2023年4月第5週株式投資日誌 | 初心者大家のブログ

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2011年に2棟のマンションを買って2015年、55歳で早期リタイア。こよなく愛する福岡のこと、愚痴めいた経済コラムも書いてます。

今週の日経ヘイキンズさん、先週末比292円高の28856円と、年初来高値となりました。私の含み損はやや増加しました。金融緩和継続で、NISA枠で保有している銀行株の含み益が減ったのが原因ですがね。

 

 

>日銀は27~28日に開いた金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決めた。就任後初の会合となった植田和男総裁は同日の記者会見で、2%の物価目標の達成に向けて粘り強く緩和を続ける方針を強調した。一方、1998年以降の25年間を対象に緩和策を多角的に評価するレビューの実施も決めた。幅広く緩和の効果と副作用を点検し、持続可能な政策運営につなげる。

 

ご存じない方のために補足すると、1998年はデフレが始まったとされる年で、植田総裁は同年から2005年まで金融政策を決定する審議委員の1人でもありました。いわば当事者でもあるわけで。

 

以前も書きましたが、植田さんが審議委員時代の2001年の金融決定会合で交わした言葉を再録。

 

>量的緩和への転換で実体経済に目に見える効果がなければ、当座預金残高目標の引き上げを際限なく迫られる懸念も強い。山口副総裁は「イリュージョンを利用しようとして、そういう説明をすればするほどリスクも同時に大きくなってくる」と警告した。

 委員の間ではこんなやりとりもあった。
 植田委員「期待インフレ率が上がって金利が上がっていったり、景気がよくなっていくとなれば良いが、ならないと地獄になる
 武富委員「そう、地獄だ。もっともっともっとということになる」
 植田委員「願わくは、このようなことを意味がないなと途中で納得してくれることを期待することではないか

2011年7月30日付日経本紙 
日銀決定会合の議事録(01年1~6月)、「量」か「金利」か巡り激論。

 

さて「地獄」をどう検証するんでしょうかね。