◆どっちでも我が人生◆
私の父は、40代で脱サラして
葬儀屋をはじめました。
つい1年半くらいまで現役で
25年くらい続けていたと思います。
葬儀屋開業に伴い
母はなかなか稼いでいた自分の仕事を辞め
父と同じく25年ほど
葬儀屋の社長の「奥さん」として
時に現場に立ち
時に接待ゴルフにでかけ
(接待なのにドラコン賞とかニアピン賞とか必ず取ってくるけどw)
父と二人三脚でやってきた。
(従業員、協力会社のみなさまの支えがあったところももちろん大きいです!)
最終的に事業をたたむ時に
まあ、夫婦間のいろんなことが
あったようだけど・・・
それはまた別の話として
今日は、
家業を持つ家に生まれた
子供の気持ちを書きます。
家業だけでなく
国家資格が必要な職業(医師、看護師、弁護士など)
公務員(警察官とか消防士とか特に)
などを親がしていた場合、特に親だけでなく一族の多くが同じ職業についている場合も似ていると思います。
うちは、私がまあまあ大きくなってから家業を持ったので、生まれた時から親が事業をしていた場合はなおさらだと思いますが・・・
親の仕事を継いであげたい
多くの事業家の子供(カッコいい言い方w)が、一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか?
逆に
絶対、親の仕事なんて継ぐものか
と反発する子も結構多いかもしれません。
絶対、親の仕事なんて継ぐものかの場合は、だいたいの答えはカンタンです。
「絶対継ぐものか」の裏には、「本当は継ぎたい」が隠れていることが多いです。
親の仕事に興味があって、自分やってみたいのに
「親のようにできるか不安」
「親の期待に応えられる自信がない」
のです。
「父さん、僕、父さんの仕事継ぐよ」
なんて言おうものなら、親は大喜びです。
期待します。そりゃー期待しますよ、自分の子供ですもん。
そんなの子供いない私だって親の気持ち手に取るようにわかりますよ、絶対期待しますよ!!
すると、無言有言にかかわらず、
親のプレッシャーに耐えられなくなる・・・
と、想像できてしまうので、本当はやりたいのについ
絶対、親の仕事なんて継ぐものか
と本当の自分の気持ちにフタをしてしまうんですね。
絶対、親の仕事なんて継ぐものか
と思っている方は自分の意志として「親の仕事を継ぎたい」があることが多いので、ぜひとも素直になって継ぐのがいいと思います
一方、人生の長い時間を苦しんで生きてしまいがちなのは
親の仕事を継いであげたい
と思っている子供の方ですよーーー!!
はい・・・
そうです・・・
御多分にもれず、何を隠そう、
私のことですね。
親の仕事を継いで「あげたい」
この「あげたい」に注目してください。
だって、「継いであげたら」お父さん喜ぶでしょ?
お父さんが喜ぶってことは、お母さんが喜ぶでしょ?
親を喜ばせたいでしょ?
親の期待感じるでしょ、それに応えたいでしょ?
ならば一択だよ、親が喜ぶから
その仕事、継いであげましょう!!
しかし・・・
なんか苦しい
なんか楽しくない
なんか違う
そりゃそうでしょー
そこに自分の気持ちはない。
「継ぎたい」は自分の意志 だけど
「継いであげたい」には自分の意志はなく、親の意志の尊重にすぎません。
「継いであげたい」の前に
「本当は●●になりたいけど」が隠れていないか、よーーーーーーく自分に聞いてあげてくださいね。
あと、セットで
「本当は●●はやりたくないけど」も隠れているのもお忘れなく!!!
私、その昔アイドル歌手だったんですが
事務所をやめることになり、以前のようには続けられなくなってしまったんです。
まあ、アイドル歌手はやりきった感が大きかったので、違う人生もありだと思っていました。
とは言え、しばらく放心状態だったので
何も先が見えないならば・・・
親の仕事を継いで「あげたい」
と思ってしまったんです。
そこから、<修行>のために都内の葬儀スタッフの派遣バイトをはじめました。
先輩怖くて、意地悪な業者の人とかもいて、寒くて、
下僕扱いされて(実際はそんな気がしただけ)もうほんと<修行>だった。
そりゃそうだ、自分で<修行>って決めて働きに行ってるんだから、<修行>という現実がやってくるよね。
そして、親と一緒に現場に出れば、父はいろいろ教えてくれるけど、母は娘にやらせたくない仕事がたくさんあるようで、何かをやろうとするたびに「これはやらせない」と止めてくるのでした。
うざい(笑)
(葬儀屋さんというのは、なかなか想像できないような、ほんと信じられないようないろんなことを見えない仕事があるのです)
私の場合は、その「●●になりたい」に
「自分の事業の社長になりたい」が隠れていたことに気づき、期待してくれた父には申し訳なかったけど、きっぱりと「やっぱり継げない」と宣言して辞めさせてもらいました。
そして、さっさと自分の事業(占いビジネス)を起こしました。
(親を相当がっかりさせちゃったけど、自分の気持ちを優先したことに悔いなし!)
また、セットで隠れていた「●●はしたくない」は、まずは
「髪の毛を黒くしたくない」
「ネイルをやめたくない」
ということでした。
(お恥ずかしながらまだまだギャルいお年頃だったのです)
でも、そんなことは好きな仕事ならいくらでも我慢でけいる範囲ですが、本当に見ないふりしてたのはコレ・・・
親と一緒に
働きたくない
で
す
よ
ね
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そんなこと最初っからわかってたーー
でも、家業を継いで親を喜ばせたかった。
弟いるけど継がないって言うし、私が継がずに誰が継ぐ?
親の期待に応えたかった。
だから、
自分の一番
「したくないこと」
を心の奥底に隠して、がっちり鍵をかけていた。
そんなわけで
私は今、親とまったく違う仕事をしているのですが
サラリーマンではなく自分で仕事をしていくというスタイルは、父の姿を見ていたからだと思います。
父は7人兄弟なのですが、おじさんたちのほとんどが事業家でした。
親の仕事を継ぐのはやめよう!と決心したあなた。
とは言え、何をしたらいいかわからない
とお悩みでしたら、先祖代々どんな仕事をしてきたか調べてみると意外とヒントがありますよ〜
うちは父方が事業家・地主家系、母方は事業家と医者家系だったので、それをミックスさせた働き方を考えて今の業務形態にたどりつきました。
あと
西洋占星術で見ると私、
「葬儀」「病院」「不動産」にめっちゃ縁があるーーー!!
(占い、スピリチュアルもね)
しかし、事業家運はあんまりないので、大きな会社を作ると言うより、人が集まってくる会社にしようと思っています。
ここ2年、当たりすぎて怖くなり封印してきた
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