屋敷跡とお稲荷様 | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

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世田谷の住宅街の一角、今まで高い塀に囲まれたお屋敷があったところが急に見通しが良くなりました。

広い敷地に稲荷社の社と鳥居だけが取り残されている光景はちょっと異質。

地面には縄張りしてあるので戸建て住宅が建つようです。

 

業者からすれば全部更地にして売りたいところなんでしょうが、お稲荷様は商売繁盛の神様、

撤去するわけにもいかなかったものと思われます。

 

江戸時代、大名が屋敷に稲荷社を勧請するのはよく行われていたそうで、江戸の三代名物は伊勢屋稲荷に犬のくそ、と言われていたそう。

伊勢屋は上方の商人の屋号、今でも東京では伊勢屋を名乗る和菓子店をよく見かけます。

稲荷はそれぞれの大名屋敷に勧請された稲荷社の数が半端ではない事を示しています。

霊験あらたかな稲荷は一般にも解放されていたそう。

犬のくそは原則犬は放し飼いで、クソの後始末がなされない事から町のいたるところに落とし物が放置されていたようです。

今は知りませんがパリの早朝、散歩する犬の落とし物はそのまま捨て置かれ、道は犬の落とし物だらけでした。

 

さてこの稲荷社、今後どうなるか、見守っていきたいと存じます。