友人はそのお姉さんと
実家の処分を巡り揉めていました
母はその友人のことも知っていますので
それとなくそのことを
母に話してみました
すると母は
「それはお姉ちゃんが話し合いもせず
勝手に決めたのが悪いのよね
昔からこの姉妹は姉が圧倒的に強くて
いつもお姉さんの言う事を聞いて
折れていたんだと思う」
それを聞いた私は
「それはそうかも
お姉ちゃんは優秀で〇子はいつも
『お姉ちゃんには敵わない！』
と言ってたもの」
「だからお姉さんも〇子は
いつものように言う事を聞くと思ったんだね
でももう〇子ちゃんも家庭を持っているし
昔のように大人しく姉の言う事を聞かない…
家族が出来るとそっちの方が大切になるからね
だからお姉さんの言う通りにはならなかった…
お姉さんは実家を守るから欲しいと思うなら
貰える財産を折半ではなく
その家の価値の分妹に上乗せするからと
〇子ちゃんに寄り添って話していれば
そこまで言うなら…と
また考えも変わったと思う
でもそれはこのお姉さんはしないね
長女だから実家を守る義務がある
だからこそ実家を貰う権利がある
妹だからそれで大丈夫
と思っていたのよ
そんな自分の気持ちだけで
上から押し付けるからダメなのよ
妹の権利も考えてあげないとね
でも今までの関係性もあるから
このお姉ちゃんと仲良くしたいなら
〇子ちゃんが折れるしかないんだよね
きっと今までも〇子ちゃんは
これほどではなくとも
納得出来ない事があっても
ずっと折れてきたんだと思う
でも結婚して家庭を持って強くなり
お姉さんの言う通りには
ならなくなったんだよね
それは当然の事だよ
お姉さんにとっては
何でも思い通りになる
と思っていた妹が主張してきて
それ自体許せない気持ちなのよ
〇子ちゃんがお姉さんと仲良くしたいなら
お姉さんの言う通りにするしかないのよね」
と言いました
母の言う通り妹に寄り添って
上げられる余裕があれば
まとまったかもしれない話だったのに
今までの関係性から
妹に甘えてしまったんですね
そして母は
「〇子ちゃんも
当たり前の主張をしただけなのにね
でもね…
こんな風に兄弟姉妹で
揉めることって実はとても多いのよ
そしてその家の長子として
生まれることにも意味がある」
と話したのです...
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