ソフィー・マルソーの過去から来た女 (2007年/仏) | 映画とわたしとイタリアと

ソフィー・マルソーの過去から来た女 (2007年/仏)

キラキラピンク・・・改竄・・・キラキラピンク
ソフィー・マルソー監督
「ソフィー・マルソーの過去から来た女」(2007年/仏)

ソフィー・マルソーの過去から来た女 [DVD]

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当時14歳のソフィー・マルソーが出演した「ラ・ブーム」を観て以来、
わたしは彼女の。それ程、ソフィー・マルソーの可愛さ可憐さは、
わたしにとっては衝撃でしたぽわわん*ピンク

ソフィー・マルソー 「ラ・ブーム」 [DVD]
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レヴューを書きましたコレ
http://ameblo.jp/happytears/entry-10078554645.html

女優生活約30年。そのソフィー・マルソーが監督に乗り出したのが
本作です。ソフィーは脚本にも参加、彼女自身も出演しています。


映画とわたしとイタリアと-Sophie Marceau
キラキラ女優 ソフィー・マルソー Sophie Marceau
1966年11月17日生まれ 仏・パリ出身
<近年の出演作品>
アントニー・ジマー(2005年) *日本未公開
あなたにも書ける恋愛小説(2003年)
ソフィー・マルソーの愛人〈ラマン 〉(2003年) *日本未公開


まだまだ綺麗なソフィーは、自分を美しく見せることに余念がない。
しかし相手役のクリストファー・ランバートはというと、もうカッサカッサ。
元妻はダイアン・レインのセクシー男優と呼ばれた人ですよ。いくら
やつれた役柄とは言え、こんなに乾燥する必要はあったのだろうかと、
最近の写真を探したら、本人が歳をとってしまっていた。それじゃ~
仕方ないか。でももう少し肌に保湿クリームを塗るのとか、髪型を工夫
するとか、男としての色気が欲しかったmark.*


若き頃こちら二枚目だ
映画とわたしとイタリアと-Christophe Lambert

キラキラ俳優 クリストファー・ランバート Christophe Lambert
1957年3月29日生まれ 米ニューヨーク州ロングアイランド出身
2歳でジュネーヴ、後にパリへと移る


はっきり言わせてもらうと、サスペンスとしても人間ドラマとしても
捻りが足りない。深みがないんだよなぁ。でもテンポはいいし、
それなりに引き込まれる作りにはなっているんですよ。正直、一回
観ただけでは分からないところがある映画です。現にわたしは1時間
を過ぎたあたりまで、何のことやら、さっぱり分からなかった。


役者というのはキャリアを積むと、自分ならこう演じる、自分ならこう
撮るというのが膨らむものでしょうし、監督業に挑戦するというのは
役者にとっては自然なことなのかも知れませんね。監督によっては
自由に演じさせてくれない人もいるでしょうから。


妻クロエを亡くしたショックから記憶障害にまで陥った警部ジャック。
そんな彼の前に突然、ある美女が現れる。彼女に言われるままホテル
ノルマンディへと向かうと、ホテル経営者であるアントワーヌの失踪
事件が起こっていた。


たんぱく質を中心にビタミンA,C,Eの補給が早急に必要・・・
クリストファー・ランバート(右)こちら
映画とわたしとイタリアと-LA DISPARUE DE DEAUVILLE4


その後もジャックの前に現われては消える謎の美女。しかし彼女は
36年も前に死んだ大女優に生き写しだった・・・ということで、その
美女役がソフィー・マルソー、警部ジャック役がクリストファー・ランベール
です。過去の真実を紐解く、サスペンスですね。

ホテル経営者アントワーヌ(左)と美女との関係は???こちら
映画とわたしとイタリアと-LA DISPARUE DE DEAUVILLE1

3歳で母を亡くしたアントワーヌの息子(左)こちらが父を恨む理由とは???
映画とわたしとイタリアと-LA DISPARUE DE DEAUVILLE2


まず画面上部にチラチラ黒いマイクが一度、二度、三度、四度・・・と
写り込んでいて、これは確信的な演出だなと。どんな伏線なんだ??
と、胸が高鳴りましたが、あれ~(ノ゚ο゚)ノ映画でこんなミスは有り
得るのだろうか。わたしはてっきり「蒲田行進曲」的な映画なのかと。
もしここにソフィの思惑があるのなら、観客に分かるようにしないと。

関係ないけどこちらは未見でしたら是非
蒲田行進曲 [DVD]

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ソフィー・マルソーの長所でもあり短所でもある《わたしはソフィー・
マルソーよ
》という自己顕示欲が作品としては裏目に出たと思けれど、
見所をソフィーとすれば、画として綺麗な場面はありますよ。だって
ソフィーはFemme fatale・・・ファム・ファタールだしこちら
映画とわたしとイタリアと-LA DISPARUE DE DEAUVILLE3


考え過ぎて悪いことはない。でもそこから何をどう省いて観客に見せる
か、映画はその完成品が勝負。真実が明らかになるごとに観客を
惹き付けるものがないと、表面的な工夫しか伝わっては来ない。

《フランス映画祭2008》のオープニング作品として上映され、女流
ヒッチコックと絶賛を浴びた作品だというが、いくらなんでもそれは

ないだろう冷

過去と戦う人々の話しでもあるのですが、心に迫るものがない。
もっと言えば、が弱く悪い意味ですっきりしない映画。それにあんな
ラストで本当にいいの???・・・ソフィーハート

ストーリー本
謎めいた美女からホテル王の失踪事件の調査を依頼されたパリ市警
のジャック。ホテルへと調査に向かった彼は、秘密の隠し部屋401号室
で驚くべき写真の数々を発見する。何とそこに残されていたのは36年前
に交通事故によって死亡した大女優の膨大な数の写真。愕然とする
ジャック。何故ならその女性こそ、紛れもなくジャックの前に現われた
美女だったからだ。

キャスト眼 目
ソフィー・マルソー、クリストフ・ランベール、ニコラ・ブリアンソン、
シモン・アブカリアン、マリー=クリスティーヌ・バロー、ロベール・
オッセン、マリルー・ベリ、ジュディット・マーレ 他


音楽:フランク・イル・ルイーズ
撮影:ローラン・ダイヤン
脚本:ソフィー・マルソー、ジャンギード・スピネッリ、ジャック・デシャン
原題:LA DISPARUE DE DEAUVILLE 約1時間54分