マルチタスクの悪影響 | YUKAのおもちゃ箱

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ダウン症があるために筋力が弱い子供の運動機能の発達を促す遊具、
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《デイサービス職員1年目・2020年7月9日》
 
…有香が子供の頃には気をつけていたのですが、いつしか食事中にテレビをつけるようになっていました。最近、有香が時々「テレビを消して、もっと楽しく話をしよーやえーと言っていましたが、あまり深く受け止めていませんでした。
 
ところが、数日前に↓この記事を読み、まずいなガーンと焦り、食事中にはテレビをつけない生活に切り替えました。
 
出典 Nomark-Log
 
 
夕食時にテレビを消すと、テレビに気を取られないので、有香の話に耳を傾けることができると再認識しました。有香が今日の出来事などについて、あれこれ話してくれるので会話が弾みます。
 
有香「がんばって働いた後のビールは最高チュー
母親「後は、クビにならなかったら言うことないね」
有香「だからいつも言ってるやん。クビになんかなるもんか❗️」
父親「すごい自信やな爆笑
 
有香「21日はどうする?」
母親「21日って何?何かあった?」
有香「21日は土用の丑の日だから、うなぎを食べるのかなーって思って」
母親「何でそんなこと知ってるの?」
有香「今日の司会者は○○さんだったんだけど、今年の丑の日は21日ですって言ってた」
有香「お父さんはうなぎを食べるの?」
父親「お父さんはうなぎが好きだけど、分からない」
母親「○○さんってスタッフさん?」
有香「そう」
母親「有香ちゃんにも司会者が回ってくるの?」
有香「分からない」
 
この、土曜の丑の日の話を聞きながら、小学校のクラス選びに悩んでいた時の専門家の先生の言葉を思い出しました。
 
「普通クラスと支援クラスでは、頭上を飛び交う言葉の量が全く違う。ダウン症の子は傍目には聞いてないように思えても、実は違う。ちゃんと聞いている」
 
 
…私は今日、健康診断のために出かけ、帰りに、普段有香が乗る電車より30ほど早い電車に乗りました。
有香が「帰りの電車でも座れる」と常々話していましたが、30分早い電車でも混んでいたので、普通に乗車したら座れるはずがないと思い、有香に聞いてみました。
母親「有香ちゃん、いつも、帰りも座れるって言ってるけど、本当は混んでるんじゃないの?」
有香「うん」
母親「どうやって座ってるの?」
有香「親切な人が代わってくれるねんラブ
母親「どうやって代わってもらうの?」
有香「大丈夫ですかって聞いてくれる」
母親「どういうふうに立ってるの?」
 

父親「そりゃ代わってくれるわ笑い泣き
母親「いろんな人に代わってもらってるの?」
有香「同じ人」
母親「同じ人なん?いつもその人を探して前に立の?」
有香「うん」
母親「びっくり
父親「お中元とお歳暮をしないかんな爆笑
 
有香がヘルプカードを必ずリュックに付けている理由が分かりました。
 

母親「ご飯の時にはテレビを切ってお話をした方が良いって、有香ちゃんの言う通りだったね」
有香「でしょ?」
母親「有香ちゃんもいろいろ考えるのね」
有香「有香もたまには考える照れ
             ↑のび太君の真似だそうです。