善光寺の本堂に向かって左には
御札やお守りが置いてあります
本堂からそちら側に
出ようとすると混雑しており
ゆっくりと立ち止まったりしながら
外に出ようとしていると
どこからか視線を感じたのです
私はどうしても気になり
その視線を感じる方を見てみると…
そこには閻魔像（えんまぞう）がありました
『こんな所に閻魔様？』
と思い母に小声で
「ねぇねぇ
こちら
閻魔像って書いてあるけど
本当に閻魔様なの？」
と聞いてみると母は少し驚き
「『そうじゃ、
長い間ここにおるわ』だって…
そして
『世にはびこる悪は許さぬ
今世で許されたと思っていても
必ず罪は償う事になる』
って仰ってるよ」
と言いました
私も思わず
「失礼しました
もう遅いかもしれませんが
これから恥じぬ生き方をしますぅ」
とお参りしていると母が
「ここはお参りする人も少ないんだって
せっかくだから
かえでにおみくじ引いていけって
かえでに言葉をやるって仰ってるよ」
と言うではありませんか
よく見ると確かに後ろに
閻魔大王おみくじがありました
閻魔様の置物の中に
おみくじが入っています
説明を読むと「鏡文字」に
なっているとのこと
簡単に言うと鏡に
映したように裏返しで
おみくじの文字が
書かれているとのこと
母が言うにはこちらの閻魔様が
私のためにお言葉を
くださるとのことで
とっても怖いなと思いながら
おみくじを引くことにしました
おみくじが入っている閻魔様の置物は
色んな方向を向いていましたが
そのなかで直感的に
目が合った閻魔様の置物から
おみくじを引くことにしました
こんなにドキドキしながら
おみくじを引いたのは初めてです…
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