演奏者と観客 | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

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和太鼓その他のあれやこれやを綴ってまいります。

夏祭りに向けて最後のチーム練習を行いました。

指導者がいない高齢者チーム、なあなあになっていると言われても仕方がない状態かと。

演奏会の大事な話をしている最中に世間話をしていたり、曲を完璧にマスターして演奏会に臨もうという気概が感じられなかったり、前回グダグダの演奏をしておきながらそれがなかったかのようにリベンジしようという気迫が感じられなかったり・・・。

 

我々の演奏は伝統的にどちらかというと一本調子、音の緩急やダイナミックレンジ(音の大小の差)が足りません。

 

これは何とかしたいと思い、そのため持ち曲に演出性を高めた編曲をしての練習をしてきました。

 

「祭り」という曲がそうなんですが、曲の最終盤に音を小さくして行き、再び大きくしながらかつ早くして行くところを付加しました。

 

音が小さくなると観客は集中するようになります。

そこからまた極大な音に。

 

原曲は元々ここはすべて同じテンポで演奏するようになっていました。

 

二代目の指導者の時、最後の4フレーズをだんだんテンポアップして演奏するように編曲が施されました。

恐らくすべて同じテンポだと物足りなさを感じたんだと思います。

 

今回はより演出性を高めるため一旦音を小さくしてそこから大きくしていく編曲にしました。

 

あるメンバーは元のように大きな音で打ちたいという人もいますが、それは打ち手のこちらの気分優先で、観客の事を考えていない事になるんじゃないかと思います。

 

打ち手が上機嫌で打ちたいのはわかりますが、演出はそういうところに手綱をつけて制御していくという事。

全員で真剣に練習しないとその効果が望めません。

その練度を見せるのも演奏の醍醐味なんだと思います。

 

昔の太鼓は大きな音で迫力を前面に出す演奏が太鼓らしいと評価されていましたが、和太鼓も音楽性が付加されるようになりました。

 

人前で演奏する場合はきちんと練習を積んだものにしたいものです。