私の夫が母の勧めで
京都市の伏見稲荷大社にあるお店で
購入した狛キツネ様の置物を
会社の神棚から
伏見稲荷大社のお札を別に祀り
そのお札の前に狛キツネ様を置きました
そして夫はそれから毎朝そちらにも
手を合わせるようになっていました
それから半年ほど経った頃でしょうか
夫が最近小さいけど新規の取引が
少しずつ入ってくるようになった
と言うのです
「もしかして本当にこの狛キツネ様に
伏見稲荷大社の眷属神の
キツネ様が宿って
働いてくれてるんじゃないか?」
と夫に言われました
実は私もキツネ様のお顔がなんとなく
微笑んでいるように見えることもあって
本当に宿ってるのかもと思って
母にお願いして見て貰う事にしました
すると母は
「うんうん!本当だね!
眷属神のキツネ様が入っておられるよ!
ピョンピョン跳ねて喜んでくれてるね
良いお仕事してくれてるよ~凄い
今はまだこの大きさのキツネ様で大丈夫だけど
会社が少し成長したと思ったら」
と言ったまま少し黙り考えていた母は
「あともう少ししたらだね
そしたら一回り大きなキツネ様に
買い換えなさい
するとまたその大きさに見合った
一回り大きなキツネ様が入って下さる
そんな感じで会社が大きくなるにつれ
徐々に大きくしていきなさい
慌てて大きなキツネ様を
買ってもダメだからね
そしてそれまでに飾ってあったキツネ様は
次の新しいキツネ様にお役目を託すから
今までありがとうと言って
伏見稲荷大社にお返しして欲しい」
と言いました
すると夫はこの可愛いキツネ様に
情が湧いてお返しするのが寂しいのか
「このまま一緒に...
置いておいても良いかな?」
と聞いていました
すると母は
「それでも構わないよ」
と言われ夫はホッとしていたのでした