5月29日に行われたAltausseeのNarzissenfest(水仙祭り)

 

水仙で作られたオブジェを湖に浮かべ、それを湖岸から鑑賞する時がいよいよやってきました

 

 

★今までの記事はこちらからどうぞ

25年ぶりのNarzissenfest"水仙祭"①昔の思い出 | 再びウィーンで暮らす (ameblo.jp)

 

Narzissenfest”水仙祭り”②祭り前日は面白いことがいっぱい! | 再びウィーンで暮らす (ameblo.jp)

 

Narzissenfest ③お祭り当日~オブジェを間近に見る時間 | 再びウィーンで暮らす (ameblo.jp)

 

13時から予定されていた湖の上でのオブジェのお披露目は雨の中で始まりました

 

特等席で見ているのはおそらく審査員の方々

 

雨は結構降っていましたが、湖面に浮かぶオブジェはやっぱり幻想的、25年前を思い出しながら、しみじみと、またここに来られた今に感謝しながら鑑賞しました

製作チームの船がオブジェを先導します
お天気なら、美しい民族衣装を纏い、観客に手を振りながら通過しますが、これだけ雨がふったら、雨対策も仕方ないですね。
 
オブジェ製作者の一番の晴れ舞台なのに、ちょっとお気の毒でした
 

午前中、間近に見たオブジェがほとんどだったので、どれに対しても愛着が湧き、湖岸から思いっきり手をふりましたおねがい

 

雨に濡れちゃった洗濯物(笑)

 

鷲は湖面ではさらに周りの景色に調和して迫力がありました

 

 

 
 
 
平和の鳩 若者たちは雨のなか音楽を奏でてくれました
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お掃除娘は地上より湖面のほうが、見栄えがしました
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動画をとったので、お祭りの雰囲気をお楽しみください

 
 
私の一押しのオブジェ スノーマン
既にお知らせしたように、優勝作品です

 

 

 

製作者のフレラーファミリーの皆様

皆さん雨具着用の中、この方たちは徹底して傘もささず、出来るだけ伝統的な民族衣装の雰囲気を壊さないことに気を配っているのがわかり、細部のこだわりがここにも現れていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品は午前中見かけませんでしたが,3位入賞した作品

Bad Ausseeのカトリック教会青年部の作品
毎年とても独創的なオブジェを制作するそうです
手に収まっているのは”平和”のロゴ
”平和は手に収まるぐらいの小さなことから始まるということを伝えたいのです”とコメントにかかれておりました
 

 

タコの歯磨きは湖面でも存在感抜群

 

その他の作品もどうぞ~!

 

 

 

 

 

 

 

湖岸に沿って、ゆっくり一周し、また出発点に戻ります

 

ちなみに・・・

25年前はどんなオブジェが一位だったのか・・・

こちらをご覧ください

ホウキに乗った魔女でした!

かなりの大作です。水仙10万本以上は必要だったと思われます

スカートの中の足もチラ見せ(笑)

鼻の造形も魔女らしいですね。

 

 

 

寒さもあって、オブジェが去った後はお客さんもあっという間にいなくなりました

ここで、なんとウイーンの隣町に住む日本の方にばったりお会いしました。
私たちの後ろにいらしたそうです。
 
お祭り期間、一人もアジア人を見かけなかったので、唯一の同胞がこんなにお近くにいらしたとはびっくり!しかも共通の知り合いもいて、やはり世間は狭いですね。
 
ヨーロッパに渡って半世紀以上経つそうです。
私と一緒で、伝統文化やお祭りが大好きなんですって!

 

気温が低く、雨も止まない中、街中では音楽の演奏を聴きながら人々が集っておしゃべりに花がさいています

雨でも晴れでも、楽しむ姿勢は同じなんですね。

 

消防署のなかでもビールや食事が提供され、雨にぬれず、大盛況

私たちは、ここでケーキを買って、そのまま宿に直行しました

 

宿でお蕎麦を作って温まってホッと一息

 

その後、さすがに疲れて、夕方までお昼寝
 
目が覚めたら雨はやんでおり、これからお天気どんどん回復しそうな気配がしたので、湖の方までお散歩に出かけました
 
サマータイムなので、日も長く、まだ明るいので19時半ごろから散歩スタート

 

 

お気に入りの湖岸のホテルを目指して、瑞々しい木々の間を抜けてお散歩

目の前に幻想的なLoserが見えてきました

どんどん雲が晴れて青空が広がってきます

 

お気に入りのホテル”See Villa”に到着

ここのサウナから上がって湖で身体を冷やしたときに見たこの景色がそもそも、水仙祭を思い出すきっかけとなったことは、”Narzissenfest①”で書きましたが、この山の形状は記憶に残りますねー!

 

 

どんどん雲がなくなっていくので、きっと湖岸にでたらダハシュタイン連峰の氷河まで見えるかもしれない!と、お祭りの審査員の方々が立っていた桟橋まで小走りで歩いて行きました

一期一会とはよく言いますが、この時はこの言葉がまさにぴったりくるような、圧倒的な自然の造形美に息をのみました

 

穏やかな湖面が鏡のように景色を写し、先を歩く主人も完全に景色に溶け込んでいます

 

その間にもどんどん景色が変化していきます

口を開けた巨大なお魚にも見えまませんか?

 

Loser側も鏡のよう

 

たまたまもう一カップルがやってきて、写真を撮って頂きました

2万人の人々はどこへ消えちゃったの?

こんなすごい景色なかなか見られないのに、それを味わってるのは私たち4人だけなんて、贅沢すぎます

 

 

 

こちらはダハシュタイン連山側

昼間、真冬の寒さだったので、確実に山頂は雪化粧しているようです

 

 

 

一期一会の景色を楽しんだ後、ぐるりとお祭り会場を回ってみました

先ほどの賑わいが嘘のようにガラーンと静まり返った会場にテーブルとイスだけが残されて、祭りの後の寂しさをちょっぴり感じます

 

 

 

広々としたところに出てきました

まだまだ幻想的な景色が続きます

奥はダハシュタイン

 

帰り道、大好きなスノーマンがまだそこに展示されていました

 

Loser山をバックに一枚!何度見ても可愛い表情

マフラーも天然素材にこだわって丁寧に編まれてますね

もう一度スノーマンに会えて嬉しかった~!

 

宿から見えた夕焼けにも癒されます

 

 

 

 

夕食は宿の方にグラーシュをオーダーしたおいたら、瓶詰めのグラーシュとパスタを到着前に準備してくださったので、パスタを茹で、グラーシュを温めてサラダと共に食べました

このグラーシュは町で人気のパン屋さんの手作りとのこと!

とっても美味しかったので、翌日買って帰りました

 

泊った宿のことは別記事で書きますが、リヒテンシュタイン家が持っていた別荘の敷地内で庭師が住んでいたコテージを今回偶然が重なりお借りしました

 

写真のような素晴らしい雰囲気の家具に囲まれ過ごした3日間は初めて尽くしの体験で、人生観がちょっぴり変わるほど。

 

美しい家具や調度品、絵画に囲まれた部屋でお祭りの終わった後の高揚感がまだ続く中、夜は部屋中にキャンドルを炊いて、久しぶりにオペラを聴きました

 

youtubeで次々にオペラの大好きなアリアが流れ、今日のお祭りの写真を振り返りながら、なんとも至福の時間

 

主人と話したのは、この家の雰囲気がまさにオペラにぴったりなので、自然と今日はオペラをBGMにしたいという気持ちになったよねということ。 アンティークなものに囲まれた空間が作り上げる雰囲気と音楽がぴったり一致したのでしょうね。これも不思議な体験でした。(ウイーンの家ではそれほどオペラのアリアを聴くことはないので・・・)

 

朝から真夜中まで、様々な体験ができて最高に楽しい一日となりました

 

翌日は水仙の咲く草原をちょっぴり散歩

その模様は次に続きます

 

今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございます