冬季野外活動でスキーに行きます。
三学期の初めに、「有香はスキーは出来ないので、ソリを持たせます」と学校側に伝え、了承して頂いていました。

…下校後のこと
有香「先生がソリは持ってこないでくださいって言った」
母親「本当?」
有香「本当」
母親「本当かな~?先生に電話してみよう」

…学校に電話
担任「ソリのことですね?電話しようと思っていました。向こうにソリもあるので、一番良いソリを借りるから、持ってこなくて大丈夫です」
母親「慣れたソリの方が使いやすいと思うのですが…」
先生「前にもそう仰いましたね。時間がいっぱいあるから大丈夫です」

≪2月17日≫
出発前の式で校長先生が
・友だちは人生で一番の財産
・今まであまり話さなかった人とも話す機会を作る
・自分自身が良い友だちであるかどうかについても考える
というようなお話をされました。
なるほど、冬季野外学習の目的は、スキーの上達よりも、6年間の最後に最高の思い出を作る…ということなんだと思いました。


有香は二学期から支援クラスでお世話になっていますが、在籍は普通クラスのままです。
普通クラスに在籍するのであればボランティアさんは付けられない…という学校もありますが、有香は今回もボランティアさんを付けて頂けました。
ボランティアの学生さんは優しそうな人でした。
トイレの声がけのお願いと、和式トイレには行きづらいことをお伝えしました。
荷物が重くてふらつき、すでに雪山を歩いているような状態ながら、ボランティアさんと楽しそうに出発しました。

≪2月17日・夜≫
学校からのメールに
「(略)全員元気にスキー実習を行い、87名みんなスキーで滑ることができました」
と書いてありました。
全員でスキー?まあ、「1名を除いて86名はスキーで滑ることができました」と書くわけにはいかないし、とりあえず、元気にはしてるんだな…と思いました。

≪2月18日≫
学校からのメール
「昨晩一夜で50㎝も積もるほどの雪でした。午前、午後と2回のスキー実習。午後はリフトに乗る予定です。元気に過ごしています」

≪2月19日≫
学校からのメール
「すべての日程を終え、帰着途中です。みんな元気です(略)」

迎えに行くと、みんな元気に帰って来ました。
バスから降りてきた有香の第一声は「お母さ~ん、スキーが出来た~」でした。
スキーをしたの?と半信半疑で驚きました。

終わりの会の後、校長先生が話しかけてくださいました。
「頑張りましたよ。最初はスキー靴を履くのを随分嫌がりましたが、S先生(6年の担任)がおんぶして皆の所へ行きました。皆の所へ行くと、もう、やるしかないと観念したようでした。集団の力はすごいですね。A先生(6年の担任)が右脇を抱え、別の先生が左脇を抱え練習しました。また、コーチがとても優しい人で、有香ちゃんを股に入れて(はさんで?)滑ってくれました。全て、皆と同じカリキュラムで頑張りました」


母親としては、連れて行ってくださるだけで大変と思っていたので、宿舎の周囲でソリ遊びでもさせてくだされば良いと考えていました。まさか負ぶってまで連れて行ってくださり、ボランティアさんが抱えるようにして滑ってくださるとは思いもよらず、本当に驚きました。とともに、感謝でいっぱいになりました。


ボランティアの学生さんに、大変お世話になったそうです。
4年生のキャンプ、5年生の自然学校、6年生の修学旅行と冬季野外活動の全てにボランティアさんを付けてくださった学校と教育委員会には感謝でいっぱいです。

…帰宅後のこと
有香「葉書、きた?」
母親「来ないよ」
有香「出したのに~」


20日に着きました


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