進路を保育園に報告 | YUKAのおもちゃ箱

YUKAのおもちゃ箱

ダウン症があるために筋力が弱い子供の運動機能の発達を促す遊具、
知育に役立つ手作りおもちゃ、言葉や数を理解するためのオリジナル教材の作り方、成長記録などをご紹介しています。

≪平成17年11月17日≫ 
有香の入学する小学校は、今通っている保育園と小道を挟んで向かい合っています。
小学校で校長先生と話し合った後、まっすぐに保育園へ向かいました。
とても優しいお手紙をくださった主任の先生に、真っ先に報告をしたかったからです。

主任の先生に、『普通クラスでスタートできることになりました…』と報告すると、先生の目から涙が溢れ、とっても喜んでくださいました。
そして「必要なことがあれば、保育園からもお手伝いに行きますよ!」と言ってくださいました。

有香より前に、障がいがある子供を受け入れたことが無い保育園です。
なのに、入園以来『親切すぎる!?』と不思議に思うことが数回ありました。
もちろん卒園後に保育園にご迷惑をおかけすることが無いようにしたいと思っていますが、主任の先生のお言葉は本当に嬉しいものでした。

担任の先生方もとても喜んでくださいました。先生方は年中から4人全員が持ち上がりでした。
春の個別懇談の時、先生が「私は保育士になってから長いのですが有香ちゃんのような(ハンデがあるという意味)お子さんを担任するのは初めてだったんです。有香ちゃんとお母さんから学ぶことが本当に一杯ありました。有香ちゃんはクラスのためにも、とても役に立ってくれています。(保育園での)残り10ヵ月、悔いが残らないように精一杯頑張ります!」と仰いました。
その時も私は『親切すぎる…』と、不思議に思いました。

素晴らしい保育園と保育士とお友だちに恵まれ、今の有香がいます。
小学校でも良い環境を作れるように、私自身も最大限の努力をしたいと思います。