私は人が才能を発揮している姿を見るのが大好きです。

少し前になりますが、気になった方が2人。

1人目は動物言語学者の鈴木俊貴氏。
鈴木さんはシジュウカラの言語を発見した方で、シジュウカラ同士のコミュニケーションの内容を聞き取ることができます。

NHKの「スイッチインタビュー」という番組をご存じでしょうか。
著名人同士の対談番組です。鈴木俊貴氏と料理研究家の土井善晴氏が出演されていました。

その鈴木さんはどういう子供だったかというと、幼少期から生き物が大好き。4歳の時に一家で東京から自然豊かな茨城に移住。野鳥観察をしながら育ったことが今に繋がっているようでした。

2人目は川中だいじさん。15歳のジャーナリストで、日本中学生新聞を中学生の時に発刊。近年、選挙演説会場で直接候補者や党首に取材をする姿に感銘を受けています。

著書によると、政治に興味を持ったのが小学生の時。中学生新聞を手書きで発刊したりという活動も始まりますが、親御さんはそれを温かく見守ります。開票時に候補者の事務所に行く際も付き添いながら、事務所には入らず外で待つ。そんなだいじさんは、中学生になって生徒会会長に立候補。それまでの知見を生かして活動。


現在は高校生ですが、noteで書かれている政治記事を読むと、今後どのような活躍をされるのかが楽しみでなりません。(https://note.com/chuushin)。

この2人に共通しているのが、興味や好奇心を周囲が大切に育てたこと。想像ですが、きっと小学校や中学校では他の子供達とは何か違うものを醸し出していたと思います。もし周囲と同じになることを強要されていたら、ここまで才能を発揮できなかったかもしれません。

さて、大人になってしまったからもう遅いかというと、そうではありません。

例えば、個人投資家として資産を200万円から5億円にしたちょる子さん(https://note.com/kabu_st0ck)は、育休中に家庭の金銭的不安から独学で株式投資を始め、現在は投資家としてでなく著書を出版したり講演等でアドバイスをしたりと活動の幅を広げています。これも、眠っていた才能をちょっとしたきっかけで開花させたと考えられます。

子どもの頃は、「好き」「夢中」「もっと知りたい」という気持ちが、才能の種になります。一方、大人になると、「仕事になるだろうか」「役に立つだろうか」「もう遅いのではないか」という"現実"を先に考えてしまいます。

その結果、せっかく芽を出しかけた才能の種を、自分で摘み取ってしまうことも少なくありません。

キャリアデザインというと、「自分には何が向いているか」「強みは何か」を考えがちです。しかし、それ以上に大切なのは、「何に心が動くのか」に気づくことではないでしょうか。

キャリアデザインとは、今ある能力を活かすことだけではなく、まだ小さく眠っている才能の種に気づき、少しずつ育てていくことでもあります。

人は、心が動くものに出会うと、時間を忘れて夢中になります。「なんだか気になる」「もっと知りたい」「やってみたい」そんな小さな心の動きこそが、才能の種なのではないでしょうか。

もし今、あなたの心が少しでも動くものがあるなら、ぜひ見逃さずに育ててみてください。

年齢は関係ありません。心が動いた瞬間こそ、新しい才能が芽を出すタイミングです。数年後、それがあなたらしいキャリアを支える大きな力になっているかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 
 

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8月も終わりに近づきました。
2026年もあと4ヶ月です。


 

「このままでいいのだろうか」
そんな思いがふとよぎることはありませんか。
キャリアを積み重ね、一定の成果も出してきた。けれどどこか満たされない。多くの人はこれを「ミッドライフクライシス」と捉えます。

ミッドライフクライシスとは、
主に40代から60代にかけて、人生の転換期で多くの方が経験する心理的な不安や動揺のこと。仕事や家庭、身体の変化(更年期)が重なり、虚無感や若さへの執着、抑うつが生じるとされています。

コーチングのクライアントさんにも、まさにこの課題に直面されている様子がみられるケースは少なくありません。


私自身も、40代に入った頃から、独立してどのように事業を展開していくか、自分のスキルアップをどうするか?と、大忙しでありながら、ふとした瞬間に「老い」や「人生の終わり」が頭を過り、どうしようもない心理的葛藤の渦に巻き込まれそうになったものでした。当時はそれを的確に表す言葉はなかったのですが、今思えば「ミッドライフクライシス」でした。

「ミッドライフクライシス=危機」と考えてしまいがちですが、この現象を別の角度から捉えることもできます。心理学者 ナンシー・シュロスバーグ は、人生には誰にでも「転機(トランジション)」が訪れると述べています。

転機とは、単なる出来事ではなく、
「それまでの前提や役割が揺らぐプロセス」
つまりミッドライフの違和感は、問題ではなく「移行期」ではないでしょうか。


では、この転機をどう乗り越えるのか。
シュロスバーグは「4つのS」という枠組みを提示しています。

■Situation(状況)
 何が起きているのかを整理する
■Self(自己)
 自分の強みや価値観を見つめる
■Support(支援)
 誰が支えてくれるのかを明確にする
■Strategies(戦略)
 どのように対処するかを考える

この4つを整えることで、人は転機を「危機」ではなく「成長の機会」に変えることができます。

ここで支援の役割を果たすのがコーチング。

コーチングは、まさにこの4つのSを整理するプロセスそのものです。
・今、自分に何が起きているのか(Situation)
・自分は何を大切にしたいのか(Self)
・誰とつながり、支え合うのか(Support)
・これからどう行動するのか(Strategies)

対話を通じてこれらを言語化することで、「自分はこれを大切にしたかったのか」と腹落ちする瞬間が生まれます。そして、漠然とした不安は「選択可能なテーマ」へと変わります。特に、管理職の方など仕事に一生懸命な方ほど、役割や責任に縛られ、自分自身の転機に気づきにくいものです。だからこそ立ち止まり、自分のキャリアを主体的に捉え直すことが重要になってくるのです。

ミッドライフクライシスは、「人生の後半戦に向けて、自分の軸を再構築する転機」です。違和感は、間違いなく次のステージへの入り口です。私も40代に感じたモヤモヤがあったからこそ、その後への活力を引き出すことができたと感じています。

最後に、簡単なチェックです。
□ 最近「このままでいいのか」と感じることが増えた
□ 役割には応えているが納得感が薄い
□ 今後の方向性を考え始めている

もし当てはまるなら、あなたは今「転機」の中にいます。
その転機は、受け身で乗り越えるものではなく、「自分の人生のハンドルを握り直すタイミング」でもあります。つまり、自ら意味づけし、エネルギーとして活かしていくものです。

より自由に、より自分らしく。ここからのキャリアは、“自分で選ぶ人生”へと変えていくことができるのです。

 

 

 
 

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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 

1月2日、修正会(しゅしょうえ)法要のため、浄土宗のお寺を訪れました。
 

 

 

 

 

 

法話では「南無阿弥陀仏」の意味に触れられました。
浄土宗では、法要で「南無阿弥陀仏」を十編唱えますが、いつも何も考えずにやっていました。
 

「南無」は「お任せします」「委ねます」
「阿弥陀仏」は「阿弥陀様」
 

つまり、「南無阿弥陀仏」は「阿弥陀様にお任せします」「阿弥陀様の救いを信じます」という阿弥陀仏に対する信頼と尊敬を表しているということです。その意味をかみしめながら、手を合わせてお念仏を唱え、いつもとは違った感覚を得られました。
 

さて、これまでも意味を認識せずに手を合わせてお念仏を唱えていたのですが、本堂を出る時には不思議と心が落ち着きます。仕事以外の責任も増えて心がざわつきがちですが、それらが消えて前に進むエネルギーが湧いてきていました。ちなみに、私は特に仏教徒というわけではありませんが、それでも、です。
 

あの場に座って手を合わせるという行為が「いま、ここ」を認識させてくれているのだと思います。
 

折しも、手に取った本にこんな一説がありました。

******************************

行動から入って心をつくる方法

 人の気持ちと行動はたがいに強く影響し合っています。強い気持ちは行動につながります。
 逆に、行動すると、その行動にあった気持ちが湧いてきます。心は形になって現れるし、逆に、形から入って心をつくることもできるわけです。

<「心眼力」野口嘉則著(サンマーク出版)p.94より引用>

******************************

野口氏のこの言葉は、コーチングを学び始めた時の経験につながります。何も情報がない(1999年当時はコーチングに関する情報は皆無でした)真っ暗闇の中でとりあえずワークショップに参加したのでした。その行動が現在につながっています。


「形から入る」よく耳にします。
身近なところだと、ゴルフなどスポーツを新たに始める前にウェアを揃えたりするケースは少なくありません。
行動が一歩を踏み出させてくれている経験をされた方もあるでしょう。
 

年の初めにあたり、新しいことに挑戦しようという目標を立てた方も多いことでしょう。
 

「まず情報を精査してから」「スキルを備えてから」という「まず準備を整える」のも確かにありです。
しかし、「行動」から入るということを試すのもおすすめです。
内面的なことは、それによって追いつき整っていくかもしれません。

 

例えば、新しい資格に挑戦したいけど自信がないとき、まずはデスク周りを整える、朝一番で関連本を1ページだけ読む——そんな小さな『形』から始めると、自然と気持ちが追いついてくるかも。


2026年の大晦日を「目標が叶った」「やりたかっことをやれた」と明るい気持ちで迎えるために、まずは今週中に『やりたいことリスト』を3つだけ書いてみませんか? それだけで、次の行動が見えてくるでしょう。
 

 

 

 

 
 

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2025年が終わろうとしています。

清水寺で発表された今年の漢字は「熊」でした。

 

熊の人が住むエリアへの出没は、多くの方々にとって大きな問題となりました。私も仕事で行ったことがある街に熊が現れるという、あり得ない事象に心がざわつきました。

 

さて、みなさんにとっての今年の漢字は何でしょうか?

私は「賑」(にぎやかで賑わう、という意味の漢字)。
擬態語で表すと「わちゃわちゃ」が近いです。

 

仕事は、これまでとは違う形でのご要望が多く、新たな出会いもあり、笑ったり、たまに心臓がキュッとなったり・・・わちゃわちゃし続けでした。

 

プライベートは、ピアノで緊張感高まる挑戦の機会を何度も作ってしまうこととなりました。

 

その他には、生まれて初めて選挙活動に足を踏み入れ、ポスター貼りをしたり応援演説に駆けつけ、若い世代の変革へのエネルギーを肌で感じることができたのが印象に残っています。

 

また、コーチとしての幅を広げるために、不得意分野への学びに足を踏み入れ、うんうんうなり続ける日々となってしまいました。

年齢的にも節目の年、もっと落ち着いた一年となるはずが・・・・わちゃわちゃとした「賑」となったのでした。

 

もちろん、よいことばかりではなく、数々の悩み事や困り事も発生。
しかし、均してみると、それも含め、よい意味での「賑」であったと思います。

 

今年の振り返りの方法はいろいろとありますが、漢字一文字に当てはめてみると、改めて今年一年を俯瞰して捉え直すことができますのでおすすめです。

 

今年は世の中が大きく動いた一年で、その影響を受けた方も多いと思います。来年はもっと大きな変化が、よりスピードを増した状況で起きるかもしれません。そこに対処していくためには、今年を総括し、来年に向けて動き出せる自分づくりをしてよいと思うのです。

 

ぜひ今年を振り返る時間を取ってみてくださいね。

 

2025年もお読み下さりありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

どうぞよいお年をお迎えください。

 


近所のフレンチレストランの今年最後の営業日。
今年も美味しく頂きました。ごちそうさまでした。

 
 

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