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MRI検査。

全く大きくなっていない検査結果を報告する。

やっと応援して貰える!と思った娘は嬉しそうだった。

しかし、主人の反応は、

「え、もう検査行ってきたの?」

から始まった…。

そして検査結果を伝えると、喜んでくれるのかと思ったが、

言葉を詰まらせ、

「…それでもダメ。」

と、言い始めた。

訳が分からない娘は、

「どうして?」

と、聞く。

「…だってお金ないからさ。」

先週まで、個別教室へ行ってもいいから、

お金の事は心配しなくていいから、勉強頑張れ!

と言ってくれていたのに…

娘は訳が分からず泣き始めた。

それを聞いた息子が、

「僕、習い事全部やめる。公立中学校、高校へも行く。

だから、こんなに頑張ってきたお姉ちゃんをあの学校へ行かせてあげて!!」

と、言った。
そのたくましい姿に胸を打たれた。

「私も働くので、お願いします。」

と、皆で頭を下げた。

しかし、答えはNO。

怖かった検査も娘の為に乗り越えた。
もし手術して成功しても、答えはNOだったと思うと、
泣けてきた。

そして、最後は、

「子供の前では、お金の話なんて聞かせたくなかった!」

と。。。
私はお金の話なんて、言っていなかったのにな…
そういう発言がいつも私を苦しめて来た事が、分かって貰えない。

全部私のせい。

病気になったのも
転勤になって好きな仕事が出来なくなったことも
東京へ転勤願いを出したのも
家族で幸せに暮らせないのも

全部私のせい。


一年以上前に、娘が電話した時、

「お父さん、合格したら一緒に住んでくれる?」

「…お母さんはいいって言ってるの?」

「ちょっと待って!聞いてくる!」

少し戸惑いがあったが、子供達の為だと思いOKを出した。

「いいって言ってるよ!私、受験頑張るね!」

と、約束したのに…


夫は、その約束はすっかり忘れていたようだ。

「そんなの覚えていない。」


と、言われた娘の顔を忘れる事が出来ない。


娘は身体の力が抜けたように、動かなくなってしまった。


ダメは、ダメでも仕方がないかもしれない。
でも、言い方は考えるべきだ。

泣いている娘に、夫がかけた言葉は、

「たまには力抜いたらええやん。」

 

だった。


ずっと受験終わったら好きな事しよう!と言ってきた。
それでやりたい事も我慢してきた事もあった。
力を抜くのは、合格してから…。
そう自分で耐えてきたのだ。

お父さんのアドバイス通り志望校を探し、決め、

邁進してきたのに、
急にダメと言われる絶望感。

「そこしかダメなん?
全部の学校見たの?

オープンキャンパス全部行ったの?
でもお金ないからしたい事はさせてあげれない。」

私が聞いていても怖かった。
娘はただ嬉しくて報告していただけ。

「そんな言い方ないでしょう?今までどれだけ頑張ってきたか…
後数ヵ月で終わる、という所まで来ていて、
『受験やめろ、力を抜け?』
どうして頑張ってきた事を認めてあげないの?
『頑張ってきたのに、ごめんな。』
って言って欲しいと思うよ。」

そう言っても、言えない人。
黙ったままだった。

娘が急に起き上がっていった。

「私の話を聞いてくれて、ありがとう。
分かった、もう諦めるね。」

こんなに苦しい事を経験させてしまった事を、
深く深く謝った。
謝るしか出来なかった。

ここまで読んで下さって、ありがとうございました。
MRIの結果を書いたら、「本当に良かった!」とメッセージを送って下さった方がいて、救われました。
いつも励まして頂いて、誠にありがとうございます。
子供とこれからの道を検索していきます!


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